昨日は二俣川から三ツ境まで往復しました。
途中聴いたのは、1770年生まれのベートーヴェンの作品。
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37は、1800年に作曲された。
聴いたCDは、アンドレイ・ガヴリーロフのピアノ、
ユーリ・テミルカーノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37については以前ブログで触れたが、
改めてこの機会で演奏者を中心に簡単に触れておこう。
第1楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で書かれている。
管弦楽全体で冒頭から奏される主題は悲愴感があるが、力強い。
ピアノが入り、その勇ましく悲愴感ある主題を奏でていくが、
ガヴリーロフのピアノは男性的で力強い演奏である。
ライヴ録音のため音質はよくないのだが、
管弦楽もテミルカーノフの指揮の下、情熱的な演奏をしている。
カデンツァの部分で、力強く演奏するガヴリーロフのピアノには、
先日のミケランジェリと比較するとミスタッチが目立って聴こえてしまう。
比較すると仕方ないが、それを考えるとミケランジェリのライヴ録音はすごいわけだ。
このカデンツァのあとのコーダで、悲愴感を持ちつつも堂々と終わる。
第2楽章ラルゴは、複合三部形式で書かれており、
ピアノ独奏から始まるこの曲は前楽章とは対照的に牧歌的である。
ガヴリーロフも甘美で、歌うような旋律を奏でていく。
ピアノが伴奏に回り、フルートが旋律を奏でていく部分も印象的だ。
叙情的なピアノとやさしく奏でる弦楽器の競演が続き、最後は静かに終わる。
第3楽章アレグロは、ロンド形式で、ピアノが主題を最初に奏して始まる。
これをピアノが繰り返し、管弦楽がそれを受け継いでいく。
このあとはその主題をもとに両者の競演が続き、曲は進行していく。
管楽器が奏でるもう一つの牧歌的な主題が現れ、これをピアノも受け継ぎ、
その後は最初の主題がフーガ風など様々な形で扱われていく。
ロマン的な部分は後のメンデルスゾーンを感じさせるものでもある。
強烈な音で叩くティンパニは大げさではあるがソ連の管弦楽らしい部分だ。
最後のコーダはプレストで、軽快にしかし堂々と終わる。
途中聴いたのは、1770年生まれのベートーヴェンの作品。
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37は、1800年に作曲された。
聴いたCDは、アンドレイ・ガヴリーロフのピアノ、
ユーリ・テミルカーノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団の演奏によるもの。
ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37については以前ブログで触れたが、
改めてこの機会で演奏者を中心に簡単に触れておこう。
第1楽章アレグロ・コン・ブリオは、ソナタ形式で書かれている。
管弦楽全体で冒頭から奏される主題は悲愴感があるが、力強い。
ピアノが入り、その勇ましく悲愴感ある主題を奏でていくが、
ガヴリーロフのピアノは男性的で力強い演奏である。
ライヴ録音のため音質はよくないのだが、
管弦楽もテミルカーノフの指揮の下、情熱的な演奏をしている。
カデンツァの部分で、力強く演奏するガヴリーロフのピアノには、
先日のミケランジェリと比較するとミスタッチが目立って聴こえてしまう。
比較すると仕方ないが、それを考えるとミケランジェリのライヴ録音はすごいわけだ。
このカデンツァのあとのコーダで、悲愴感を持ちつつも堂々と終わる。
第2楽章ラルゴは、複合三部形式で書かれており、
ピアノ独奏から始まるこの曲は前楽章とは対照的に牧歌的である。
ガヴリーロフも甘美で、歌うような旋律を奏でていく。
ピアノが伴奏に回り、フルートが旋律を奏でていく部分も印象的だ。
叙情的なピアノとやさしく奏でる弦楽器の競演が続き、最後は静かに終わる。
第3楽章アレグロは、ロンド形式で、ピアノが主題を最初に奏して始まる。
これをピアノが繰り返し、管弦楽がそれを受け継いでいく。
このあとはその主題をもとに両者の競演が続き、曲は進行していく。
管楽器が奏でるもう一つの牧歌的な主題が現れ、これをピアノも受け継ぎ、
その後は最初の主題がフーガ風など様々な形で扱われていく。
ロマン的な部分は後のメンデルスゾーンを感じさせるものでもある。
強烈な音で叩くティンパニは大げさではあるがソ連の管弦楽らしい部分だ。
最後のコーダはプレストで、軽快にしかし堂々と終わる。