Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

マヌエル・マリア・ポンセの「エストレリータ(小さな星)」を聴く

2016-06-24 06:28:26 | 古典~現代音楽メキシコ編
今回取り上げるのは1882年メキシコ生まれの作曲家ポンセが、
1912年に作曲した「エストレリータ(小さな星)」である。
聴いたCDはエンリケ・バティス指揮、
メキシコシティ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
低弦で始まり、弦楽器全体で甘い旋律が奏でられる。
切ない感じのこの曲は、もともとは歌曲であり、
ハイフェッツのヴァイオリン編曲で有名になった。
その旋律が何度も繰り返されて、最後は静かに終わる。
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カルロス・チャベスのロマンティック交響曲(交響曲第4番)を聴く

2016-06-20 06:38:15 | 古典~現代音楽メキシコ編
今回取り上げるのは1899年メキシコ生まれの作曲家チャベスが、
1953年に作曲したロマンティック交響曲(交響曲第4番)である。
聴いたCDはカルロス・チャベス指揮、
ニューヨーク・スタジアム交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、木管楽器と弦楽器で、
生き生きとしたロマンティックな主題を奏でて始まる。
そのあとファゴットとフルートが主題を引き継ぎ、
弦楽器、トランペット、クラリネットに引き継がれていく。
そのあと金管楽器を中心に主題は展開され、
弦楽器による再現部を経て、フルートやオーボエが主題を引き継ぎ、
最後は、盛り上がったところで終わり、次の楽章に続く。
第二楽章モルト・レントは、弦楽器合奏で始まる。
やや感傷的な主題に金管楽器なども加わり、
情熱的に盛り上がりをみせたあと最後静かに終わる。
第三楽章フィナーレ:ヴィーヴォ・ノン・トロッポ・モッソは、
弦楽器の軽快な動きの音型に木管楽器や金管楽器が絡んでいく。
もう一つ力強い主題も現れ、金管楽器と打楽器による荒々しい部分、
木管楽器同士の絡みあう部分や、弦楽器同士の躍動的な部分が現れ、
第一楽章の主題も時々顔を出しながら、関連性を見せつつ、
お祭り騒ぎのようなにぎやかな雰囲気を見せながら、
それぞれの楽器が絡み合い、盛り上がって最後力強く終わる。
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シルベストレ・レブエルタスのトッカータを聴く

2016-06-08 05:21:53 | 古典~現代音楽メキシコ編
今回からは、中南米(ラテンアメリカ)編に入ります。
今回聴いたのは1899年生まれのレブエルタスが作曲し、
1959年に出版されたトッカータである。
聴いたCDはエンリケ・バティス指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
流れるように木管楽器と弦楽器により旋律が奏でられ、
トランペットがラテンアメリカらしい明るい旋律を奏でる。
打楽器の強烈なリズムや、不協和音などが特徴である。
中間部でいったんゆったりとした牧歌的な感じになり、
再び打楽器の激しいリズムに続き、
冒頭の明るい部分が現れ、突然予期せぬところで終わる。
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マヌエル・マリア・ポンセの「挽歌形式の詩」を聴く

2012-10-02 06:25:32 | 古典~現代音楽メキシコ編
なかなか忙しい日が続き、ウォーキングもできないでいる。
とはいえ、季節としてはようやくウォーキングに最適な時期。
なので歩くようにはしたいものである。
今回取り上げるのは1882年生まれのポンセの作品。
「挽歌形式の詩」は、1935年に作曲された。
演奏はエンリケ・バティス指揮、メキシコ州立交響楽団の演奏による。
低弦が導く音に続き、ヴァイオリンが叙情的な旋律を奏で、
木管楽器や金管楽器がそっと音色に彩りを加えていく。
穏やかで感傷的に始まった旋律は、やがて情熱的になり、
金管楽器と打楽器により盛り上がりをみせもするが、
その盛り上がりの部分が終わると再び穏やかな音楽となる。
そして独奏ヴァイオリンが甘美な旋律を奏で、クラリネットが入り、
弦楽器とティンパニのみとなり、最後静かに終わる。
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カルロス・チャベスの交響曲第5番を聴く

2012-09-17 06:11:43 | 古典~現代音楽メキシコ編
昨日は飲み会があり、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1899年生まれのチャベスの作品。
昨日聴いたのは1953年に作曲された交響曲第5番である。
前年クーゼヴィツキー音楽協会の委嘱を受けて作曲された。
弦楽のための作品であり、古典派的な作風で書かれている。
演奏はエドゥアルド・マータ指揮、ロンドン交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モルト・モデラートは、
感傷的な旋律で始まり、それは古典派的なフーガ風展開をみせながら、
しかし音楽は躍動的で情熱的であり、そのまま第二楽章に続いていく。
第二楽章モルト・レントは、ヴァイオリン独奏に導かれて始まる。
ゆったりとした中にドラマティックな展開をみせていく。
ユニゾン的な部分もみせ、中間では躍動的になり盛り上がっていく。
最後はおだやかな中、オスティナート風に旋律を繰り返し、静かに終わる。
終楽章アレグロ・コン・ブリオは、いきいきとした旋律が奏でられて始まる。
リズミックな部分をみせながら、ピチカートも効果的に使っていく。
最後にかけての盛り上がりが素晴らしく、その高揚感の中で終わる。
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