Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

セルジオ・レンディーネの交響曲第2番「アンドラ」を聴く

2024-08-31 13:31:06 | 古典~現代音楽イタリア編
今日聴いたのは1954年生まれのイタリアの作曲家レンディーネが、
2007年に作曲した交響曲第2番「アンドラ」である。
聴いたCDは、マウリツィオ・コンティの指揮、
オルケストラ・ナショナル・クラシカ・ダンドラ(ONCA)の演奏による。
この曲はアンドラ政府やONCAなどの委嘱を受けて作曲された。
第一楽章レント-アレグロは、弦楽器と木管楽器による
神秘的な感じの音楽で始まり、そのあと感傷的な旋律が現れ、
金管楽器による力強く明るい旋律が奏でられる。
民族的な舞踊的な旋律は、ピレネー山脈の中にあるアンドラ公国の、
自然や伝統を表現しているのだろうか、親しみやすい音楽である。
最後は盛り上がって力強く終わる。

第二楽章アダージョは、フルートの奏でる旋律に始まり、
ホルンがそれを引き継ぎ、フルート、弦楽器に引き継がれていく。
ヴァイオリン独奏やクラリネットなど木管楽器も活躍する。
感傷的な旋律で味わいがあり、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロ・アッサイは、ティンパニの音に続き、
弦楽器が明るく軽快な旋律を奏でて始まる。
金管楽器も加わり、山岳的な雰囲気もみせて、
舞踏的な音楽で盛り上がっていく。
この旋律にはナポリの伝統的なタランテラの要素もみられるようだ。
中間で対照的に抒情的な旋律が現れたあと、再び明るい音楽が現れる。
音楽は盛り上がりをみせていくが、最後はやや悲劇的な感じで終わる。
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ジュゼッペ・マルトゥッチのピアノ協奏曲第2番変ロ短調作品66を聴く

2024-08-25 11:22:52 | 古典~現代音楽イタリア編
今日聴いたのは1856年生まれの作曲家マルトゥッチが、
1884年から1885年にかけて作曲したピアノ協奏曲第2番変ロ短調作品66である。
聴いたCDは、フランチェスコ・カラミエッロのピアノ、
フランチェスコ・ダヴァロス指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏による。
作品の初演は1886年1月31日にナポリで、マルトゥッチ自身のピアノ、
パオロ・セラーオ(セッラオ)の指揮で行われた。
第一楽章アレグロ・ジウストは、激しく力強い旋律で始まり、
すぐにその旋律は独奏ピアノも受け継いでいく。
そのあと現れるロマンティックな旋律も印象的である。
もう一つ悠然としたような旋律も現れる。
展開部は、流れるようで技巧的なピアノが、
管弦楽とドラマティックに競演をし、時には激しくなる。
ピアノのカデンツァがそのあと入り、そのあと再現部に入る。
トランペットのソロのあと音楽は激しくなり、
盛り上がったところで、最後堂々とした感じで終わる。

第二楽章ラルゲットは、ピアノと管弦楽による主題で始まる。
フルートやホルンなども入り、牧歌的でゆったりとしている。
もう一つの主題はチェロにより奏でられ、ピアノがそれに音を添えていく。
中間部でドラマティックに盛り上がるところもあるが、
それを過ぎると再び牧歌的な音楽になり、最後静かに終わる。
第三楽章フィナーレ(アレグロ・コン・スピリート)は、
ピアノの軽快な旋律で始まり、それに管弦楽が呼応し、
交互に旋律を奏でていく。両者の競演は華麗であり、
まさしくピアノ協奏曲としての醍醐味をみせていく。
時にはドラマティックな展開にもなり、
音楽はマーラー風に感じるところもある。
管弦楽とピアノにより盛り上がりを見せ、最後は力強く終わる。
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エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの室内交響曲 変ロ長調作品8を聴く

2024-08-17 21:22:41 | 古典~現代音楽イタリア編
音楽紹介についてはポルトガルの作曲家の作品はいったん終わりにし、
しばらく、イタリアの作曲家の作品をとりあげます。
今日聴いたのは1876年生まれの作曲家エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリが、
1901年に作曲した室内交響曲 変ロ長調作品8である。
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリといえば、
歌劇「マドンナの宝石」の間奏曲で有名だが、
まさか交響曲も残していたとは、知らなかった。
彼はヴェネツィア生まれで、15歳でミュンヘンへ行き、
音楽学校でラインベルガーに作曲を師事したようだ。
1902年から1907年にはヴェネツィア音楽学校の校長を務めた。
多くのオペラ作品で有名になった人物である。
聴いたCDは、ミンアンサンブルの演奏による。

