Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

フランク・ブリッジの「サー・ロジャー・デ・カヴァリー」を聴く

2012-10-31 05:22:41 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1879年生まれのフランク・ブリッジの作品。
「サー・ロジャー・デ・カヴァリー」は1922年に作曲された。
副題はクリスマス舞曲であり、弦楽オーケストラのための作品である。
今回聴いたCDの演奏はデーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮、
イギリス・ノーザン・フィルハーモニアによるもの。
荒々しい序奏で始まり、いったん静まって主題がヴァイオリンによって奏される。
民謡的な舞曲を思わせる主題をもとに他の弦楽器がそれに絡んで展開され、
最後のところで「オールド・ラング・サイン(蛍の光)」の旋律が現れて終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョン・アイアランドの「聖なる少年」を聴く

2012-10-30 06:41:22 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1879年生まれのアイアランドの作品。
「聖なる少年」は、1913年にクリスマス・ソングとして作曲したものを
1941年に弦楽オーケストラ用に編曲したもののようだ。
今回聴いたCDの演奏はデーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮、
イギリス・ノーザン・フィルハーモニアによるもの。
ヴァイオリンがそのメロディーラインを奏して始まるが、
その旋律はロマンティックであり、優しさに満ちている。
その旋律を他の弦楽器が支えながら音楽は進行し、
最後はその聖なる夜を思わせるように静かに終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンジャミン・ブリテンのモテット詩篇第70番「神よ、すみやかにわたしを救い出し」を聴く

2012-10-29 05:42:29 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1913年生まれのブリテンの作品。
モテット「Deus in adjutorium meum(神よ、すみやかにわたしを救い出し) 」は、
1945年に作曲されたもので、歌詞は旧約聖書の詩篇第70番に基づいている。
今回聴いたCDの演奏はリチャード・ヒコックス指揮、
ブリテン・シンガーズによるもの。
女声合唱が「神よ、すみやかにわたしを救い出し」と歌い出し、
男声合唱がそれに続き、同じフレーズを歌って絡みながら始まる。
無伴奏による合唱が重なりあい、ドラマティックに盛り上げていき、
最後は「アーメン」を全体で歌って終わる。
ブリテンのこの合唱曲は5分ほどの演奏時間であるが、
短いながらも聴き応えのある合唱曲である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャールズ・ヒューバート・パリーの交響曲第1番ト長調を聴く、そして横浜から星川まで歩く

2012-10-28 07:01:39 | 古典~現代音楽イギリス編
一昨日はウォーキングを休みました。
昨日は横浜から星川まで歩きました。
今回とりあげるのは1848年生まれのパリーの作品。
交響曲第1番ト長調は、1880年から1881年の間に作曲された。
初演は1881年8月31日のバーミンガム祭にて作曲者自身の指揮で行われた。
今回聴いたCDの演奏はマティアス・バーメルト指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による。
第一楽章コン・フォーコは、弦楽器により軽快に始まる。
その生き生きとした力強い主題はブラームス的である。
フルートに導かれ現れるもう一つの主題は牧歌的な感じで始まるが、
やがて金管楽器も加わってワグナー風に盛り上がっていく。
そして展開部でそれぞれの主題は変形され展開されていき、
再現部を経て、金管楽器により盛り上がり、
ティンパニが鳴り響く中、最後力強く終わる。
第二楽章アンダンテは、ホルンの奏でる旋律から始まり、
木管楽器に続き、弦楽器がそれを引き継ぎ、旋律を奏でていく。
歌うようなロマンティックな旋律に、
クラリネットやホルンなどが絡んで牧歌的である。
そしてやや感傷的な別の旋律が弦楽器を中心に現れる。
これらの旋律を中心に曲は進行していくが、弦楽器の旋律を受けて、
木管楽器や金管楽器が活躍する部分がなかなかいい。
最後はフルートと弦楽器を中心におだやかに終わる。

第三楽章プレスト-メノ・モッソは、低弦と木管楽器に導かれ、
弦楽器により流れるような旋律が現れて始まる。
この部分はドヴォルザークを想起させる。
ホルンの響きで始まる部分では第一楽章の旋律が、
木管楽器などによって表されて、印象的である。
そして冒頭に現れた旋律が現れるが、
それはむしろ変形され、展開されていく。
そして木管楽器を中心に牧歌的な旋律が現れ、
弦楽器もそれを受け継ぎ、管楽器もやがて絡んでいく。
そして再び冒頭の旋律が現れて繰り返され、
金管楽器も加わり盛り上がって、堂々とした感じで終わる。
第四楽章アレグレット-モルト・ヴィヴァーチェは、
木管楽器により主題が奏でられ、弦楽器がそれを引き継ぐ。
もう一つのゆったりとした牧歌的な旋律も含め、
このあたりにはドヴォルザーク風な部分が見られる。
これらの旋律をもとに木管楽器群が活躍し、
弦楽器群がフーガ風の展開をし、また主題を変形して展開するなど、
作曲での創意工夫がみられるので、ここは侮れないし、
一部旋律の中にはイギリスらしい部分も見ることができる。
弦楽器と金管楽器により、主題を繰り返しながら、
盛り上がりをみせて、最後はティンパニの音が響き、力強く終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サミュエル・コールリッジ=テイラーの交響曲イ短調作品8を聴きながら鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-10-26 05:08:33 | 古典~現代音楽イギリス編
昨日は鶴ヶ峰から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1875年生まれのサミュエル・コールリッジ=テイラーの作品。
交響曲イ短調作品8は、1896年に作曲された。
今回聴いたCDの演奏はダグラス・ボストック指揮、オーフス交響楽団による。
第一楽章アレグロ・アパッシォナートは、
悲哀感のある旋律が奏されて始まる。
ところどころでドヴォルザーク的な部分を感じさせ、
叙情的な部分はブラームスを感じさせもする。
主題は展開部で変形され、再現部の前に出てくる音型は、
ドヴォルザークの交響曲第9番を思わせる感じである。
最後は悲劇的な感じで終わる。
第二楽章ラメント:ラルゲット・アフェットゥオーソは、
ブラームス風の牧歌的な旋律が奏でられていく。
歌うような弦楽器の旋律とそれに絡む木管楽器の音が魅力的である。
第三楽章スケルツォ:アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
軽快で舞踏的な旋律はイギリス民謡風である。
しかし、他の旋律はブラームス的である。
中間部に現れる朗々とした感じの旋律はイギリス民謡的である。
三部形式で書かれた作品のようで、再び冒頭の旋律が現れる。
第四楽章アレグロ・マエストーソ・エド・エネルジーコは、
ティンパニの叩く音から始まり、金管楽器の奏でる旋律に導かれ、
弦楽器が堂々とした主題を奏でて、木管楽器も絡んでいく。
何度かその主題が繰り返され、展開されながら、
金管楽器が加わって、やや盛り上がりをみせて、
最後は平和でおだやかな感じの中で終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする