Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

サヴァリッシュ指揮のベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調作品21を聴く

2013-12-31 07:36:29 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は家のドライエリア付近を徹底的に大掃除。
藻のようなものがこびりついていたのでそれを剥し、
水を流すが、普段やっていない掃除だったので時間がかかった。
それで疲れたのもあって、ウォーキングは休みました。
今回とりあげるのは交響曲第1番ハ長調作品21。
聴いたCDはウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
サヴァリッシュは交響曲全集を出しているが、
聴いたのは1970年に録音されたライブ盤で、
市民会館スメタナ・ホールにおけるもので音質は良いとはいえない。
第一楽章のゆったりめの序奏に続き、主部の提示部では主題が、
幾分テンポはゆっくりめだが、弦楽器によりいきいきと奏でられていく。
提示部は繰り返され、展開部では木管楽器が活躍し、よく聴こえてくる。
再現部からコーダまでそれまでと基本的に変わらず、
流れるように音楽は進行し、最後は爽やかに終わる。
第二楽章のアンダンテ楽章は、優雅な感じで進んでいく。
中間部や終わりのところで管楽器が活躍する部分が印象的である。
弦楽器中心の部分はゆったりとして平和でのどかな感じが伝わってくる。
第三楽章メヌエットはスケルツォ的な部分のみられる楽章である。
主題は弦楽器中心に聴こえ、金管楽器の音は抑制されているのか
やや力強さが足りない感じもするが、中間部のトリオが美しい。
木管楽器の活躍が牧歌的でよく、再び冒頭の部分が繰り返され最後力強く終わる。
第四楽章のフィナーレも力強い序奏に続き、弦楽器により主題が奏でられる。
軽快に流れるような演奏で、いきいきとした感じがいい。
全体の中ではこの楽章でみせるサヴァリッシュの指揮のものがいい。
最後も躍動感があり、コーダも盛り上って最後力強く終わる。
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バルシャイ指揮のベートーヴェンの交響曲第8番ヘ長調作品93を聴きながら、二俣川から希望が丘まで歩く

2013-12-30 06:58:35 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日は二俣川と希望が丘の間を往復しました。
途中聴いたのは交響曲第8番ヘ長調作品93、
今回聴いたCDはルドルフ・バルシャイ指揮、
モスクワ室内管弦楽団による演奏である。
ライブ盤であり、音質は悪いのは仕方ないが、
情熱的な演奏で、聴き手をグイグイ引っ張っていく。
第一楽章は、軽快なテンポで力強く主題を奏でて始まる。
繰り返される提示部では主題が流れるように奏でられていく。
展開部から再現部にかけても情熱的で一気に聴かせてくれる。
コーダのところも力強く盛り上げたあと、最後は静かに終わる。
第二楽章は、軽快なテンポで弦楽器が主題を奏でていく。
流れるように進行し、弦楽器と木管楽器のやりとりがいい。
第三楽章のメヌエットは優雅さを感じさせる演奏である。
中間部のトリオのホルンの吹奏と木管楽器のからみあう部分はのどかで、
冒頭の部分が繰り返され、最後は力強く終わる。
第四楽章も弦楽器が軽快に主題を奏でていく。
ここでもテンポは速めで情熱的な演奏をみせてくれる。
推進力のある演奏で盛り上がりをみせ、最後力強く終わる。
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ドラティ指揮のベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67「運命」を聴く

2013-12-29 12:03:40 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは交響曲第5番ハ短調作品67「運命」、
今回聴いたCDはアンタル・ドラティ指揮、
ロンドン交響楽団による演奏である。
第一楽章は、軽快できびきびとした演奏である。
提示部とともに展開部もあっさりとした感じを受けるが、
オーボエのソロの部分がゆったりとして印象的である。
感情的にはならず、楽譜に忠実にやっているような感じを受ける。
最後のコーダの部分もあっさりとしながらも、力強く終わる。
第二楽章も速いテンポで流れるように進んでいく。
ここも力強く盛り上げるのではなく、あっさりとした演奏で、
各楽器の動きがわかるように抑制を利かせている。
こういう演奏もありかな、最後もあっさり終わる。
第三楽章は、弦楽器の軽快な動きがみられ、
リズミックで流れるように進んでいく。
切れ目なく続く第四楽章の有名な主題も、
金管楽器が高らかにとはならず、抑制されている。
演奏自体は躍動感があるが、こじんまりとして、
物足らないと感じる人もいるかもしれない。
古楽器演奏を意識してかはわからないが、
室内管弦楽団による演奏のような感じでもある。
しかし、金管楽器の音が鳴りすぎだと思う人にとっては、
とてもシャープな演奏で、いいと思うところがあるだろう。
コーダを経て最後も抑制とれた中で力強く終わる。
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アバド指揮のベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調作品36を聴く

