Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アントン・ウェーベルンの「軽やかな小舟にて逃れ出よ」作品2を聴く

2015-05-14 07:16:50 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日と仕事に追われて忙しく、
ウォーキングどころでない状況です。
今回取り上げるのは1883年オーストリア生まれのウェーベルンが、
1908年に作曲した「軽やかな小舟にて逃れ出よ」作品2である。
今回聴いたCDはピエール・ブレーズ指揮、
ジョン・オールディス合唱団の演奏による。
シュテファン・ゲオルグの詩に基づき、
無伴奏混声合唱により歌われるこの曲は、
カノン形式によって作曲されているようだ。
神秘的な雰囲気を感じさせる短い2分半の曲である。
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マルセル・タイベルクのピアノ三重奏曲ヘ長調を聴く

2015-05-12 05:30:45 | 古典~現代音楽オーストリア編
一昨日、昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1893年オーストリア生まれのタイベルクが、
1935年から36年にかけて作曲したピアノ三重奏曲ヘ長調である。
今回聴いたCDはミヒャエル・ルートヴィヒのヴァイオリン、
ローマン・メキヌコフのチェロ、チャン・ヤ=フェイのピアノの演奏による。
第一楽章アレグロ・マエストーソは、
ヴァイオリンが奏でる力強い第一主題で始まる。
ヘ長調の旋律はチェロも引き継いでいく。
第二主題はピアノに現れる悲しげで叙情的な旋律である。
変ロ短調のその旋律はヴァイオリン、チェロが引き継いでいき、
提示部が終わると展開部に入り、それぞれの主題が変形されていく。
再現部に入り、各主題が奏でられ、明るい響きはフランス的である。
最後は盛り上がって、力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・トロッポ-センプレ・カンターヴィレは、
チェロが叙情的な旋律を朗々と奏でていく。
途中で劇的な盛り上がりもみせるが、
全体穏やかな感じで弦楽器が旋律を歌い上げて終わる。
第三楽章ロンド:アレグロ・コン・フォーコは、
ヴァイオリンが生き生きとした旋律を奏でて始まり、
チェロがそれを引き継いで、叙情的な部分と舞曲風の明るい部分を
交互に見せながら、流れるように曲は進行し、
最後は主題を繰り返して終わる。
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フランツ・シュレーカーの詩篇第116番作品6を聴く

2015-05-08 02:55:42 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1878年生まれのオーストリアの作曲家、
シュレーカーが1900年に作曲した詩篇第116番作品6である。
今回聴いたCDはペーター・ディッケのオルガン、
ケルン放送合唱団、ペーター・ギュルケ指揮、
ケルン放送管弦楽団の演奏による。
弦楽器のゆったりとした旋律に始まり、
木管楽器も絡んでロマンティックである。
ハープの音のあと、女声合唱が入り美しい。
金管楽器の響きとともに音楽は力強い感じになり、
フーガ風の展開をみせながら、生命の危機から救われ、
そのことを神に感謝する歌となり、オルガンも加わり、
荘厳な感じの中、盛り上がって最後力強く終わる。
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フーゴー・ヴォルフの「さすらい人の夜の歌」を聴く

2015-05-02 23:06:53 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1860年オーストリア生まれのヴォルフが、
1887年に作曲した「さすらい人の夜の歌」である。
歌詞はゲーテの詩がもとになっている。
今回聴いたCDはディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのバリトン、
ジェラルド・ムーアのピアノ伴奏による。
ピアノのゆったりとした前奏に続き、
バリトンが歌う旋律はしんみりとし、徐々に情熱を帯びていき、
「来たれ、ああ私の胸に来たれ」という句のところで頂点を築く。
シューベルトの「さすらい人の夜の歌」の2つあるうちの、
D.224の歌曲の方の詩が歌われているので参考にするといい。
厳かな感じでありながら、感動的な盛り上がりをみせる作品である。
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エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェクの歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲を聴く

2015-04-23 06:36:52 | 古典~現代音楽オーストリア編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1860年オーストリア生まれのレズニチェクが、
1894年に作曲した歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲である。
今回聴いたCDはカール・シューリヒト指揮、
シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏による。
上昇する音型のあと、軽快で流れるような旋律が奏でられていく。
金管楽器も加わり華やかさも加わり、
オーボエとクラリネットの独奏が奏でる旋律も甘美である。
再び最初の主題が繰り返され、最後は堂々とした感じで終わる。
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