Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アントン・ブルックナーの「いざ歌えわが舌よ(パンジェ・リングヮ)」WAB33を聴く

2015-12-31 12:25:10 | アントン・ブルックナーの作品
今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが1836年に作曲した、
「いざ歌えわが舌よ(パンジェ・リングヮ)」WAB33である。
同じ名称の作品は他にもいくつかあるようだが、
この作品は1868年1月31日にリンツで初演されたようである。
今回聴いたCDはマルティン・フレーミヒ指揮、
ドレスデン十字架合唱団の演奏によるもの。
少年合唱の加わった合唱で歌われる旋律は力強く美しい。
最後はアーメンと歌い、静かに終わる。

そして大晦日の今日はさらに朝からベートーヴェンの、
交響曲第9番ニ短調「合唱」作品125を聴いた。
今年買ったCDの中で、ユリア・ヴァラディのソプラノ、
ヤルト・ヴァン・ネスのメゾ・ソプラノ、キース・ルイスのテノール、
サイモン・エステスのバス、エルンスト・ゼンフ合唱団、
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものを聴いた。
第一楽章は、割合速いテンポで進めていく。
展開部のところもあっさりとしている感じもするが、
各楽器の動きがわかって、なかなかの演奏である。

第二楽章もきびきびとした演奏である。
いたずらにダイナミックにやるのではなく、
各楽器のバランスに注意した感じの演奏である。
第三楽章は主題が流れるように演奏され、
優美で至福な時間が過ぎていき、気品のある演奏である。
第四楽章の冒頭の管弦楽のみの部分はゆったり堂々している。
独唱が入る部分から、合唱が入って盛り上がっていくところも、
管弦楽と独唱者・合唱のバランスがとてもいい。
コーダの部分で合唱にたっぷりと歌わせて、盛り上げていくところや、
最後管弦楽により一気にテンポをあげて終わらせるところがいい。
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アントン・ブルックナーのミサ曲第2番ホ短調(1882年版)を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩く

2015-12-30 21:43:49 | アントン・ブルックナーの作品
昨日は、二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは1824年生まれのブルックナーが、
1866年頃に作曲したミサ曲第2番ホ短調である。
今回聴いたCDはマグダレーナ・ハヨーショヴァーのソプラノ、
ローズマリー・ラングのアルト、ペーター・ユルゲン・シュミットのテノール、
ヘルマン・クリスティアン・ポルスターのバス、ハインツ・レーグナー指揮、
ベルリン放送交響楽団および合唱団の演奏によるもの。
第1曲キリエは女声合唱のア・カペラで始まり、
金管楽器も入るが、決して邪魔な感じにはならない。
男声合唱も入り、8部の合唱が作り出す響きはあまりにも美しい。
第2曲グロリアは、合唱と共に金管楽器が鳴り響き、
神の栄光をたたえる部分なので壮大な感じが出ている。
最後は合唱がアーメンを繰り返しながら終わる。
第3曲クレドは、合唱により力強い旋律が歌われていく。
ユニゾンの部分とポリフォニック的な部分が効果的に使われ、
管弦楽も合唱を支えながら盛り上がりを築いていく。
第4曲サンクトゥスは、女声合唱を中心に美しい旋律を歌っていく。
それを男声合唱もしっかり支えているところがいい。
金管楽器がルネサンス的な部分を感じさせ、ポリフォニックである。
第5曲ベネディクトゥスは、合唱が5部に分かれている。
女声合唱団と男声合唱団が絡みあいながら曲は進んでいく。
第6曲アニュス・デイは、ゆったりとしたテンポで、
合唱団が旋律を奏でていき、最後は穏やかに終わる。
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アントン・ブルックナーの詩篇150篇を聴く

2015-12-29 17:02:59 | アントン・ブルックナーの作品
今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが、
1892年に作曲した詩篇150篇である。
今回聴いたCDはルース・ウェルティングのソプラノ、
ダニエル・バレンボイム指揮、
シカゴ交響楽団および合唱団の演奏によるもの。
力強い管弦楽の旋律に続き、合唱がアレルヤを歌って始まる。
神の力を讃える内容の詩を合唱が歌い、
管弦楽も神の輝かしい力を表現している感じである。
中間部では独奏ヴァイオリンと合唱が絡み合ったあと、
ソプラノ独唱が入って絡んでいく。
再び、冒頭のアレルヤの部分が繰り返され、
合唱と管弦楽で旋律をフーガ風の展開していく。
徐々に盛り上がりをみせて、トランペットが鳴り響き、
合唱はアレルヤを繰り返して、最後力強く終わる。
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アントン・ブルックナーのモテット「アヴェ・マリア」を聴く

2015-12-28 22:26:12 | アントン・ブルックナーの作品
年末にかけてはブルックナーの作品をとりあげたいと思います。
今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが、
1892年に作曲したモテット「アヴェ・マリア」である。
今回聴いたCDはマルティン・フレーミヒ指揮、
ドレスデン十字架合唱団の演奏によるもの。
女声を中心に「アヴェ・マリア」と歌われる旋律に、
やがて男声も加わって合唱のみによる壮大な音楽に発展していく。
盛り上がったあと、最後はアーメンで穏やかに終わる。
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モーリス・カラドーの「クリスマス・ビューグル(クリスマスのラッパ)」を聴く

2015-12-26 20:56:24 | クリスマス特集・その他
今回でクリスマスに関する曲は終わりにしたいと思います。
今回取り上げるのはモーリス・カラドーが作曲した、
「クリスマス・ビューグル(クリスマスのラッパ)」である。
モーリス・カラドーの詳しいことは分からない。
今回聴いたCDはモーリス・アンドレのトランペット、
ステファーヌ・カイヤ・ヴォーカル・アンサンブル、
モーリス・カラドー指揮、管弦楽団の演奏によるもの。
合唱とオーボエと管弦楽団によるロマンティックな旋律が流れて始まる。
やがて、トランペットが甘美な旋律を奏でて合唱と管弦楽が絡んでいく。
とてもクリスマスらしい音楽で、夢のある感じの曲である。
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