Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ペーター・マークのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第8番ヘ長調作品93を聴く

2012-12-31 17:32:55 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは交響曲第8番ヘ長調作品93。
1811年から1812年にかけて作曲されたこの作品を
ペーター・マーク指揮、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団の演奏で聴いた。
今回も曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章は、比較的ゆったりとしたテンポで始まる。
各弦楽器の動きが細部まで分かるところがいい。
最後金管楽器が鳴り響くところもなかなかいい。
第二楽章は、軽快なテンポで進行する。
低弦がしっかり聴こえてきて心地いい。
第三楽章のメヌエットも比較的遅いテンポで、
堂々とした感じの演奏である。
中間部のトリオのホルンの吹奏がいい。
第四楽章も各弦楽器の動きがよくわかっていい。
テンポは遅めで堂々とした感じの演奏で、
最後にかけてややテンポ・アップし、力強く終わる。
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クーベリックのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67「運命」を聴く

2012-12-30 10:19:03 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは交響曲第5番ハ短調作品67「運命」。
1805年から1808年にかけて作曲されたこの作品を
ラファエル・クーベリック指揮、
バイエルン放送交響楽団の演奏で聴いた。
クーベリックはベートーヴェンの交響曲全集を
様々な楽団を指揮して1971年から1975年にかけて録音している。
交響曲第5番はボストン交響楽団と1973年録音している。
今回聴いたのは、1969年録音されたライブ盤で、
ミュンヘンのドイツ博物館で行われたものである。
今回も曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。

第一楽章は、オーソドックスな力強い演奏である。
提示部はもちろんのこと展開部も自然な流れで進行し、
各楽器の音も明瞭に聴こえ、オーボエのソロの部分がいい。
最後のコーダの部分も迫力あって、力強く終わる。
第二楽章も力強く盛り上がる部分が随所にみられるが、
ここは木管楽器の音色を楽しみたいところである。
説得力のある演奏で、最後も堂々とした感じで終わる。
第三楽章は、弦楽器と金管楽器・打楽器の響きのバランスがいい。
低弦の軽快な動きも心地よく、リズムに乗っていていい。
次の楽章に切れ目なく続き、第四楽章の力強い主題が現れるが、
このあたりの演奏も躍動感あふれている。
主題の提示部はここでは繰り返されずに展開部に入る。
コーダを経て最後は金管楽器とティンパニが鳴り響き、力強く終わる。
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ウィン・モリスのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68を聴く

2012-12-29 09:57:50 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は西谷から三枚町まで歩きました。
今回は交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68についてとりあげる。
1807年から1808年にかけて作曲されたこの作品を
ウィン・モリス指揮、ロンドン交響楽団の演奏で聴いた。
ウィン・モリスはマーラー指揮者としても有名であるが、
ベートーヴェンの交響曲全集については、
1988年から1989年の間に録音を残している。
今回も曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章は比較的速いテンポで軽快に始まる。
各主題の提示もあっさりした印象を受けるが、
各楽器の細部の動きもわかるし、とても自然な感じがいい。
展開部を通してもダイナミックな変化や流れるような音楽の運び方がいい。

第二楽章は川の流れを感じさせるように音楽は進行していく。
木管楽器が絡みながら田園風の世界を表現していく部分も自然で、
91小節あたりから始まるファゴットからクラリネット、
ヴァイオリンに旋律が受け渡されていくところもいい。
最後の鳥の鳴き声を木管楽器が模倣する部分も自然な感じでいい。
第三楽章アレグロは、軽快なテンポの中、金管楽器や木管楽器が活躍する。
ホルンやオーボエ、ファゴットの響きが心地よく、
荒々しい舞踏の音楽も盛り上がっていく部分がいい。
第四楽章の嵐の描写の部分は素晴らしく、ダイナミックな変化や、
各楽器の動きがとてもよく聴こえ、低弦もよく聴こえてくる。
第五楽章のフィナーレでの主題提示はあっさりしているが、
その旋律をもとに盛り上がっていくところがいい。
かといって情熱的になるわけではなく、
音楽を忠実に再現していこうとする姿勢が伝わり、好感が持てる演奏である。
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バーンスタイン旧盤のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調作品21を聴く

