<別所温泉(2)>
別所は宿の温泉もいいが、外湯もとても雰囲気がある。
料金は、どの外湯のいずれも150円で嬉しい。なんでも最近あがったそうで、
前は別府と同じ100円だったそうだ。
今回は大師の湯と、露天風呂がある大湯のふたつにはいった。どちらも混んで
いたので残念ながら中の画像はとれなかった。
「大師の湯」。
平安時代、慈覚大師が北向観音堂建立のため別所に来たとき折に好んで入浴した
ので「大師湯」と名付けられた。
「大湯」。
ここの露天風呂に入った瞬間に、二度目であることを思い出した。外湯で露天
風呂があるのは大湯だけである。
木曾義仲ゆかりの「葵の湯」とも呼ばれている。
『木曾義仲は正月末から葵の前を連れて信濃の別所の温泉へ療養に来ていた。
「葵、もうここも飽いたであらう」
「いいえ、飽くなどはおろか、殿とこうして居るならば、いつまでもと願うており
ます。殿は」
「おれか、おれは正直飽き飽きしたな、二十日あまりこう湯浸しでは」
「まあ、わらわの為にさぞお辛そうな。申しわけない事でございます」
「や、怒ったか、葵」 御湯屋はにわかぶしんだが木の香も新しく湯は湯槽にあふ
れて清々と流れているーこの建物さえ彼女に療養させる為に義仲が急に命じて造ら
せたものである…。 (吉川英治著「新平家物語」巻十三より)』
「石湯」。
ここは今回もはいりそこねた。次回必ずはいりたい。
「真田幸村公隠しの湯」の標石は、池波正太郎の筆だそうだ。
その昔に読んだ池波正太郎の小説「真田太平記」には、たしか別所の湯が登場し
ていたが、また猛烈に読み返してみたくなった。
共同浴場は、この他に「あいそめの湯」がある。
別所温泉にいったら、どこも150円の外湯とか、無料の足湯とかを試していって
ほしい。とてもいい温泉なのだ。
→(1)はこちら
別所は宿の温泉もいいが、外湯もとても雰囲気がある。
料金は、どの外湯のいずれも150円で嬉しい。なんでも最近あがったそうで、
前は別府と同じ100円だったそうだ。
今回は大師の湯と、露天風呂がある大湯のふたつにはいった。どちらも混んで
いたので残念ながら中の画像はとれなかった。
「大師の湯」。
平安時代、慈覚大師が北向観音堂建立のため別所に来たとき折に好んで入浴した
ので「大師湯」と名付けられた。
「大湯」。
ここの露天風呂に入った瞬間に、二度目であることを思い出した。外湯で露天
風呂があるのは大湯だけである。
木曾義仲ゆかりの「葵の湯」とも呼ばれている。
『木曾義仲は正月末から葵の前を連れて信濃の別所の温泉へ療養に来ていた。
「葵、もうここも飽いたであらう」
「いいえ、飽くなどはおろか、殿とこうして居るならば、いつまでもと願うており
ます。殿は」
「おれか、おれは正直飽き飽きしたな、二十日あまりこう湯浸しでは」
「まあ、わらわの為にさぞお辛そうな。申しわけない事でございます」
「や、怒ったか、葵」 御湯屋はにわかぶしんだが木の香も新しく湯は湯槽にあふ
れて清々と流れているーこの建物さえ彼女に療養させる為に義仲が急に命じて造ら
せたものである…。 (吉川英治著「新平家物語」巻十三より)』
「石湯」。
ここは今回もはいりそこねた。次回必ずはいりたい。
「真田幸村公隠しの湯」の標石は、池波正太郎の筆だそうだ。
その昔に読んだ池波正太郎の小説「真田太平記」には、たしか別所の湯が登場し
ていたが、また猛烈に読み返してみたくなった。
共同浴場は、この他に「あいそめの湯」がある。
別所温泉にいったら、どこも150円の外湯とか、無料の足湯とかを試していって
ほしい。とてもいい温泉なのだ。
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