Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アーッレ・メリカントの夏の夜の牧歌作品16-2を聴く

2013-08-31 08:04:11 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1893年生まれのフィンランドの作曲家、
メリカントが作曲した夏の夜の牧歌作品16-2である。
メリカントの略歴はかつて触れたので省略する。
今回聴いたCDは館野泉のピアノ演奏による。
明るく弾むような民謡風の旋律が奏でられる小品である。
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ヨハン・スヴェンセンの交響曲第2番変ロ長調作品15を聴く

2013-08-30 04:47:44 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1840年生まれのノルウェーの作曲家、
スヴェンセンが1877年に作曲した交響曲第2番変ロ長調作品15である。
スヴェンセンの略歴はかつて触れたので省略する。
以前にもブログで触れてはいるが、今回は曲の説明中心にしたい。
今回聴いたCDはアリ・ライシンネン指揮、ノルウェー放送交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、チェロが歌うように旋律を奏でて始まり、
優雅でいきいきとした感じの第一主題が弦楽器によって奏でられていく。
もう第二主題は叙情的で北欧的な部分を感じさせる旋律である。
第一主題が金管楽器を加えて盛り上ったところで提示部は終わりで、
この提示部が繰り返されたところで展開部に入り、
第一主題から変形されていき、さまざまな形に展開されていく。
フルートが入ったあと再現部に入り、舞踏的な優雅さと、
金管楽器が加わった華やかさの中、盛り上ったところで力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、ホルン独奏で始まり、
弦楽器が入り、クラリネットが歌うように叙情的な旋律を奏で、
それをチェロが引き継いで、フルートが絡んでいく。
オーボエが少し悲しげな感じで入り、ホルンと木管楽器がのどかな旋律を奏で、
一方で弦楽器が叙情的な旋律を奏でていき、やがて弦楽器のみの演奏となる。
やがて、木管楽器も絡んでいき、ホルンも絡み、
輪唱のように7つの音型をさまざまな楽器が繰り返し、
その上でオーボエが旋律を奏でたあと、
金管楽器が歌うように旋律を奏でて盛り上るが、
弦楽器は再び7つの音型を繰り返し、最後おだやかに終わる。

第三楽章間奏曲(アレグロ・ジュスト)は、
北欧の民謡風で舞踏的な旋律で始まり、この旋律がいい。
もう一つの少し悲しげな旋律も北欧的であり、
そういう意味ではこの楽章が特に北欧的な魅力に溢れている。
最初の民謡風で舞踏的な旋律ともう一つの旋律が繰り返され、
最後はあっさりとした感じでさわやかに終わる。
第四楽章フィナーレ(アンダンテ-アレグロ・コン・フォーコ)は、
弦楽器を中心におだやかに始まり、木管楽器も絡んでいく。
しばらくこの導入部が続き、5つの音型を繰り返しながら、
徐々に盛り上がり、金管楽器も入り導入部は終わる。
5つの音型が繰り返され、それが第二楽章の7つの音型を想起させるようになる。
提示部は弦楽器が軽快で明るい第一主題を繰り返していく。
第二主題は対照的でやや叙情的な感じの旋律である。
そのあと展開部に入り、それぞれの主題が変形されていき、
ドラマティックに盛り上ったりもする。
やがて再現部に入り、第一主題が繰り返されていく。
そして、弦楽器のみの部分が続いたあと、金管楽器が高らかに旋律を奏で、
最後はティンパニが響く中、堂々とした感じで終わる。
それにしてもスヴェンセンの交響曲第2番は、ロマンティックでありながら、
北欧的な魅力を持ったなかなかの作品である。
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オーレ・オルセンのトロンボーン協奏曲ヘ長調作品48(46)を聴く

2013-08-29 06:28:20 | 古典~現代音楽ノルウェー編
昨日はウォーキングを休みました。
さて、今回取り上げるのは、1850年生まれのノルウェーの作曲家、
オルセンが1886年に作曲したトロンボーン協奏曲ヘ長調作品48(46)である。
オルセンの略歴はこの前触れたので省略する。
今回聴いたCDはクリスチャン・リンドベルイのトロンボーン、
ルネ・ハルヴォシェン指揮、アークティック・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、弦楽器のゆらめくような音の上に、
トロンボーンがいきいきとした旋律を奏でて始まる。
それを弦楽器が引き継いでいき、トロンボーンが再び旋律を奏でるが、
ホルン協奏曲を聴いているように大らかに歌うように奏でていく。
最後はおだやかな感じで終わり、そのまま次の楽章に続く。
第二楽章モルト・アンダンテは、叙情的な旋律をトロンボーンが奏でて始まる。
その旋律は北欧的な雰囲気を感じさせる民謡的な旋律である。
最後はトロンボーンが旋律を奏でておだやかに終わる。
第三楽章アレグロ・モデラートは、軽快で力強い主題で始まる。
のどかな牧歌的な部分も感じさせる旋律である。
ここではトロンボーンの演奏技巧を発揮できる場面が、
管弦楽との競演する中で、設けられている。
主題をもとに曲は展開され、最後主題を繰り返し奏でて、
ティンパニが加わり盛り上ったところで力強く終わる。
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ラーシュ=エリク・ラーションの交響曲第1番ニ長調作品2を聴く、そして西谷から三枚町まで歩く