2013-12-28 12:32:14 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
今回からは年末に向け、恒例のベートーヴェン特集で行こうと思います。
一昨日は西谷から三枚町まで歩きましたが、
昨日はウォーキングを休みました。
今回とりあげるのはベートーヴェンの交響曲第2番ニ長調作品36、
今回聴いたCDはクラウディオ・アバド指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏である。
アバド指揮によるものは、ベルリン・フィルとのものもある。
しかし、この若々しい演奏は、各楽器の音への統制もとれていてよい。
ここでは曲の解説ではなく、CDを聴いた感想を述べたい。
第一楽章は力強い序奏で始まり、管楽器の音色がいい。
提示部に入って奏でられる主題も軽やかで躍動感がある。
展開部に入ってからも軽快なテンポで各楽器が絡み合っていく。
再現部で2つの主題が奏でられ、コーダを経て最後力強く終わる。
第二楽章は、前楽章とは対照的にゆったりとしたラルゲットの楽章で、
弦楽器と木管楽器による牧歌的な雰囲気がいい。
弦楽器が歌うように奏でていく部分がいいし、
木管楽器と掛け合いながら進み、ドラマティックに盛り上げる部分もみせ、
おだやかで優雅な部分との対比を見せ、最後は力強く終わる。
第三楽章スケルツォ楽章であり、力強い旋律と流れるような旋律が交互に現れる。
その対比がはっきり現れており、中間部のトリオもファゴットの活躍がいい。
再び最初のスケルツォ主題が現れて終わる。
第四楽章のフィナーレ楽章も軽快なテンポで、
力強く弦楽器によって主題奏される。
それに絡んでいくファゴットの音がいい。
コーダから最後までのところもただ力強くではなく、
抑制がとれていているところがいい。
各楽器の音を聴かせて最後堂々とした感じで終わる。
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ジョヴァンニ・ガブリエリの「今日キリストが生まれた」を聴く、そして瀬谷から二俣川まで歩く

2013-12-26 05:48:55 | クリスマス特集・その他
夜は天王町のジャンティエス・コマチでディナー。
今年のクリスマス・メニューは驚かせる料理が多かった。
オマール海老のエビフライ&魔法をかけたスープ・ド・ポアソンは、
創意工夫がみられる一品であったし、自家製燻製バターには、
その発想に驚かされ、白身魚のパイ包みはおいしく、
伊賀牛のサーロインの炭火焼は素材の良さはもちろん、
和風のソースがおいしく驚かされ、どの料理をとっても感心した。
店がセレクトしてくれたニュージーランドの赤ワイン、
セント・クレアも料理にあい、とてもおいしく飲めました。

さて、昨日は瀬谷から二俣川まで歩きました。
クリスマス編については、今回で終わりにします。
今回とりあげるのは1553年頃に生まれたイタリアの作曲家、
ジョヴァンニ・ガブリエリが作曲した合唱曲、
「今日キリストが生まれた(Hodie Christus natus est)」である。
シンフォニエ・サクレ第3集におさめられている作品である。
彼の略歴については以前触れたので省略する。
今回聴いたCDはラインハルト・カムラー指揮、
アウクスブルク大聖堂少年合唱団室内合唱隊による演奏である。
イエスの誕生を喜ぶ歌が少年合唱により歌われ、
合唱がポリフォニック的に重なりあっていく。
ガブリエリらしい華やかなハーモニーの響きがいい。
最後はアレルヤを繰り返して終わる。

なお、今回までとりあげたクリスマス編のCD等の情報は、
以下のアドレスのクリスマスに関連するクラシック音楽のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/christmas_classics_cd.html
参考にしていただければ幸いです。
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