昨日は二俣川から東戸塚駅まで歩きました。
途中聴いたのは、ヴァン(ヴァーフン)・ホルンボーの作品。
1909年デンマーク生まれの彼は、1926年から29年にかけ、
コペンハーゲンの王立デンマーク音楽院で学んでから、
1930年にはベルリンで短い期間ではあるが、
エルンスト・トッホに師事したようだ。
1933年から34年にはルーマニアで民謡を研究し、
そこでルーマニア人のメータを結婚したようだ。
その後コペンハーゲンに戻り、1940年から1949年には
コペンハーゲンにある視覚障害者のための教育機関で教え、
1955年から65年にはコペンハーゲン音楽院で
作曲科の教授として働いたようである。
CDの英文の解説書などからは、
そのような情報をつかむことができる。
「ベネディク・ドミノ」という曲は1952年に作曲されている。
6声部からなる合唱曲で、聖書の詩篇130を使用している。
第1曲目「我が魂よ、主をほめたたえよ」は、
厳かな雰囲気で始まり、中間部は軽快な曲調になる。
曲の最後は祈るような音楽になり静かに終わる。
第2曲目「人の日は」は、静かな歌いだしで始まる。
途中、強弱を繰り返すメリハリの音楽になるが、
最後は消えるようにして静かに終わる。
第3曲目「主をほめたたえよ。御使いたちよ」は、
やはり静かな歌いだしで始まり、
途中激しい音楽になるが、このあたりは
ルーマニア民謡を研究していたことによるものか、
バルトークからの影響か分からないが、
そんな影響を感じてしまうのである。
曲は途中ユニゾンの合唱になるが、最後の方では、
各声部に分かれた合唱に戻り、静かに曲を閉じる。
何となく、北欧の合唱曲とは思えない作品であるが、
彼の人生を概観すれば、なるほどなと納得するのである。
なお、前回とりあげた声楽曲・合唱曲北欧編
に関するCD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/vocal-music-cd-shoukai.html
を参考にしていただければ幸いです。
途中聴いたのは、ヴァン(ヴァーフン)・ホルンボーの作品。
1909年デンマーク生まれの彼は、1926年から29年にかけ、
コペンハーゲンの王立デンマーク音楽院で学んでから、
1930年にはベルリンで短い期間ではあるが、
エルンスト・トッホに師事したようだ。
1933年から34年にはルーマニアで民謡を研究し、
そこでルーマニア人のメータを結婚したようだ。
その後コペンハーゲンに戻り、1940年から1949年には
コペンハーゲンにある視覚障害者のための教育機関で教え、
1955年から65年にはコペンハーゲン音楽院で
作曲科の教授として働いたようである。
CDの英文の解説書などからは、
そのような情報をつかむことができる。
「ベネディク・ドミノ」という曲は1952年に作曲されている。
6声部からなる合唱曲で、聖書の詩篇130を使用している。
第1曲目「我が魂よ、主をほめたたえよ」は、
厳かな雰囲気で始まり、中間部は軽快な曲調になる。
曲の最後は祈るような音楽になり静かに終わる。
第2曲目「人の日は」は、静かな歌いだしで始まる。
途中、強弱を繰り返すメリハリの音楽になるが、
最後は消えるようにして静かに終わる。
第3曲目「主をほめたたえよ。御使いたちよ」は、
やはり静かな歌いだしで始まり、
途中激しい音楽になるが、このあたりは
ルーマニア民謡を研究していたことによるものか、
バルトークからの影響か分からないが、
そんな影響を感じてしまうのである。
曲は途中ユニゾンの合唱になるが、最後の方では、
各声部に分かれた合唱に戻り、静かに曲を閉じる。
何となく、北欧の合唱曲とは思えない作品であるが、
彼の人生を概観すれば、なるほどなと納得するのである。
なお、前回とりあげた声楽曲・合唱曲北欧編
に関するCD等の情報は、以下のアドレスに載せてあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/vocal-music-cd-shoukai.html
を参考にしていただければ幸いです。