Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジョルジュ・エネスコのルーマニア狂詩曲第1番イ長調作品11の1を聴く

2014-10-31 04:37:02 | 古典~現代音楽バルカン地域編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1881年生まれのルーマニアの作曲家エネスコが、
1901年に作曲したルーマニア狂詩曲第1番イ長調作品11の1である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはクリスティアン・マンデール指揮、
“ジョルジュ・エネスコ”ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
冒頭の木管楽器によって奏でられていく旋律はのどかな感じである。
民謡風の旋律が弦楽器に引き継がれて繰り返されていく。
徐々に舞踏風となっていき、高揚した盛り上がりをみせていく。
弦楽器が繰り返す音型と、金管楽器と打楽器で盛り上がりをみせたあと、
いったん静まり、木管楽器が旋律を奏でて、最後は全体で盛り上がって終わる。
民俗色あふれる名曲だなあという感じである。
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クサヴァー・シャルヴェンカのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品56を聴く

2014-10-30 05:49:21 | 古典~現代音楽ポーランド編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1850年生まれのポーランドの作曲家、
クサヴァー・シャルヴェンカが1880年に作曲した
ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品56である。
彼は現在ポーランドのシャマトゥウィに生まれ、
その後家族でベルリンに移ってからクラク音楽院で学んだ。
卒業後ピアニストとしてヨーロッパ中を演奏旅行した。
その後ベルリンとニューヨークに音楽院を設立し、
作曲家としても作品を残した人物である。
聴いたCDはマイケル・ポンティのピアノ、
リチャード・カップ指揮、ハンブルク交響楽団の演奏による。

第一楽章アレグロは、弦楽器によって奏でられる叙情的な旋律で始まる。
これに木管楽器や金管楽器が絡んでいき、力強い感じでもある。
そしてピアノ独奏が入り、力強いが短調で示される第一主題と、
叙情的で繊細な感じの第二主題を奏でていく。
その二つの主題は展開部に入り、変形されていく。
再現部と二つの主題をもとにしたピアノ独奏によるカデンツァを経て、
最後は第一主題を中心に盛り上がったところで終わる。
第二楽章アダージョは、弦楽器により穏やかに始まる。
独奏ピアノが入り、叙情的な主題を奏でていくが、
その甘美な旋律は、繊細な感じでもありショパン風でもある。
最後は穏やかにそして静かに終わる。
第三楽章アレグロ・ノン・トロッポは、
管弦楽の導入に続き、ピアノ独奏が舞曲風の旋律を奏でて始まる。
軽やかに流れていくようなピアノの旋律が特徴的である。
終わりの方では第一楽章の第一主題が長調で再現され、
盛り上がっていき、最後力強く終わる。
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パヴェル(パウル)・ヴラニツキーの交響曲ハ短調作品11を聴く

2014-10-29 06:17:39 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日もウォーキングを休んでいます。
今回取り上げるのは、1756年生まれのチェコの作曲家、
パヴェル(パウル)・ヴラニツキーが1791年に作曲した交響曲ハ短調作品11である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章グラーヴェ-アレグロ・アッサイは、ソナタ形式の楽章である。
力強い響きの序奏に始まり、ベートーヴェンを思わせる。
主部に入って重々しく運命を感じさせる主題と、
対照的で優しく牧歌的な感じの主題が奏でられる。
ベートーヴェンの交響曲第1番初演者らしい感じを受け、
モーツアルトの時代とは違った新たな時代の到来を感じさせる交響曲である。
その提示部は繰り返され、短い展開部を経て、
再現部に入り、主題が繰り返され、
金管楽器も鳴り響き、最後力強く終わる。

