Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ハイネ・ヴァン・ギゼゲム(ヒゼヘム)の「私の恋人はいいところばかり」を聴き、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-01-31 06:10:54 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1445年頃生まれたハイネ・ヴァン・ギゼゲムの作品。
エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(ヒゼヘム)ともいうようだ。
フランドル出身で、ブルゴーニュの宮廷で歌手として活躍し、
シャルル勇胆公のもとで兵士としても活躍したようだ。
「私の恋人はいいところばかり(De tous biens plaine)」は、
1501年ヴェネツィアで出版された中におさめられているシャンソンである。
聴いたCDはジョルディ・サヴァール指揮、
エスペリオンⅩⅩによる演奏である。
ロンド形式で3声により書かれているこの曲は、
弦楽器がゆったりとしたテンポで旋律を奏でていく。
その旋律は華やかであるが、しみじみとした感じでもある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュアン(ジャン)・ド・レスキュレルの「優しき恋人よ、御身」を聴き、二俣川から緑園都市まで歩く

2012-01-30 05:22:44 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は二俣川から緑園都市まで往復して歩きました。
途中聴いたのは1304年に亡くなったことがわかっているトルヴェール、
ジュアン(ジャン)・ド・レスキュレルの声楽曲。
商人の息子として生まれ、誘惑と強姦による罪で、
1304年に処刑されたということぐらいしかわかっていない。
「優しき恋人よ、御身(A vous,douce debonaire)」は、
いつ作曲されたかはわからない。
聴いたCDはデイヴィッド・マンロウ指揮、
ロンドン古楽コンソートによる演奏である。
愛する女性にこの心を捧げるというトルヴェールらしい内容の曲。
ポリフォニック的な部分が新しい時代の到来を感じさせる。
過渡期にあった時代を感じさせる歌曲である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルコ・ダ・ガリアーノの「深い谷(Valli profonde」、そして二俣川から三ツ境まで歩く

2012-01-29 07:15:38 | 中世・ルネサンス音楽器楽曲・合奏曲編
昨日は二俣川から三ツ境まで歩きました。
今回とりあげるのは1582年生まれのマルコ・ダ・ガリアーノの声楽曲。
「深い谷(Valli profonde,al sol nemiche rupi)」は、
1615年作曲された作品で、タンシルロの詩に曲を付けている。
聴いたCDはナイジェル・ロジャーズのテノール、
ジョルディ・サヴァールのヴィオラ・ダ・ガンバ、ペレ・ロスのヴィオローネ、
アントニー・ベイルズのキタローネによる演奏である。
モノディ様式によるこの曲は、歌劇のアリアのようで、
叙情的な歌を装飾音も入れながら独唱者がドラマティックに歌う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オトテールのフルートその他の楽器と通奏低音のための作品集第1巻作品2組曲第3番ト長調を聴く

2012-01-28 11:22:50 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはジャック=マルタン・オトテールの器楽曲である。
1673年生まれの彼によるフルートその他の楽器と通奏低音のための作品集
第1巻作品2の組曲第3番ト長調は1708年に作曲された。
聴いたCDはヤスコ・ウヤマ=ブヴァールのハープシコード、
フィリップ・アラン=デュプレのバロック・トラヴェルソ・フルート、
、フィリップ・ピエルロのヴィオラ・ダ・ガンバ、
ヴァンサン・デュメストルのテオルボ、
ジャン=フランソワ・プジェのフルートによる演奏である。
第1曲アルマンド「サン・クルーの滝」は軽快な曲で、
さわやかな感じのトラヴェルソの音が心地よい。
フラウト・トラヴェルソと他の楽器の掛け合いもいい。

第2曲サラバンド「ギモン」はゆったりとした曲で、
弦楽器の伴奏の上で叙情的な旋律をフラウト・トラヴェルソが奏でていく。
第3曲クーラント「無関心」は舞踏風の曲で、
フラウト・トラヴェルソが軽やかに奏していく。
第4曲ロンド「悲嘆」はゆったりとしたテンポで、
トラヴェルソが哀愁を帯びた旋律を奏でていく。
第5曲メヌエット「かわしい子」は短い曲で、
ハープシコードと弦楽器の伴奏の上で軽快な旋律を奏でていく。
第6曲ジグ「イタリア女」も短い曲で、軽やかな曲である。
第7曲フラウト・トラヴェルソ独奏のためのエコーは、
フラウト・トラヴェルソ独奏で奏でる旋律を、
山びこのように小さい音で繰り返す曲である。
その発想がおもしろく、印象に残る曲である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュリオ・カッチーニの「美しい赤いばら」を聴く、そして三枚町から新横浜まで歩く

2012-01-27 05:10:10 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から新横浜まで歩きました。
昨日聴いたのは1545年頃にまたは1551年あたりに生まれた
イタリアの作曲家ジュリオ・カッチーニの声楽曲である。
リュート、ヴィオールなどの演奏を学び、
メディチ家のいるフィレンツェで歌手として活躍した。
モノディ様式の歌曲を作曲し、新しい様式を確立させた人物である。
「美しい赤いばら(Bella rose porporine)」は1602年に作曲された。
聴いたCDはナイジェル・ロジャーズのテノール、
ジョルディ・サヴァールのヴィオラ・ダ・ガンバ、
アントニー・ベイルズのキタローネ、ペレ・ロスのヴィオローネ、
コリン・ティルニーのハープシコードによる演奏である。
キアブレーラの歌詞をもとに装飾音を入れながら、
テノールが楽器の伴奏の上で軽やかに歌う短い歌曲である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする