温泉クンの旅日記

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五稜郭タワー 北海道・函館

2011-10-12 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <五稜郭タワー>

 大沼から国道に出て函館に向かうと、すぐにトンネルがある。
 そこのトンネルを抜けると、長い下り坂が始まる。緩やかなカーブの坂だが、下りなのでついついスピードが出てしまう。

 今回の北海道旅では、ここまで運よくスピード違反で捕まっていない。もうあとすこしの辛抱だ。周りの車はみな軽く八十キロ以上出しているようだが、北海道警のターゲットである本州ナンバーのわたしは、抑えて七十キロくらいで下っていった。

 下り切ると三叉路に信号がある。右折しようとしたが直前に黄色に変わったので無理せずに停止する。わたしの前を走っていた車がスピードを落とさずにタイヤを少し鳴らしながら右折していった。

 信号が変わり、右折してしばらく走らせると前方の路肩にさきほどの車が止まっていて、その少し前に白バイが止まっていた。
 ふぅ、危ない、危ない。これだから、北海道は油断がならない。スピードを落とさずに一緒に右折していたら、わたしが捕まる可能性もあったわけだ。
 よし、とにかくゆっくり走らせよう。

 五稜郭タワーが新しくなったと聞いて、寄ってみることにした。高所は苦手だが高い建物はまるで問題ない。
 タワーの展望台も、支える塔も、五稜郭の形をとりいれた五角形だ。



 わたしが登ったことのある旧タワー(1964年建造)は高さ60メートルだったのが、2006年に完成したこの新タワーは107メートルの高さだそうだ。旧タワーは新タワー完成後、同年に解体された。
 2006年完成・・・ということは、五年ほど北海道にご無沙汰していたことになる。

「どちらからお見えになったのでしょうか、統計をとっておりますので申し訳ございませんがお聞かせください」
「えぇーと、横浜です、神奈川県の」
(横浜からずっと車を走らせて・・・ね)
 一階で展望料金を払う際に可愛い女性に訊かれたが、交通手段もついでにぜひ訊いてほしかった。

 エレベータのなかでちょっと待たされてから、展望台に上った。



 五稜郭だ。
 前に歩いたがけっこう広かった。今日は眺めるだけでじゅうぶんだ。

 黒船が来航し、日米和親条約が締結される。この条約によって箱館が開港され、それに伴い徳川家定の命で築城された城で、「稜堡式」という築城様式である。



 五稜郭という通称は星型の城郭からきていて、正式名称は亀田御役所土塁というそうだ。開港当時におかれた箱館奉行所も昨年(2010年)復元されている。



 広すぎてとてもワンショットでは撮れないので、模型をとったがこちらも収まらない。



 元新撰組副長の土方歳三である。旧幕府脱走軍の陸軍奉行並として、新政府軍の圧倒的な兵力との陸上戦を指揮したが、新政府軍の箱館総攻撃で戦死した。

 展望一階にはシースルーフロアといって、強化ガラスで素通しに遥か真下の地上が見える。これはさすがに怖い。画像撮るのも忘れてしまった。

 函館山も、津軽海峡も、残念なことに流れる霧で覆われていた。



 二階に降りてみると、なんと五島軒があるではないか。



 これから函館山の本店にいくつもりなのだが、空きっ腹が鳴って「どうだ、ここで手を打とうじゃないか」という。時計をみると午後一時を廻っている。
 しかし、函館での昼はやっぱり本店がベストだ。ここは断腸の思いでパスした。


  →「大沼国定公園」の記事はこちら
  →「五島軒のイギリスカレー」の記事はこちら

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