Mars&Jupiter

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ヨハン・バプティスト・ヴァンハルの交響曲ニ長調Bryan D4を聴く

2022-04-30 18:29:33 | 古典~現代音楽オーストリア編
今回は1739年ボヘミアに生まれウィーンで活躍したヴァンハルが、
1773年から74年頃に作曲した交響曲ニ長調Bryan D4を取り上げる。
聴いたCDの演奏はマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・モーツアルト・プレイヤーズによる。
第一楽章アレグロ・モデラートは、冒頭力強い一音で始まり、
弦楽器が明るい軽快で生き生きとした主題を奏でていく。
提示部は繰り返され、そのあとは展開部に入り、
主題は変形されていき、再現部で主題が繰り返され、
最後は金管楽器とともに盛り上がり、堂々とした感じで終わる。
第二楽章アンダンテは、弦楽器中心に優雅な旋律が奏でられる。
穏やかでゆったりとした感じで音楽は流れていく。
第三楽章アレグロは、軽快な弦楽器の旋律に、
木管楽器や金管楽器が絡んで心弾む音楽が展開される。
旋律の展開の技法もなかなかよく、聴いていて楽しい。
第四楽章メヌエットとトリオは、
力強く躍動的なメヌエット主題で始まる。
中間部のトリオはオーボエ・ソロが活躍し、
愛らしい旋律が奏でられていく。
冒頭のメヌエット主題が繰り返され、
最後は金管楽器とともに盛り上がり力強く終わる。
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アルマン=ルイ・クープランのクラヴサン曲集組曲ト長調を聴く

2022-04-29 21:30:29 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
今回は1727年生まれのアルマン=ルイ・クープランが、
1751年に作曲したクラヴサン曲集組曲ト長調を取り上げる。
演奏はアラン・カーティスによるチェンバロによる。
第6曲「勇ましい人(L'Intrepide)」は、
いかにも勇ましく力強い感じの旋律の曲である。
そして気品があり、華やかさもある。
第10曲「ド・ボワジルー(La de Boisgelou)」は、
感傷的で悲しい旋律で始まり、
その旋律をもとに技巧的な演奏が展開される。
第7曲「メヌエット(Menuets)」は、
明るく舞踏的な旋律で、華やかさを感じさせる。
中間部は対照的にやや悲しい音楽になるが、
冒頭の旋律が再び現れて終わる。
第8曲「道化またはアダム(L'Arlequine ou la Adam)」は、
明るく軽快な曲であり、気品あふれる音楽である。
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アルマン=ルイ・クープランのクラヴサン曲集組曲変ロ長調を聴く

2022-04-28 07:01:29 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
今回は1727年生まれのアルマン=ルイ・クープランが、
1751年に作曲したクラヴサン曲集組曲変ロ長調を取り上げる。
演奏はアラン・カーティスによるチェンバロによる。
第4曲「ブレイユ(La du Breuil)」は、
力強く弾んだ明るい旋律で始まるが、
一方やや哀愁漂った旋律も現れ、
そのコントラストのあるところがいい。
第5曲「ケロン(La Cheron)」は、
穏やかで気品のある旋律が繰り返し奏でられる。
第6曲「悲しむ人(L'Affligee)」は、
悲しみに満ちた旋律で始まり、
華やかさとは対照的で内省的な感じである。
第7曲「楽しみ(L'Enjouee)」は、
力強く堂々とした旋律で始まり、
前曲とは違い、明るく軽快な曲である。
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アルマン=ルイ・クープランのクラヴサンのためソナタ集作品2より 第3番 ヘ長調を聴く

2022-04-27 04:56:49 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
今回は1727年生まれのアルマン=ルイ・クープランが、
残したクラヴサンのためソナタ集作品2より、
第3番 ヘ長調を取り上げる。
演奏はアラン・カーティスによるチェンバロ、
ルーシー・ファン・ダールのヴァイオリンによる。
第1曲「アレグロ」は、チェンバロの弾む音の上で、
ヴァイオリンが明るく軽快な旋律を奏でていく。
第2曲「アンダンテ」は、チェンバロの伴奏の上で、
哀愁のある旋律をヴァイオリンが奏でていく。
第3曲「メヌエット」は、明るい舞踏風の旋律である。
ルーシー・ファン・ダールのヴァイオリンの伸びやかな音がいい。
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クロード=ベニーニュ・バルバトルのクラヴサン曲集第1巻を聴く

2022-04-26 02:09:53 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
土日は色々な交響曲を取り上げていくことにし、
平日はしばらくバロック以前の音楽を取り上げていこうと思います。
EMIから2000年頃に出ていたReflexeのシリーズの
アルバムを取り上げていこうと思います。
今週は「ルイ15世紀の時代のクラヴサン音楽」、
副題「ロココ後期のクラヴサン音楽」となっているCDの作品に触れる。
今回取り上げるのは1729年フランス生まれの作曲家、
クロード=ベニーニュ・バルバトルが、
1759年に作曲したクラヴサン曲集第1巻から4曲である。
クロード=ベニーニュ・バルバトルはディジョン生まれで、
父はオルガニストで、幼少期から父から音楽を学び、
クロード・ラモーに師事したあとは、
ノートルダム大聖堂のオルガニストとして活躍した。
王室でもオルガニストとして活躍し、
マリー・アントワネットにもクラヴサンを教えたようだ。
アラン・カーティスによるチェンバロ演奏である。
ラ・ド・カーズ(La de Caze)は、序曲となっており、
「勇ましくそしてはっきりと」という指示で力強く演奏される。
この時代の王室の華やかさを感じするが、やや哀愁が漂う。
ラ・デリクール(La d’Héricourt)は、
「気高く、遅くなく」という指示があるようで、
その通り力強く気品のある音楽である。
ラ・クルテイユ(La Courteille)はエールで、
明るく楽しい感じの歌謡風の旋律である。
ラ・リュジャック(La Lugeac)はジークで、
軽快で躍動的な音楽である。
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