2012-12-28 10:23:14 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
クリスマス特集については終わりにし、
今回からはしばらくベートーヴェン特集。
今回は交響曲第1番ハ長調作品21についてとりあげる。
1799年から1800年にかけて作曲されたこの作品を
バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で聴いた。
旧録音にあたるこの盤は1964年に録音されたものである。
バーンスタインが40代の頃の録音で精力的に録音活動を進めていた時期である。
その後1978年ウィーン・フィルによる新録音を残しているが、
抑制のとれた感じのする新盤に比べ、旧録音は録音のせいもあってか、
力を入れすぎているのではないかと思うぐらい聴き手に迫ってくる感じがする。
この特集では曲目の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章の序奏がだいぶゆったりとした感じの印象を受けた。
主部に入っての主題提示も力強く、各楽器の動きが分かるが、
トランペットの音がよく聴こえるところがやや気になる感じもする。
展開部を経て再現部に入り、コーダまで力の漲った演奏である。
第二楽章のアンダンテ楽章は、軽快なテンポで進んでいく。
最初の方のティンパニの入り方がやや雑な感じにも聴こえる。
弦楽器どうしの掛け合いの部分が緊張感があっていい。
第三楽章メヌエットはスケルツォ的な部分のみられる楽章である。
力強さと若々しさのみられる演奏で、一気に聴かせてくれる。
第四楽章のフィナーレも軽快で力のみなぎった演奏で、
最後の力強く終わるコーダもこの時期のバーンスタインらしい。
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カール・ケンプターの田園ミサ曲 ト長調作品24を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

2012-12-26 06:32:52 | クリスマス特集・その他
一昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
そして昨日は三枚町から上星川駅まで歩きました。
夜は星川駅近くのジャンティエス・コマチでディナー。
ゆっくりとした時間の中でクリスマス・メニューを食べた。
どれもこれもおいしかったが、フォアグラのポアレ、
黒毛和牛サーロインのローストビーフがおいしかった。
赤ワインにもあって、年に一度の贅沢なディナーとなった。
途中聴いたのは1819年に生まれたカール・ケンプターの作品。
インターネット上ではケンプナーと書いているものが多いが、
綴りからみるとケンプターと表記した方が正しいと思わせる。
今でいうギュンツブルク郡に属すリンバウ(ブルガウ)に生まれた彼は、
早い時期からオルガンの演奏家としての才能を発揮し、
両親はもっと音楽教育を与えるために彼が12歳の時、
アウクスブルクに移ったようで、ここでミヒャエル・ケラーに学んだようだ。
1837年から聖ウルリッヒ教会でオルガニストを務め、
のちアウクスブルク大聖堂の楽長を務めもしたようだ。
田園ミサ曲 ト長調作品24は、1851年あたりに作曲された。
今回聴いたCDはアウクスブルク大聖堂少年合唱団、ラインハルト・カムラー指揮、
ミュンヘン・レジデンス室内管弦楽団の演奏によるもの。

第一曲キリエは、フルートと弦楽器により短い序奏に続き、
男声合唱が歌い、少年合唱のソリストがキリエ・エレイソンと歌い出す。
しかし、悲愴な感じではなく、穏やかで牧歌的な音楽であり、
男声の独唱と少年合唱団の独唱者が交互に歌い、
クリスマスの雰囲気を充分に感じさせてくれる。
第二曲グロリアは、堂々とした管弦楽の音楽に始まり、合唱団はグロリアを歌い、
少年合唱団の独唱者と合唱団の独唱者も交互に歌い、絡み合っていく。
最後はアーメンと歌い、おだやかに終わる。
第三曲クレドは、民謡的な旋律を管弦楽が奏で、
合唱団も加わり、各独唱者が次々と歌い、合唱団の歌と絡んでいく。
ブルックナーの合唱曲を思わせるような壮大な感じもみられ、
最後はアーメンを歌っておだやかに終わる。
第四曲サンクトゥスは、木管楽器が牧歌的な旋律を奏でて始まり、
合唱はサンクトゥスと歌い出し、力強く歌って終わる。
第五曲ベネディクトゥスは、ホルンの音に続き、
少年合唱団の独唱者が民謡風の旋律を歌い、
合唱団がそれに加わっていき、独唱者も絡んでいく。
第六曲アニュス・デイは、男声の独唱者の歌から始まる。
それにクラリネットが絡んだあと、少年合唱団の独唱者も絡んでいく。
合唱と管弦楽によりやや悲しげな感じの歌が歌われたあと、
再び明るさを戻し、合唱団と管弦楽により最後は平和な感じで終わる。
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