温泉クンの旅日記

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桃の木温泉(1) 山梨・南アルプス

2007-12-09 | 温泉エッセイ
  <桃の木温泉(1)>

「この土曜日なんですけど、ひと部屋あいているでしょうか」

 ひさしぶりに、南アルプスにある何度か行った温泉に泊まってみようと電話し
た。
「お待ちください・・・はい、お取りできますが」
「そうですか。あの・・・料金はいかほどでしょうか」



 この宿にはこの七、八年に三回ほど訪れている。もしかしたら四回かもしれな
い。最初のころは一万円以下だったと思う。食事はあまり記憶にないが接客もまあ
まあよく、なにより温泉を気に入ったものだから非常に良心的な料金だな、と感心
した。
 しばらくして行ってみると、貸切風呂をロビーの奥に新設したせいか値上げして
いた。たしかそれでも一万二千円ぐらいだったように思う。

「一万五千円からになりますが・・・」
 ちょっとびっくりしてしまう。うーむぅ・・・高い・・・。
 建て直したとか全面的な改装でもしたのだろうか。それとも土曜だから料金アッ
プで、ふだんは一万三千円くらいなのか。それとも食事を豪華にしたのだろうか。
「・・・では、その一万五千円でお願いします」


「山梨でどこかお勧めの温泉あるかな?」
 と訊かれて、まっさきに思い浮かぶのがこの桃の木温泉である。

 温泉だけ楽しみたい、ということなら山梨では申し分ない泉質だ。
 みためよりも濃い香りのする硫黄泉で、浴場の湯口から直接ゴクゴク飲泉できる
から温泉好きなら狂喜乱舞ものである。





 宿は南アルプスの山渓深く、夜叉神峠への細い山道沿いにある。



 近くにある芦安温泉のほうが有名なので、そこにナビをセットすれば辿り着け
る。芦安から五分ほど山を登れば道沿いなので迷わない。甲府辺りからなら、迷わ
なければ30分ちょいでいける。



 ただ、すこしだけ気になることがあった。山梨への旅の途中、ついでにそれを
確かめにきたのだ。


  - (2)へ続く -

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