今回は1907年生まれのブラジルの作曲家、
カマルゴ・グァルニエリが、
1944年に作曲した交響曲第1番を取り上げる。
聴いたCDはジョン・ネシュリング指揮、
サンパウロ交響楽団の演奏である。
第一楽章「荒々しく」は、トランペットが奏でる旋律で始まり、
このリズミックな第一主題に低音の金管楽器も絡んでいく。
この荒々しい旋律はヴァイオリン、ピアノ、オーボエなど、
他の楽器にも引き継がれていき、シリアスな感じである。
第二主題はチューバによって奏でられて始まる。
トランペットがそれを引き継ぎ、他の楽器に移っていく。
この後各主題は展開されていくが、リズミックなところがいい。
再び最初の主題が現れるが、そのあとも主題は様々な形に変化し、
ティンパニと金管楽器の鳴り響く中、最後力強く終わる。
第二楽章「深遠な」の最初の旋律は夜想曲のような感じで、
ホルンから始まり、続いてファゴット、
他の楽器へと旋律が引き継がれていく。
中間部はバス・クラリネットの奏でる旋律で始まる。
それはトランペットなど他の楽器に引き継がれ、
弦楽器が引き継ぐと打楽器と金管楽器も加わり、
徐々にそしてドラマティックな盛り上がっていく。
この音楽が静まるとフルートがその旋律を繰り返し、
冒頭の旋律が再び現れ、穏やかな感じが戻ってくる。
終わりの方でいったん情熱的に盛り上がりをみせ、
木管楽器中心に旋律を奏でたあと、最後静かに終わる。
第三楽章「とても、陽気に」は、ソナタ形式で書かれている。
第一主題はホルンと木管楽器で奏でられる力強い旋律である。
それを弦楽器など引き継いでいき、リズミックに進行していく。
第二主題はイングリッシュ・ホルンによって奏でられ、
それは抒情的で、旋律は弦楽器がそれを引き継いでいく。
金管楽器がそれに絡んで壮大な感じも加わっていく。
そのあとは展開部に入り、第一主題から変形されていく。
荒々しいリズムと金管楽器と小太鼓の活躍は、
第二次世界大戦中という当時の世界の情勢が関係するのだろうか。
イングリッシュ・ホルンの音が平和を願う声のようにも聴こえる。
最後はこの第二主題が中心となり、壮大な音楽となり、
金管楽器と打楽器を中心に盛り上がったところで終わる。
カマルゴ・グァルニエリが、
1944年に作曲した交響曲第1番を取り上げる。
聴いたCDはジョン・ネシュリング指揮、
サンパウロ交響楽団の演奏である。
第一楽章「荒々しく」は、トランペットが奏でる旋律で始まり、
このリズミックな第一主題に低音の金管楽器も絡んでいく。
この荒々しい旋律はヴァイオリン、ピアノ、オーボエなど、
他の楽器にも引き継がれていき、シリアスな感じである。
第二主題はチューバによって奏でられて始まる。
トランペットがそれを引き継ぎ、他の楽器に移っていく。
この後各主題は展開されていくが、リズミックなところがいい。
再び最初の主題が現れるが、そのあとも主題は様々な形に変化し、
ティンパニと金管楽器の鳴り響く中、最後力強く終わる。
第二楽章「深遠な」の最初の旋律は夜想曲のような感じで、
ホルンから始まり、続いてファゴット、
他の楽器へと旋律が引き継がれていく。
中間部はバス・クラリネットの奏でる旋律で始まる。
それはトランペットなど他の楽器に引き継がれ、
弦楽器が引き継ぐと打楽器と金管楽器も加わり、
徐々にそしてドラマティックな盛り上がっていく。
この音楽が静まるとフルートがその旋律を繰り返し、
冒頭の旋律が再び現れ、穏やかな感じが戻ってくる。
終わりの方でいったん情熱的に盛り上がりをみせ、
木管楽器中心に旋律を奏でたあと、最後静かに終わる。
第三楽章「とても、陽気に」は、ソナタ形式で書かれている。
第一主題はホルンと木管楽器で奏でられる力強い旋律である。
それを弦楽器など引き継いでいき、リズミックに進行していく。
第二主題はイングリッシュ・ホルンによって奏でられ、
それは抒情的で、旋律は弦楽器がそれを引き継いでいく。
金管楽器がそれに絡んで壮大な感じも加わっていく。
そのあとは展開部に入り、第一主題から変形されていく。
荒々しいリズムと金管楽器と小太鼓の活躍は、
第二次世界大戦中という当時の世界の情勢が関係するのだろうか。
イングリッシュ・ホルンの音が平和を願う声のようにも聴こえる。
最後はこの第二主題が中心となり、壮大な音楽となり、
金管楽器と打楽器を中心に盛り上がったところで終わる。