Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

トマス・タリスの「世の救い主(Salvator mundi)」を聴く

2019-07-21 11:03:09 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は1505年頃生まれたイギリスの作曲家、
トマス・タリスが作曲したモテット、
「世の救い主(Salvator mundi)」をとりあげる。
今回聴いたCDはデヴィッド・ウィルコックス指揮、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊、
ケンブリッジ大学ミュージック・ソサイエティの演奏によるものである。
十字架と血によって贖ったイエスに、
救いを求める内容の歌が5声によるアカペラで歌われる。
重なりあうハーモニーがポリフォニック的である。
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ジャン・リシャフォールのシャンソン「私の悲しみ」を聴く

2019-07-15 09:58:16 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は1480年頃生まれたベルギー(フランドル)の作曲家、
ジャン・リシャフォールが作曲したシャンソン、
「私の悲しみ(De Mon Triste et desplaisir)」をとりあげる。
ジャン・リシャフォールという作曲家については、
ジョスカン・デ・プレとの関係はあるようだが、
詳しいことはわかってはいない。
今回聴いたCDはグレイストン・パージェス指揮、
パーセル声楽コンソートの演奏によるものである。
重なり合う各声部が創り出すハーモニーは美しく、
ルネサンス音楽らしいところがみられる。
かなわない自分の望みを悲しむ短い作品である。
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カルロ・ジェズアルドの「見よ、いかに正しき者死すとも」を聴く

2019-07-09 05:12:33 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
7月7日の日曜日は松戸のみのり台にある證誠院まで行きました。
あいにくの雨の中で、兄の一周忌がとり行われました。
つくづく1年はあっという間に過ぎるものです。
今回は1561年頃生まれたイタリアの作曲家、
カルロ・ジェズアルドの作品の中の一つ、
「見よ、いかに正しき者死すとも(Ecce quomodo moritur justus)」をとりあげる。
今回聴いたCDはフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、
ヨーロッパ声楽アンサンブルの演奏によるものである。
しみじみとした味わいのある合唱曲である。
各声部の重なり合いが、ルネサンス的な響きを感じさせる。
この曲は「聖週間の聖務のためのレスポンソリウム集」という
1611年に出版された宗教作品の中に含まれる作品の一つである。
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