Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ボフスラフ・マルティヌーのチェロ協奏曲第2番H.304を聴く

2015-02-28 10:48:34 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回でマルティヌー特集は終わりにしたいと思う。
今回取り上げるマルティヌーの作品は、
1944年から45年の間に作曲されたチェロ協奏曲第2番H.304である。
チェロと管楽器とピアノと打楽器のための作品である。
聴いたCDは、ラファエル・ウォルフィッシュのチェロ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章モデラートは、弦楽器が生き生きとした主題を奏でて始まる。
その雰囲気は交響曲第4番にも似ていている。
そして、独奏チェロは望郷の気持ちを歌うように奏でていく。
独奏チェロ中心に穏やかで明るい感じの旋律が奏でられていき、
第二次世界大戦の終わりを示すかのように、
喜びに満ちた音楽が展開され、最後穏やかに終わる。
第二楽章アンダンテ・ポコ・モデラートは、
弦楽器と木管楽器による不安そうな旋律で始まる。
そして独奏チェロが入り、堂々とした旋律を奏でていく。
これに他の楽器が絡みながら曲は進行し、最後は静かに終わる。
第三楽章アレグロは、弦楽器が生き生きとした旋律を奏でて始まる。
独奏チェロも入り、軽快で明るい旋律を奏でていく。
途中カデンツァが入り、独奏チェロの演奏技巧が発揮される。
それが終わると再び軽快で明るい旋律が管弦楽とともに現れ、
最後はテンポを速めながら盛り上がりを見せて、最後力強く終わる。

私のホームページのアドレスが変更となります。
なお、今回までとりあげた東欧編のCD等の情報は、
以下のアドレスの作曲家別紹介コーナーのマルティヌー編の各項目中にNEWで示してあります。
http:/ club.pep.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html#cd_music
参考にしていただければ幸いです。
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ボフスラフ・マルティヌーのコンツェルティーノハ短調H.143を聴く

2015-02-27 07:20:07 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1924年に作曲されたコンツェルティーノ短調H.143である。
チェロと管楽器とピアノと打楽器のための作品である。
聴いたCDは、ラファエル・ウォルフィッシュのチェロ、
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
金管楽器とティンパニで始まり、木管楽器も絡んでいく。
やがて、チェロ独奏が入り、やや暗い感じの旋律が奏でられるが、
そのあと管楽器が絡み、明るい感じの雰囲気が優越する。
独奏チェロと他の楽器との絡み合い競演が続いていき、
軽快でリズミックな部分と対照的にのどかな感じの部分が交互に現れ、
終わりの部分では独奏チェロによるカデンツァの部分が設けられる。
そのカデンツァが終わった後は、他の楽器も加わりながら、
チェロの駆け上がるような音で高揚する中、
金管楽器などで盛り上がって最後終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの「どうにもならない」H.43を聴く

2015-02-26 06:10:59 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1912年に作曲された歌曲「どうにもならない」H.43である。
聴いたCDは、イェネ・ワリンゲローヴァのメゾ・ソプラノ、
ジョルジオ・コウクルのピアノ演奏によるもの。
重々しいピアノの前奏に続いて、メゾ・ソプラノが歌う旋律は、
暗いだけでなく何かに嘆き、訴える感じである。
歌詞の内容は不詳だが、人生に対する絶望なのだろうか。
最後はそれをさとったかのように力弱く終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーの「キッチンのレヴュー(キッチン騒動)」H.161を聴く

2015-02-25 19:13:28 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今月いっぱいでマルティヌー特集は終わりにしようと思う。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1927年に作曲された「キッチンのレヴュー(キッチン騒動)」H.161である。
聴いたCDは、クリストファー・ホグウッド指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏のもの。
最初のプロローグはトランペットの駆け上がるような軽快な響きに始まり、
ピアノのリズミカルな音、そして持管楽器や弦楽器が加わり、
楽しいハーモニーとリズムで音楽は進行していく。
タンゴの部分は重々しいピアノの音とチェロの旋律、
そしてトランペットがミュートを利かせて旋律を奏でる。
そのあと木管楽器によりゆったりとした旋律が奏でられていく。
最後はピアノとチェロだけが残る。
次の「チャールストンのテンポで」の部分は、
木管楽器が活躍し、それにピアノが絡み、
ジャズ風の旋律が奏でられていき、楽しい感じである。
それが終わると木管楽器と金管楽器が活躍し、
ピアノが叩きつけるような音を奏でていく。
そのあとゆったりとしたテンポに乗って、
木管楽器が旋律を奏でたあと、ピアノの音に導かれ、
弦楽器が力強い旋律を奏でていく。
そして冒頭に現れた旋律も現れ、楽しい感じになっていく。
弦楽器とピアノと木管楽器で流れるような旋律が奏でられていく。
最後は全体で盛り上がって、力強く終わる。
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ボフスラフ・マルティヌーのメカニカル・バレエ「驚愕の飛行」H.159を聴く

2015-02-24 18:40:04 | ボフスラフ・マルティヌーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはマルティヌーの作品で、
1927年に作曲されたメカニカル・バレエ「驚愕の飛行」H.159である。
聴いたCDは、クリストファー・ホグウッド指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏のもの。
第1曲はクラリネットなど木管楽器による神秘的な響きで始まる。
木管楽器の温かい響きに、弦楽器やピアノが絡んでいく。
第2曲は弦楽器の速い動きに管楽器とピアノが絡み、
フーガ風な感じに始まり、リズミックな音楽が展開されていく。
くるくる回るような繰り返しの音型が続いて終わる。
第3曲は弦楽器のゆったりとした古典風の旋律で始まる。
やがて、木管楽器も加わりのどかな感じの音楽が展開される。
第4曲は、重々しいピアノの音と弦楽器の怪しい音で始まる。
動きのある音型が繰り返されて盛り上がって終曲に続く。
終曲は堂々とした歌うような旋律が弦楽器によって奏でられる。
その旋律が繰り返されたあとは、ゆったりとした旋律が奏でられて、
徐々に盛り上がりをみせたあと、最後は力強く終わる。
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