第一楽章アレグロ・モデラートは、ピアノの打ち寄せる波のような音に続き、
クラリネットがゆったりとした牧歌的な旋律を奏でて始まる。
そして、弦楽器が加わり、金管楽器も加わり、
とてもロマンティックでドラマティックな音楽が展開されていく。
室内楽的でありながら表情豊かな音楽であり、
最後は盛り上がって力強く終わる。
第二楽章アダージョは、ピアノの音に続き、
ファゴットが旋律を奏でて始まり、
それを弦楽器が引き継いでいく。
ここでの展開もドラマティックであり、
フルートやオーボエなど木管楽器やホルンも活躍し、
生き生きとした流れるような音楽の展開が心地いい。

第三楽章ヴィヴァーチェ・コン・スピリートは、
ピアノの音に続き、フルートが入り優雅な旋律を奏でていく。
弦楽器も入り、木管楽器やピアノとも絡み、
情熱的に盛り上がりをみせ、最後はフルートの音で終わる。
第四楽章フィナーレ:アダージョ-アレグロ・モデラートは、
トゥッティで始まり、ピアノが力強い旋律を奏でていく。
そして、ホルンや弦楽器、木管楽器も加わっていく。
それぞれの楽器が絡み合いながら、ドラマティックに展開し、
最後はホルンとピアノ、そして弦楽器中心に盛り上がって力強く終わる。
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九州旅行で杵築城・杵築の武器屋敷を歩く

2024-08-16 07:34:54 | ウォーキングその他
今回は九州への旅行の8月2日以降の話を書きます。
8月2日は佐賀県鹿島市まで電車で行き、
鹿児島行きの航空機に乗り、姉と武雄にある寺に墓参りに行った。
そのあと姉の家に泊まり、夕方は能古見の純米吟醸を飲む。
能古見など佐賀の日本酒は近所のスーパーで簡単に手に入る。
以前何年か前に近くの酒の量販店に入った時には、
焼酎が圧倒的に多く、日本酒の種類が少なかったのに、
今は日本酒の、特に佐賀の地酒の種類が、充実している。
翌日は肥前鹿島から大分県の杵築まで電車で向かった。
駅を降り、杵築までのアクセスがあまりよくないことを知り、
タクシーで杵築城まで行き、城内を見学した。



そのあとは、杵築の武家屋敷の大原邸を見学した。
武家屋敷の佇まいは知覧とはまた違っていい。



そうしているうちに2時過ぎてしまい、
気が付くとクーポンを使って昼食を食べる店が、
みな閉まっていることを知った。
そこで、お茶のとまやに入り抹茶と茶菓子をいただき、
その後は城下町資料館を見学し、タクシーで杵築駅まで戻り、
そこから電車で別府まで行き、そこから湯布院行きのバスに乗り、
湯布院に着いた後は宿泊場所のいよとみに行きチェックインした。
夕食のコース料理は思った以上に充実していて良かった。
朝は金鱗湖まで行き、湯布院の街並みを歩いて宿泊場所に戻った。



よしとみの朝のバイキング料理も内容が充実しており満足できた。
その後は博多まで戻り、新幹線で横浜まで戻ったが、
今回の九州旅行は色々な場所をめぐり楽しかった。
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九州旅行で鹿児島に行き、知覧城・知覧特攻平和会館に行く

2024-08-14 13:49:10 | ウォーキングその他
久しぶりにブログを書きます。
今回は九州への旅行の8月1日についての話を書きます。
朝6時30分羽田空港から、鹿児島行きの航空機に乗り、
空港からバスで鹿児島中央駅まで行き、
そこでレンタカーを借りて、知覧方面に向かった。
知覧に着いてからは知覧の武家屋敷を見学し、
昼は十割そばの店に入り、そば定食を食べた。



そのあと知覧城跡に行き、坂を登って本丸などの跡などを見て、
知覧特攻平和会館まで行き館内を見学した。



多くの遺品や手紙などを見て、戦争がもたらす悲惨さ、
残酷な側面などを感じ、この地にあった飛行場に、
全国から若い青年たちが来て特攻隊員として、
飛び立った歴史的事実を、その改めて理解した。
私の親が住んだ本邸があった大村にも大村の飛行場があり、
そこからも特攻隊が飛び立っていたことを
子どもの頃に母親から聞いていたので無関係なことではない。
その後は鹿児島中央駅まで車で戻り、
城山公園展望台に行き、桜島などを見て、
レンタカーを返却した後ホテルにチェックイン。



夕方は天文館付近の海賊船という居酒屋に入った。
ここの焼酎飲み放題が1人で飲むには安くてよく、
地元の料理を肴にして飲み、十分満足です。
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