今回取り上げるのは、1900年生まれのジョベールが、
1939年に作曲した詩群「つかむ(Saisir)」作品18である。
モーリス・ジョベールはニース生まれの作曲家で、
歌曲だけでなく多くの映画音楽をてがけた作曲家である。
第二次世界大戦に従軍して戦死し、短い生涯を終えた。
今回聴いたCDは、フェリシティ・ロットのソプラノ、
アルミン・ジョルダン指揮、パリ室内アンサンブルの演奏によるもの。
詩群「つかむ(Saisir)」は詩人ジュール・シュペルヴィエルが、
1930年に出した詩集『無実の徒刑囚(Le Forçat innocent)』に
収められた中の一つのようである。
第1曲「つかむ、夕暮れを、林檎を、彫像をつかむ」に始まり、
5つの曲がソプラノと室内管弦楽によって奏でられていく。
ピアノにより繰り返される5つの音型が印象的である。
幻想的で甘美な曲であり、フランス語と音楽がうまく融合している。
第2曲は激しく荒々しく、第3曲はゆったりとした曲であるが、
ところどころで第1曲のピアノにより繰り返される5つの音型が現れる。
第4曲は軽快なテンポで流れるように歌の旋律が歌われていく。
第5曲は一番長いが、第1曲と同じ感じであり、
ピアノによる5つの音型も繰り返され現れ、最後は静かに終わる。
1939年に作曲した詩群「つかむ(Saisir)」作品18である。
モーリス・ジョベールはニース生まれの作曲家で、
歌曲だけでなく多くの映画音楽をてがけた作曲家である。
第二次世界大戦に従軍して戦死し、短い生涯を終えた。
今回聴いたCDは、フェリシティ・ロットのソプラノ、
アルミン・ジョルダン指揮、パリ室内アンサンブルの演奏によるもの。
詩群「つかむ(Saisir)」は詩人ジュール・シュペルヴィエルが、
1930年に出した詩集『無実の徒刑囚(Le Forçat innocent)』に
収められた中の一つのようである。
第1曲「つかむ、夕暮れを、林檎を、彫像をつかむ」に始まり、
5つの曲がソプラノと室内管弦楽によって奏でられていく。
ピアノにより繰り返される5つの音型が印象的である。
幻想的で甘美な曲であり、フランス語と音楽がうまく融合している。
第2曲は激しく荒々しく、第3曲はゆったりとした曲であるが、
ところどころで第1曲のピアノにより繰り返される5つの音型が現れる。
第4曲は軽快なテンポで流れるように歌の旋律が歌われていく。
第5曲は一番長いが、第1曲と同じ感じであり、
ピアノによる5つの音型も繰り返され現れ、最後は静かに終わる。