Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アラン・ホヴァネスの「聖都」作品218を聴く

2018-02-28 06:13:50 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1967年に作曲した「聖都」作品218である。
今回聴いたCDはクリス・ゲッカーのトランペット、
リチャード・オールドン・クラーク指揮、
マンハッタン室内管弦楽団の演奏である。
ハープと弦楽器を中心に神秘的に始まる。
そして、弦楽器がゆったりとしたテンポで旋律を奏で、
それに続きトランペットのソロが入り、絡んでいく。
そのトランペットの旋律が聖なるイメージを与え、
鐘の音もなり、神々しい雰囲気になる。
そのあと弦楽器が速い動きを見せていくが、
このあたりは他の作品にもあるホヴァネスらしいところ。
そして再びトランペットと鐘の音が続き、
そのあとヴァイオリンが神秘的な旋律を奏で、
ハープも絡んでいき、最後穏やかに終わる。
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アラン・ホヴァネスの「コハー」作品68の1を聴く

2018-02-27 20:46:44 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1946年に作曲した「コハー」作品68の1である。
「コハー」はフルート、イングリッシュ・ホルン、
ティンパニと弦楽のために作曲された作品で、二つの意味があり、
アルメニア語では、女性の名前や宝石の意味がある。
作品は2つの部分から構成されいる。
今回聴いたCDはリチャード・オールドン・クラーク指揮、
マンハッタン室内管弦楽団の演奏である。
最初のモデラートの部分は、弦のピチカートの音の上で、
フルートとイングリッシュ・ホルンが旋律を奏でて始まる。
その旋律はとても東洋的な雰囲気を漂わせている。
次のアレグレットの部分は、弦楽器が奏でる旋律に、
ティンパニが絡んでいく舞踏的な音楽である。
徐々に盛り上がりをみせ、高揚したところで曲は終わる。
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アラン・ホヴァネスの「主よ、わが助けよ」作品137を聴く

2018-02-23 07:36:52 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1928年に作曲(1963年頃改訂)した合唱曲、
「主よ、わが助けよ」作品137である。
原題は“O God,our help in ages past”で、
「昔より世々の」という題とも訳され、
賛美歌21の141番にあたるようだ。
詩はイギリスの牧師アイザック・ウォッツによる。
今回聴いたCDはエリック・プルッツのオルガン、
ドナルド・ピアソン指揮、セント・ジョンズ大聖堂合唱団、
セント・ジョンズ少年少女合唱団の演奏である。
オルガンの短い前奏に続き、合唱が入り、
ゆったりとしたテンポで歌い、途中フーガ風の展開をしていく。
最後は「アーメン」と歌って終わる。
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アラン・ホヴァネスのピアノ・ソナタ「フレッド・ザ・キャット」作品301を聴く

2018-02-22 05:48:16 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1977年に作曲した「フレッド・ザ・キャット」作品301である。
ピアノ・ソナタとして書かれたこの作品のタイトル、
「フレッド・ザ・キャット」は変な猫という意味でいいのだろうか。
今回聴いたCDはマーヴィン・ローゼンのピアノ演奏である。
タイトルはこちらで訳してみましたが、正しいかは定かではない。
第1楽章「小枝を猫に与えると猫はこの木を取る」は、
繰り返される音型にもう一つの旋律が絡み合って始まる曲である。
第2楽章「ゴロゴロのダンス」のゴロゴロは猫ののどなどを、
なでたりするときに出てくる音のことをいっている。
軽快に流れるような旋律が絡み合っていく短い曲である。
第3楽章「フレッド・ザ・キャットと遠くの山」は、
ゆったりとした旋律で始まり、厳かな感じもある。
ホヴァネスらしい山の神秘的な雰囲気を漂わせた曲である。
そのあとは対照的で軽快な旋律が流れていく。
第4楽章「フレッド・ザ・キャットと天国へのファイル」は、
ゆったりとしたテンポで上昇する音型の上で、
東洋的な旋律が甘美な感じで奏でられていく。
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アラン・ホヴァネスの「主の祈り(The Lord’s Prayer)」作品35を聴く

2018-02-21 07:16:46 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1962年に作曲した「主の祈り(The Lord’s Prayer)」作品35である。
チャールズ・ウェスレーの詩に基づく作品である。
今回聴いたCDはエリック・プルッツのオルガン、
ドナルド・ピアソン指揮、セント・ジョンズ少年少女合唱団、
セント・ジョンズ大聖堂合唱団の演奏による。
キリスト教における最も代表的な祈祷文であるが、
ホヴァネスのこの作品は一風変わっている。
オルガンの淡い音に導かれ、少年合唱と混声合唱が歌い出す。
その旋律は東洋的な感じでもあり、神秘的である。
最後はアーメンを歌って穏やかに終わる。
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