第二楽章アダージョは、弦楽器により優しさあふれる旋律で始まる。
その主題を繰り返し、木管楽器が絡んでいく。
中間部ではややドラマティックな盛り上がりをみせ、
再び甘美な旋律が奏でられて、最後穏やかに終わる。
第三楽章メヌエット:アレグレット-トリオは、
激しく暗い感じのメヌエットの主題で始まり、
シューベルトの交響曲第2番の第三楽章に似ている。
トリオは木管楽器とホルン中心に展開され、牧歌的である。
冒頭のメヌエット主題が繰り返され、最後力強く終わる。
第四楽章プレストは、ソナタ形式に基づく楽章で、
力強いティンパニの音とともに始まり、
弦楽器が生き生きとした軽快な第一主題を奏でていく。
対照的な優しい感じの第二主題が奏でられる。
提示部は繰り返され、短い展開部を経て、再現部に入り、
最後はティンパニの音とともに力強く終わる。
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アントニオ・ロゼッティの交響曲ハ長調Kaul26を聴く

2014-10-28 06:28:48 | 古典~現代音楽チェコ編
ここのところ忙しくなかなかブログを書けずにいます。
今年の10月・11月は個人的にいろいろ忙しく、なかなか余裕がありません。
今回取り上げるのは、1750年生まれのチェコの作曲家、
ロゼッティが作曲した交響曲ハ長調Kaul26である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはゲオルク・マイス指揮、
ヴィルニウス・リトアニア室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章グラーヴェ-アレグロ・アッサイ-コメ・プレストは、
弦楽器とホルン、木管楽器により牧歌的な感じの序奏で始まる。
序奏が終わると主部に入り弦楽器による生き生きとした主題が奏でられ、
ホルンなども絡んでいき、もう一つの主題はモーツアルト風である。
主部は繰り返されたあと展開部に入り、主題が変形されていく。
再現部で主題が再び繰り返され、最後は穏やかに終わる。

第二楽章メヌエット:アレグレット・フレスコは、
優雅なメヌエット主題が繰り返されて始まる三部形式の楽章である。
二楽章にメヌエットを持って来るのは、珍しい構成である。
中間部のトリオはファゴットやオーボエなどが活躍して牧歌風である。
そのあと冒頭のメヌエット主題が繰り返されて終わる。
第三楽章アンダンテ・マ・アレグレットは、
弦楽器が穏やかな主題を奏でて始まる。
叙情的な部分を見せながら曲は進行し、
木管楽器やホルンもそれに絡んでいく。
主題が繰り返されながら、最後は颯爽とした感じで終わる。
第四楽章フィナーレ・アレグロ・モルトは、
弦楽器が明るく生き生きとした主題を軽快に奏でて始まる。
ホルンや木管楽器も絡みながら進行し、
主題はその後展開されていき、最後は力強く終わる。
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レオポルド・コジェルフの交響曲ニ長調を聴く

2014-10-25 08:44:52 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1747年生まれのチェコの作曲家、
コジェルフが作曲した交響曲ニ長調である。
彼の略歴は以前述べたので省略する。
聴いたCDはマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツアルト・プレーヤーズの演奏による。
第一楽章アダージョ-アレグロは、堂々とした感じの序奏で始まる。
弦楽器による序奏はやや重々しい感じがするが、
それが終わると対照的なアレグロの主部に入り、
弦楽器により軽快で明るい主題が奏でられていく。
主題は展開部を経て再現部に入り、最後力強く終わる。

第二楽章ポコ・アダージョは、弦楽器による旋律で始まり、
ホルンも絡んでいくが、その親しみやすい感じの旋律はハイドン風である。
その旋律は繰り返される中で、変形されていく。
ところどころでモーツアルトを思わせるところもある。
第三楽章メヌエット・エ・トリオ(ヴィヴァーチェ)は、
軽快な優雅なメヌエットの旋律で始まる三部形式の楽章である。
中間部のトリオはオーボエが活躍し牧歌的で対照的で、
再びメヌエットの主題が繰り返されて終わる。
第四楽章プレスト・コン・フォーコは、
弦楽器による軽快で生き生きとした主題で始まる。
提示部が繰り返されたあと、短い典型部に入り主題が変形され、
再現部に入り、最後は堂々とした感じで終わる。
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