温泉クンの旅日記

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たくみの里の宿

2014-10-19 | 温泉エッセイ
  <たくみの里の宿>

 電車の中吊り広告に、里山が映った写真をみつけると、魅入られたように見つめしまう。旅心が電撃的に刺激されてしまうのだ。



 月夜野インターを降りると、三国峠方面を目指して走る。
 湯宿温泉に入ったところで、信号を左折して丘への曲がりくねった坂道を昇っていく。曲らずに走れば猿ヶ京温泉だ。

(ここに来るのは、えーと三度・・・四度目になるのか、な。前回はたしか真沢温泉に行ったときだったか・・・。あの靴下の谷川温泉も近くだ)



 たくみの里は三国街道の旧須川宿にあり、東京ドーム七十個分の広さで藁細工、木工、竹細工、和紙などの手作り体験ができる「たくみの家」が点在している。



 アクセサリー、竹トンボ、一輪挿し、状差し、本立て、藁草履、草鞋、作陶などいろいろな体験ができるのである。マッチ箱や石に絵付け、ガラスに模様付け、古布人形作りなんてのもある。
 こんにゃく作り、豆腐作りや蕎麦打ち、うどん打ち、漬物やパイ作りも体験できる。
 わたしは昔、最初に訪れたときにここの道の駅でもある「豊楽館」というところで、蕎麦打ち体験をしたことがあるのだ。
 家族連れやカップルなどが、楽に半日ぐらい潰せる処である。



 秋らしくコスモスの花があちこちに咲いていた。
 今日は、たくみの里はスルーして真っ直ぐ宿に向かった。





 宿の周りは、これぞ里山といった景観であった。
 入り口近くにうさぎのケージがあって覗くと、ふくよかなウサギが気持ちよさげに寝込んでいた。
 チェックインすると、すぐにお決まりの温泉に向かった。



 思ったとおり、がっかりする温泉だが、まあこれは折り込み済みなのでしょうがない。あとは朝に髭でも剃ることに決めた。





 開けた窓の、眼の前に広がる田圃では収穫した稲を天日乾燥するために「はさがけ」がされていた。
 これで谷川岳でも視界に入れば言うことなしなのだが、それは無いものねだりというものだ。
 B&B(朝食付き宿泊)で温泉がダメなら、今日はもう呑むしかない。まずは一階の無料の氷をとりにいく。

「湊屋藤助」のロックでゆっくりスタートとするか・・・。



 途中のコンビニで買ってきたつまみを出し、酒を呑み始めた。夕食はサンドイッチとおにぎりも買ってきてある。足らなければ、いつもザックに入れてあるカップ麺の用意もあるから一泊ぐらいだいじょうぶである。

 たまには、こういう静かな時間も贅沢でいいもんだ。



  →「猿ヶ京温泉(1)」の記事はこちら
  →「猿ヶ京温泉(2)」の記事はこちら
  →「猿ヶ京温泉(3)」の記事はこちら
  →「靴下」の記事はこちら
  →「続・谷川温泉(1)」の記事はこちら
  →「続・谷川温泉(2)」の記事はこちら
  →「真沢温泉」の記事はこちら

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