ヨハン・セバスティアン・バッハのファンタジート長調BWV572を聴く

今回でヨハン・セバスティアン・バッハ編について終わりにしたいと思います。
今回取り上げるのはファンタジート長調BWV572である。
聴いたＣＤはトン・コープマンのオルガン演奏による。
最初は単声による駆け抜けるような旋律が奏でられ、
途中から５声部による重層的な音楽となっていく。
このあたりはポリフォニックでバッハらしい展開である。
最後は最初のような速い動きの旋律が奏でられて終わる。

ヨハン・セバスティアン・バッハのモテット「イエスよ、わが喜び」BWV227を聴く

昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
今回取り上げるのはヨハン・セバスティアン・バッハが、
1723年に作曲したモテット「イエスよ、わが喜び」BWV227である。
聴いたＣＤはコンラート・ユングヘーネル指揮、
カントゥス・ケルンの演奏による。
第１曲コラールではフランク作の「イエスよ、わが喜び」が５声部で歌われ、
第２曲合唱では「ローマ人への手紙第８章」の一部が歌われる。
このテキストのパターンを交互に示し、コラールと合唱が繰り返される。
第５曲コラールでは“Trotz”（さあれ）ということばが鋭く響く。
第６曲合唱はフーガ風に旋律を展開していく。
第７曲コラールは４声部で、第８曲合唱は３声部で歌われる。
第８曲コラールはこの世への別れを歌っているので寂しい感じである。
その後、第９曲合唱と第10曲コラールへと続き、
最後は「イエスよ、わが喜び」と歌って終わる。

ヨハン・セバスティアン・バッハの教会カンタータ「わが魂よ、主をたたえよ」BWV69を聴く

今回取り上げるのはヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した、
教会カンタータ「わが魂よ、主をたたえよ」BWV69である。
聴いたＣＤはオランダ少年合唱団、ピーター・ヤン・ルーシンク指揮、
ネーデルランド・バッハ・コレギウムの演奏による。
ソプラノによるレシタティーヴォに始まり、アルトによるアリアが続く。
木管楽器と弦楽器も絡みこの部分が全曲の中では長い。
そのあとは低弦とテノールによるレシタティーヴォが続き、
最後の曲はは合唱によるもので、トランペットが鳴り響き、
ティンパニも力強く叩き、荘厳に終わる。

ヨハン・セバスティアン・バッハの「されど同じ安息日の夕べに」BWV42よりシンフォニアを聴く

今回取り上げるのはヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した、
教会カンタータ「されど同じ安息日の夕べに」BWV42よりシンフォニアである。
聴いたＣＤはトーマス・ヘンゲルブロック指揮、
フライブルク・バロック・オーケストラの演奏による。
弦楽器の軽快な旋律に続いて木管楽器が絡んでいく。
弦楽器と木管楽器のやりとりが楽しい曲である。
冒頭の部分が繰り返されて、最後は穏やかに終わる。

ヨハン・セバスティアン・バッハの無伴奏チェロ組曲第１番ト長調BWV1007を聴く

今回取り上げるのはヨハン・セバスティアン・バッハが、
1720年頃に作曲した無伴奏チェロ組曲第１番ト長調BWV1007である。
聴いたＣＤは鈴木秀美のチェロ演奏による。
これは1995年録音のものであるので、旧録音であるが、
自然で流れるような演奏は印象的である。
第一曲プレリュードは流れるように旋律が奏でられていく。
第二曲アルマンドも生き生きとした旋律が流れていく。
第三曲クーラントは、舞踏風の旋律が軽やかに奏でられていく。
第四曲サラバンドは、伸びやかにチェロが旋律を奏でている。
第五曲メヌエットⅠ＆Ⅱは、メヌエット主題を軽やかに奏でている。
第六曲ジーグは、舞踏風の旋律が軽やかに奏でられていく。