Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヒューゴ・アルヴェーンの劇音楽「グスタフ2世」組曲作品49よりエレジー(悲歌)を聴く

2022-10-23 22:30:06 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1872年生まれのスウェーデンの作曲家アルヴェーンが、
1932年に作曲した劇音楽「グスタフ2世」組曲作品49より、
エレジー(悲歌)という1曲である。
今回聴いたCDの演奏はオッコ・カム指揮、
ヘルシンキボリ交響楽団のものである。
弦楽器の旋律で穏やかに始まる旋律に、
木管楽器が絡んでいき、のどかな感じになるが、
弦楽器は感傷的な旋律を奏でていき、
悲しみに満ちたような音楽になる。
北欧の音楽らしい美しいメロディーである。
スウェーデンの王族の葬送音楽として、
この音楽が使用されることもあるようで、
最後は穏やかな中で、消え入るように終わる。
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ヒューゴ・アルヴェーンの交響曲第4番ハ短調作品39を聴きながら、二俣川から横浜まで歩く

2022-10-22 21:47:18 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今日は二俣川駅から横浜駅まで久しぶりに歩きました。
いつもなら、相鉄線沿いに歩くのだが、今回はルートを変え、
本宿町から三反田町を通り、市沢交番前の信号まで行き、
そこからは市沢小入口の信号を左に曲がり、
環状2号線を渡り、そのまままっすぐ道を登り、
西谷浄水場を左手にみて水道道を下り、和田町駅の方面へ、
二俣川駅を出たのが10時で、和田町駅は11時13分に通過、
そのまま水道道を直進し、天王町付近で左へ曲がり、
松原商店街を通り、浅間町へ向かい浅間下の信号に出て、
そこを横断し、新田間川沿いに歩き、横浜駅方面に向かった。
横浜駅に着いたのは12時45分頃であった。
途中、ラーメン屋に入ってお昼を食べたので、
その時間30分くらいを引くと2時間15分ほどの所要時間。
途中松原商店街で買い物もしたので、そのロスタイムも引けば、
2時間ちょっとということになるのだろう。
あまりにも久しぶりのウォーキングだったので、疲れました。
途中のアップダウンも体にこたえた感じで家に帰ってからは休みました。

途中聴いたのは1872年生まれのスウェーデンの作曲家アルヴェーンが、
1919年に完成させた交響曲第4番ハ短調作品39である。
「海辺の岩礁から」という副題が付いている。
交響詩「岩礁の伝説」との関連性はあるが独立した作品である。
今回聴いたCDの演奏はクリスティーナ・ヘグマンのソプラノ、
クレス=ホーカン・アーンショーのテノール、ネーメ・ヤルヴィ指揮、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団のものである。
連続して演奏されていくが、4つの部分で構成され、
モデラートで始まりアレグロ-モデラート-アレグロ-レント-
モデラート-ポコ・ピウ・モッソ-モルト・アパッショナート-
アレグロ・アジタート-モデラートと移っていく。

冒頭はフルートの流れるような音型の繰り返しと、
弦楽器の重々しい感じの旋律で始まる。
やがて、高揚し力強く重々しい旋律が現れ、
そのあとは弦楽器が奏でる抒情的な旋律が現れる。
そしてその旋律が繰り返され、盛り上がっていく。
そのあとソプラノのヴォカリーズが入り、ホルンなどが絡み、
冒頭のフルートの流れるような音型も現れ、
感傷的な旋律が弦楽器によって奏でられる。
そこでソプラノのヴォカリーズが入り、
そのあとはフルートやハープなどにより神秘的な感じになり、
2本のフルートが旋律を弦楽器に絡ませて進み、他の木管楽器も絡む。
そしてピアノの音の上で再びソプラノのヴォカリーズが入り、
フルートやハープなどによる神秘的な感じが再び現れる。
このあたりはやはり海を思わせるところがある。

そして、重々しい低弦の音が続いたあと、
オーボエなど木管楽器と弦楽器による優しい感じの音楽が続き、
ロマンティックに盛り上がっていき、
金管楽器が鳴り響きワグナー風でもある。
そのあとも冒頭の流れるような音型が現れ、
ヴァイオリンの感傷的な旋律が奏でられる。
そして再びロマンティックに盛り上がっていく。
このあとソプラノとテノールのヴォカリーズが入り、
お互いが呼びかけるように絡み合っていく。
それが終わると管弦楽全体で荒々しい音楽になり高揚し、
そのあと穏やかな感じになり、ヴァイオリン・ソロが入る。

そしてソプラノとテノールのヴォカリーズが一瞬入り、
低弦による重々しい音楽が再び現れ、徐々に厚みを増し、
荒々しく悲劇的な感じの音楽になっていく。
そして対照的で優しい感じの音楽が現れ、
前の荒々しい音楽や神秘的な音楽も再び現れる。
ハープとピアノの音が奏でられる中、
オーボエが悲しい旋律を奏でていく。
そして金管楽器中心に再び力強い旋律が現れ、高揚していき、
そのあと木管楽器による明るい旋律が奏でられていき、
弦楽器が抒情的な旋律を繰り返していき、
静まったところで今度はトランペットが旋律を奏で、
弦楽器中心に徐々に盛り上がりをみせていき、
金管楽器も加わっていき、悲劇的な感じになったあと、
冒頭の流れるような音型が弦楽器により繰り返され、
最後は静かに消え入るようにして終わる。
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ヒューゴ・アルヴェーンの交響曲第2番ニ長調作品11を聴く

