Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アルマス・ヤルネフェルトの前奏曲を聴く

2022-11-27 18:38:30 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回とりあげるのは1869年フィンランド生まれの作曲家、
アルマス・ヤルネフェルトが1900年に作曲した前奏曲である。
今回聴いたCDの演奏はパーヴォ・べルグルンド指揮、
ボーンマス交響楽団のものである。
アルマス・ヤルネフェルトは、ヘルシンキでブゾーニに学び、
パリではマスネに師事したようだ。
ストックホルムを中心に、指揮者及び作曲者として活躍した。
妹はシベリウスの妻となったようなので、
シベリウスとの仲もよかったようである。
前奏曲は、弦楽器のピチカートで始まり、
その弾んだ音に木管楽器が絡んで旋律を奏で、
金管楽器などにも旋律は引き継がれ、
とても楽しい感じの音楽である。
中間部でヴァイオリン独奏が悲しげな旋律を奏でる。
そのあたりは北欧らしくもあるが、
一方、そのあと音楽は明るい旋律が戻ってきて、
最後はかわいらしい感じで終わる短い曲である。
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エリッキ=スヴェン・トゥールの交響曲第2番を聴く

2022-11-19 15:53:08 | 古典~現代音楽バルト3国編
今回とりあげるのは1959年生まれのエストニアの作曲家
エリッキ=スヴェン・トゥールが、
1986年から1987年にかけて作曲した交響曲第2番である。
今回聴いたCDの演奏はパウル・マギ指揮、
ソヴィエト国立交響楽団のものである。
第一楽章ヴィジョンは鐘の音で始まり、
冒頭は静かにゆったりと始まる。
やがて金管楽器が鳴り響き、その音がぶつかり合う。
打楽器とともにそれは大きな音の塊となっていく。
その大きな音が静まって、次の楽章に続く。
第二楽章プロセスは一定のリズムの繰り返す音の上で、
3つの音型からなる音列が繰り返されて始まる。
そして、その音型は変化し、ミニマル音楽的な展開がみられる。
そのあともライヒの音楽ような部分もみられる。
宗教的な旋律が繰り返され、いったん静かになるが、
突然金管楽器と打楽器の大きな音同士がぶつかり合い、
色彩豊かで変化に富んだ作品である。
最後の方でも途中現れた宗教的な旋律が現れ、
繰り返され、静まった後は弦楽器のみとなり、
音型が繰り返されていく中で金管楽器が加わり、
盛り上がったあと再び静まり、フルートなど木管楽器が活躍し、
鐘の音が鳴り、最後は静かになって終わる。
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白川郷と高山市への旅

2022-11-16 05:56:07 | ウォーキングその他
11日から12日の2日間にわたって、岐阜県に行ってきました。
バスツァーで11日に白川郷に行き、その日高山市に宿泊しました。
その日の夜はかる食堂に行き、酒を飲み、楽しいひと時を過ごしました。
翌日は高山市内の観光で、陣屋や高山祭屋台会館などを見学。
村半などの町家も見学し、改めて歴史的な建物が多いことに驚きました。
久しぶりの一人旅で心も少しリフレッシュした感じです。
また、頑張ろうという感じですね。
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エリッキ=スヴェン・トゥールの「灯台」を聴く

2022-11-05 23:31:14 | 古典~現代音楽バルト3国編
今回とりあげるのは1959年生まれのエストニアの作曲家
エリッキ=スヴェン・トゥールが、1997年に作曲した「灯台」である。
今回聴いたCDの演奏はユハ・カンガス指揮、
オストロボスニア室内管弦楽団のものである。
CDの解説書によるとエリッキ=スヴェン・トゥールは、
ヒーウマー島のカルドラ生まれで、タリン音楽学校で
1976年から1980年の間、フルートとパーカッションを学んだ。
その後1980年にタリン音楽アカデミーに進学し、
1984年までヤーン・ラーツに作曲を師事した。
レポ・スメラには個人レッスンを受けたようだ。
1979年にはロックバンドを結成し、
国内でよく知られるバンドになったようである。
その後は作曲家としての活動を中心に行うようになった。
大きな塊のような音で始まった後、
弦楽器が簡素な音型が繰り返し、絡まりあっていく。
この動きが様々な方法で繰り返されていく。
奏でる旋律は宗教的な感じも受け、
ペルトなどに共通するところもある。
一つ一つの楽器の音がやがて絡み合い、
大きな音の塊になっていくような印象で、
彼が作り出す音楽は独創的である。
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