Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

テューレ・ラングストレムの劇的間奏曲集を聴く

2017-08-31 07:17:39 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1884年生まれのラングストレムが、
1916年から1918年にかけて作曲した劇的間奏曲集である。
今回聴いたCDは、ミハイル・ユロフスキ指揮、
ノールショッピング交響楽団の演奏による。
第1曲導入部(アレグロ・パテーティコ)は、
力強くしかし悲愴感を示しながら始まる短い曲である。
第2曲舞踏風に(ポコ・アレグロ)は、悲しげな旋律に始まり、
木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
第3曲ノットゥルノ(アンダンテ・コン・モルト)は、
ゆったりとした牧歌的な旋律で始まり、木管楽器や金管楽器が活躍する。
途中で北欧的な感傷的な旋律が奏でられ、冒頭の部分が再び繰り返される。
第4曲哀歌(アンダンテ)は木管楽器の叙情的な旋律で始まる。
やがて弦楽器による重々しい旋律が現れ、最後は静かに終わる。
第5曲行進曲風に(アレグロ・リゾルート)は、
力強く弦楽器が叙情的な旋律を奏でて始まり、
金管楽器も加わり、行進曲風に進行し、最後力強く終わる。
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ヒューゴ・アルヴェーンの岩礁の伝説作品20を聴く

2017-08-29 07:24:19 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1872年生まれのアルヴェーンが、
1904年に作曲した岩礁の伝説作品20である。
今回聴いたCDは、ニクラス・ヴィレン指揮、
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の演奏による。
淡い弦楽器の音の上で、木管楽器が旋律を奏で、
それを金管楽器が引き継いでいき、
叙情的で壮大な感じを受ける旋律が奏でられていく。
暗く強い風が吹き荒れる岩礁と打ち寄せる海からの波、
その情景を描写した作品であり、荒々しさが示される。
その荒々しい部分が終わったあとは穏やかな感じになり、
再び金管楽器により盛り上がったあと、
弦楽器の叙情的な旋律が現れ、他の楽器にも受け継がれる。
そして再び金管楽器を中心に荒々しい部分が現れ、
盛り上がりをみせ、最後は静かに消え入るように終わる。
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ダグ・ヴィレーンの演奏会用序曲第1番作品2を聴く

2017-08-28 05:30:17 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1905年生まれのヴィレーンが、
1931年に作曲した演奏会用序曲第1番作品2である。
今回聴いたCDは、トマス・ダウスゴー指揮、
ノールショピング交響楽団の演奏による。
金管楽器の強奏のあと、弦楽器が主題を奏でていく。
それを繰り返す中、金管楽器が加わり華やかさを増す。
そのあといったん穏やかになり、
木管楽器や弦楽器で、牧歌的な旋律を奏でていく。
そして、打楽器と金管楽器で華やかで力強い感じになり、
穏やかな旋律と華やかな旋律が交互に現れていく。
最後は金管楽器と打楽器で盛り上げていき、
輝かしく邁進していくような中、力強く終わる。
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ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエルの交響曲第4番イ長調「ホルミア(ストックホルム)」を聴く

2017-08-27 09:31:46 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回からスウェーデンの作曲家の作品を取り上げる。
今回とりあげるのは1867年生まれのペッテション=ベリエルが、
1929年に作曲した交響曲第4番イ長調「ホルミア(ストックホルム)」である。
今回聴いたCDは、ミハイル・ユロフスキ指揮、
ノールショッピング交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、生き生きとした旋律で始まる。
北欧の牧歌的な自然を奏でているような明るく魅力的な第一主題である。
第二主題はやや叙情的な部分を感じさせる。
第一主題を中心に展開されていき、
金管楽器が鳴り響く中、明るい響きで終わる。
第二楽章アンダンテ・コン・モート-アレグロ・モルト-
テンポⅠは、低弦で旋律が奏でられて始まり、
それに金管楽器や木管楽器が絡んでいく。
明るく舞踏風な旋律が奏でられていき、
打楽器と金管楽器が華やかさを加えていく。
中間部の木管楽器の奏でる甘美な旋律がいい。
金管楽器がファンファーレ風に旋律を奏でたあと、
冒頭の舞踏風な旋律が弦楽器や木管楽器で奏でられ、
中間部の木管楽器による甘美な旋律も現れ、
ホルンの優しい響きの中で終わる。
第三楽章モデラートは、ホルンの吹奏で始まり、
混沌とした感じの中で、弦楽器も旋律をゆるやかに奏で、
やがて力強く躍動的な旋律が弦楽器などによって奏でられ、
木管楽器も絡み、打楽器も加わり徐々に盛り上がりをみせる。
ホルンの吹奏のあと、木管楽器がゆったりとした旋律を奏で、
牧歌的な感じが続いた後、再び躍動的な旋律が奏でられ、
やがて弦楽器が甘美な旋律を奏で、木管楽器が引き継いだあと、
再び躍動的な旋律が現れ、金管楽器が華々しく旋律を奏でていく。
最後は盛り上がりを見せた途中で突然終わる。
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アスガー・ハンメリク(ハメリク)の交響曲第6番ト長調「精神交響曲」作品38を聴く

2017-08-24 05:24:54 | 古典~現代音楽デンマーク編
今回とりあげるのは1843年生まれのハンメリク(ハメリク)が、
1897年に作曲した交響曲第6番ト長調「精神交響曲」作品38である。
今回聴いたCDは、トマス・ダウスゴー指揮、
ヘルシンボリ交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器の力強いトゥッティで始まり、
その後弦楽器が生き生きとした主題を奏でていき、
もう一つは対照的でゆったりとした穏やかな主題が現れる。
主題は展開部で変形されていき、最後は弦楽器のみで穏やかに終わる。
第二楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
力強い弦楽器の活気ある弦楽器の演奏で最後も力強く終わる。
第三楽章アンダンテ・ソステヌートは、
穏やかで素朴な旋律が弦楽器によって奏でられて始まる。
盛り上がりをみせる部分もみられ、
弦楽器の中で交互に旋律をやり取りする部分もみられ、
最後は静かに穏やかに終わる。
第四楽章アレグロ・コン・スピリートは、
弦楽器が堂々と生き生きとした旋律を奏でて始まる。
躍動感がありながら北欧的な音を感じさせ、最後は力強く終わる。
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