2022-08-07 20:52:28 | 古典~現代音楽スウェーデン編
昨日まで3日間佐賀・長崎に行き、
先祖の墓参りと周辺観光をしました。
8月5日には長崎市の出島に行き、
復元された建物などを見学したあと、
長崎原爆資料館にも行った。
なのでしばらくブログもお休みしました。

さて、今回は1872年生まれのスウェーデンの作曲家、
ヒューゴ・アルヴェーンが1897年から98年にかけて、
作曲した交響曲第2番ニ長調作品11を取り上げる。
今回聴いたCDの演奏は、ネーメ・ヤルヴィ指揮、
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団のものである。
第一楽章モデラートは、クラリネットのほのぼのとした音、
弦楽器が優しく旋律を奏で、金管楽器が鳴り響いて始まる。
楽章がどんな構造なのかを考えるのではなく、
ここは何も考えずに、北欧の自然の風景を想像し、
旋律の美しさに身をゆだねたい感じである。
北欧の自然の美しさとともに厳しさが描かれていく。
金管楽器は雄大な自然と荒々しい部分を表現していく。
ブラームスの音楽のような部分も感じさせる。
明るくのどかな感じで最後は穏やかに終わる。
第二楽章アンダンテは、重々しい感じで始まる。
深い悲しみに包まれた感じで旋律も感傷的である。
徐々にその感情は激しくなり、絶望的でもあるが、
その気持ちを慰めるかのような優しい旋律も現れる。
最後はそれまでの悲しい感情が消え、静かに穏やかに終わる。

第三楽章アレグロは、軽快でリズミックで舞踏的な旋律で始まる。
金管楽器を伴い、暗く嵐のような荒々しい感じである。
中間部は対照的に明るく流れるような旋律が弦楽器に奏でられる。
冒頭の荒々しい旋律が再び現れて、力強く終わる。
第四楽章前奏曲(アダージョ)は、
ヴァイオリンによる抒情的な旋律で始まる。
他の弦楽器もそれを引き継ぎ、弦楽器中心に進行していく。
やがて木管楽器のみで奏でる部分があり、
そのあとは弦楽器の旋律に金管楽器や木管楽器も絡んでいく。
いったん静まって、フーガ(アレグロ・エネルジコ)の部分に入り、
弦楽器が奏でる主題がフーガにより展開されていく。
様々な楽器が絡んでいきながら、壮大な感じになり、
金管楽器がコラール風の旋律を何度か奏でる。
このあたりはブルックナー風でもある。
その後もフーガによる展開が行われ、
弦楽器の奏でる旋律とともに金管楽器も鳴り響き、
盛り上がったところで最後力強く終わる。
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ヨゼフ・マルティン・クラウスの交響曲ハ長調VB139を聴く

2017-09-05 07:15:08 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1756年生まれのクラウスが、
作曲した交響曲ハ長調VB139である。
今回聴いたCDは、ペッター・スンドクヴィスト指揮、
スウェーデン室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章アンダンテ・デ・モルト-アレグロは、
弦楽器が奏でるやや感傷的な旋律でゆったりと始まり、
次に明るく生き生きとした旋律が奏でられる。
その二つの旋律が交互に現れて進行していく。
第二楽章ウン・ポコ・アンダンテは、
弦楽器がゆったりとした優雅な旋律を奏でて始まる。
そしてフルートがそれを引き継いだあと、
弦楽器が再び旋律を奏でて終わる。
第三楽章アレグロは、軽快な弦楽器の旋律で始まり、
ホルンも加わり華やかさを加えていく。
最後はホルンの豊かな響きの中、弦楽器が奏でて優雅に終わる。
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クット・アッテルベリの交響曲第4番ト短調「小交響曲」作品14を聴く

2017-09-04 06:13:23 | 古典~現代音楽スウェーデン編
今回とりあげるのは1887年生まれのアッテルベリが、
1918年に作曲した交響曲第4番ト短調「小交響曲」作品14である。
今回聴いたCDは、アリ・ライシンネン指揮、
フランクフルト放送交響楽団の演奏による。
第一楽章コン・フォルツァ(力をこめて)は、
弦楽器が情熱的な第一主題を奏でて始まり、
金管楽器もそれに絡んでいく。
第二主題は木管楽器を中心とした牧歌的な旋律である。
それらの主題をもとに展開していく短い展開部を経て、
二つの主題が再現され、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテは、クラリネットが奏でる旋律に始まる。
この旋律は北欧的な部分を感じさせる甘美な旋律で、
それをフルートなど他の木管楽器が引き継いでいく。
そっと弦楽器がそれを支え、ホルンが絡んでいく。
そしてやがて弦楽器が旋律を奏でていき、
金管楽器にも引き継がれ、最後は静かに終わる。
第三楽章スケルツォは、冒頭がドヴォルザークを思わせる。
短い中間部で木管楽器が活躍し、冒頭のスケルツォ主題が現れて終わる。
なぜかドヴォルザークの交響曲第9番の第3楽章を感じさせる。
第四楽章ロンドは、木管楽器が民謡風の旋律を奏でていく。
弦楽器もその旋律を引き継ぎながら、徐々に盛り上り、
高揚したあと、いったん静かになり、最後力強く終わる。
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