<ふれあい牧場のアイス>
ジツはアイスクリーム好きである。ソフトクリームもだが。
風邪を引いて熱っぽくなると、妙にアイスクリームが食べたくなり、近くのコン
ビニへハーゲンダッツのバニラを買いにいくのだ。
ハーゲンダッツは高い。別にもうすこし安いアイスクリームとかガリガリ君でも
いいのだが、海(ネコ)がハーゲンダッツを好きだからしょうがない。海は乳製品
が好きらしく、チーズも大好きな猫である。
襖を閉めて隠れてそっと食べようと思っても、包み紙を開けた瞬間に、
「ええい、この襖を開けろ! 早く開けろ!」とバリバリ引っ掻きドシンドシン
体当たりをかますのだ。
開けると風のようにはいってきてテーブルの向こう側からふわりと乗って、きち
んと正座(?)してひたすらジーっとみつめるのである。
旅に出てもときおりアイスクリームとかソフトクリームを食べる。
北海道の長沼のヤツ・・・ここには男とか子供用に小さいサイズのものがあって
嬉しい。盛岡の網張温泉に行く途中のや小岩井牧場のヤツ。日光の光徳牧場のヤツ
などなど。ミニストップのも相当に美味しいと思う。
しかし、しかしである。誰がなんと言おうが、わたしは秩父のが一番好きなの
だ。このアイスとのつきあいはかれこれ10年近いのである。
昇仙峡でくたくたのエネルギー切れ状態になった身体を、雁坂に向かう街道に
あった「くるまや」のこってり味噌ラーメンと熱々餃子でたっぷり栄養補給した
ものだから、雁坂トンネルを抜けて秩父へ向かうつづら折れの坂道を下っている
と突然、強い眠気に襲われた。
あと、アイスクリームまでもう少しである。窓をすこし開け山の匂いがする空気
をいれる。
ずいぶん久しぶりに来たのだが、店は潰れずにやっていた。そりゃそうだ、あの
アイスにはファンが多いのだ。
(げっ、これで牧場? ちゃっこい貧相なところ・・・)
と思うかもしれない。(絶対思うって)
およそ見た目にはしょぼくれた牧場だが、ちゃんと牛もいるし子どもたちが喜ぶ
動物もいるし、とにかくアイスはなかなかのものなのだ。別に乗馬しようとか牧場
を観光しようとかの目的でなく、目的はアイス一点だ。
(プッ、変なアイス!)
と噴出すかもしれない。
おしゃれとはほど遠く、どうみても武骨といったほうがいい、カップにもられた
このアイスに一時狂ったものだ。
むろん、いまでも時折食べたくなるのだが、山梨への旅のときぐらいしかチャン
スがない。正味な話、あまりひとには教えたくないのである。
濃厚なアイスクリームの練乳を思わせるミルク味に、最高に上質なレアチーズ
ケーキを限界ぎりぎりほどよく混ぜたような奥深い味わいなのだ。くちどけもなめ
らかで後味もすっきりしている。
カップの底の底までぎっしりアイスがはいっており、絶対に大満足できる。言い
忘れたが無骨なカップも旨いのだ。
繰り返すが、ここのアイス、ひとにはあまり教えたくないのである。
ジツはアイスクリーム好きである。ソフトクリームもだが。
風邪を引いて熱っぽくなると、妙にアイスクリームが食べたくなり、近くのコン
ビニへハーゲンダッツのバニラを買いにいくのだ。
ハーゲンダッツは高い。別にもうすこし安いアイスクリームとかガリガリ君でも
いいのだが、海(ネコ)がハーゲンダッツを好きだからしょうがない。海は乳製品
が好きらしく、チーズも大好きな猫である。
襖を閉めて隠れてそっと食べようと思っても、包み紙を開けた瞬間に、
「ええい、この襖を開けろ! 早く開けろ!」とバリバリ引っ掻きドシンドシン
体当たりをかますのだ。
開けると風のようにはいってきてテーブルの向こう側からふわりと乗って、きち
んと正座(?)してひたすらジーっとみつめるのである。
旅に出てもときおりアイスクリームとかソフトクリームを食べる。
北海道の長沼のヤツ・・・ここには男とか子供用に小さいサイズのものがあって
嬉しい。盛岡の網張温泉に行く途中のや小岩井牧場のヤツ。日光の光徳牧場のヤツ
などなど。ミニストップのも相当に美味しいと思う。
しかし、しかしである。誰がなんと言おうが、わたしは秩父のが一番好きなの
だ。このアイスとのつきあいはかれこれ10年近いのである。
昇仙峡でくたくたのエネルギー切れ状態になった身体を、雁坂に向かう街道に
あった「くるまや」のこってり味噌ラーメンと熱々餃子でたっぷり栄養補給した
ものだから、雁坂トンネルを抜けて秩父へ向かうつづら折れの坂道を下っている
と突然、強い眠気に襲われた。
あと、アイスクリームまでもう少しである。窓をすこし開け山の匂いがする空気
をいれる。
ずいぶん久しぶりに来たのだが、店は潰れずにやっていた。そりゃそうだ、あの
アイスにはファンが多いのだ。
(げっ、これで牧場? ちゃっこい貧相なところ・・・)
と思うかもしれない。(絶対思うって)
およそ見た目にはしょぼくれた牧場だが、ちゃんと牛もいるし子どもたちが喜ぶ
動物もいるし、とにかくアイスはなかなかのものなのだ。別に乗馬しようとか牧場
を観光しようとかの目的でなく、目的はアイス一点だ。
(プッ、変なアイス!)
と噴出すかもしれない。
おしゃれとはほど遠く、どうみても武骨といったほうがいい、カップにもられた
このアイスに一時狂ったものだ。
むろん、いまでも時折食べたくなるのだが、山梨への旅のときぐらいしかチャン
スがない。正味な話、あまりひとには教えたくないのである。
濃厚なアイスクリームの練乳を思わせるミルク味に、最高に上質なレアチーズ
ケーキを限界ぎりぎりほどよく混ぜたような奥深い味わいなのだ。くちどけもなめ
らかで後味もすっきりしている。
カップの底の底までぎっしりアイスがはいっており、絶対に大満足できる。言い
忘れたが無骨なカップも旨いのだ。
繰り返すが、ここのアイス、ひとにはあまり教えたくないのである。
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