2013-08-28 10:23:53 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日はすがすがしい朝だったので西谷駅から三枚町まで歩きました。
とはいえ、歩いている途中から暑くなり、やっぱりまだ夏だと実感しました。
さて、今回取り上げるのは、1908年生まれのスウェーデンの作曲家、
ラーションが1927年から28年にかけて作曲した交響曲第1番ニ長調作品2である。
ラーションの略歴はこの前触れたので省略する。
今回聴いたCDはハンス=ペーター・フランク指揮、
ヘルシングボリ交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・モデラートは、木管楽器が奏でる旋律で始まる。
それは、すがすがしい朝の感じを思わせ、ホルンがほのぼのとした主題を奏で、
木管楽器や弦楽器がそれを受け継いで盛り上げていく。
もう一つの主題は弦楽器により現れるやさしい感じの旋律である。
金管楽器も加わり、壮大な感じに盛り上っていく。
それが静まると展開部に入り、主題が変形されていく。
雄大で時に厳しい北欧の自然を感じさせるような音楽である。
再現部で主題が繰り返され、金管楽器が鳴り響き、最後はおだやかに終わる。

第二楽章アダージョは、ティンパニが響いたあと、
木管楽器が悲しげな旋律を奏でて、弦楽器がそれを受け継ぐ。
木管楽器の中で民謡風の旋律を引き継いで奏でていく。
弦楽器と金管楽器でいったん盛り上ったあと、
再び木管楽器中心におだやかな感じになり、
ファゴットと弦楽器の掛け合いが続き、最後は静かに終わる。
第三楽章スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)は、
フルートの軽快で民謡的で行進曲風の旋律で始まり、
弦楽器がそれを受け継ぎ、打楽器や金管楽器も加わり華やかとなる。
そのような展開を繰り返したあと、トリオの部分となる。
ここではファゴットから始まる牧歌的な旋律が弦楽器に引き継がれ、
木管楽器と弦楽器によりやさしく歌うような旋律が奏でられるが、
盛り上る部分もあり、それが終わるとティンパニの音に導かれ、
冒頭の軽快で民謡的で行進曲風の旋律が現れて繰り返され、
金管楽器と打楽器で盛り上ったところで終わる。
第四楽章フィナーレ(アレグロ・コン・スピリート)は、
弦楽器により速い動きの音型の上で、民謡風の旋律が奏でられて始まる。
この牧歌的な旋律が弦楽器や木管楽器により繰り返され、
金管楽器も加わり、主題を高らかに歌い上げる感じになる。
静かな部分と情熱的に盛り上る部分を繰り返しながら、
金管楽器と弦楽器で盛り上ったところで、最後力強く終わる。
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エリク・ベルイマンのサモトラケを聴く

2013-08-27 06:04:43 | 古典~現代音楽フィンランド編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1911年生まれのフィンランドの作曲家、
ベルイマンが1971年に作曲したサモトラケである。
ベルイマンの略歴はこの前触れたので省略する。
今回聴いたCDはエリク=オロフ・ショーデルストレム指揮、
金管楽器と木管楽器、打楽器の奏者と、
フィンランド室内合唱団の演奏によるもの。
グンナル・エケレーフの詩に基づく朗読で始まる中、
船の動く様子が打楽器により描写される。
2節まで朗読が終わったところで、
金管楽器と木管楽器、打楽器の奏者による演奏があり、
3節目の「われわれ前方で漕ぐ者たちが」から合唱となり、
4節目の「おお規則正しいリズムよ」から朗読が再び入り、
合唱団の歌が終わると管楽器奏者と打楽器奏者による間奏が入り、
5節目の「われら今なお船首で漕ぐ者たちが」から合唱が入り、
管楽器奏者と打楽器奏者の演奏と絡んでいき、
6節目の「おお規則正しいリズムよ」からは再び朗読が入り、
管楽器奏者と打楽器奏者の演奏と絡んだあと、最後朗読が、
「われらはおまえの船を港に漕ぎ入れる」と語って終わる。
朗読と合唱と管楽器奏者と打楽器奏者の演奏の組み合わせが、
各節ごとにパターンを変えていくところが面白い作品である。
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