<慶雲館(2)>
ここの敷地は六千余平米で、本館建物は、尾州産の総檜造り寄棟造二階建てで約五百平米ある。もともとこの場所は江戸時代後期の絵図に大通寺(真宗大谷派長浜別院)別殿と記され、住職の別荘であったそうだ。
慶雲館は浅見氏の別邸としてだけでなく、長浜の迎賓館として使われていたが、昭和十年(1935年)の国史跡指定に伴い、翌年長浜市に寄付された。
さすが、豪商は太っ腹なものである。
本館の横にある「恵露庵」と名付けられた茶室は、本館とともに建設され元は典型的な四畳半であったが、平成十二年に十畳余の広間に改修されたそうだ。
ああ。喉も渇いたし、抹茶でも飲みたくなってきた。
本館の入場料金は二百円と格安である。
玄関に脱がれた靴は、男ものと女ものが一足ずつだ。
ということは、わたしもいれて客は三人である。空いているのが、嬉しい。
玄関から中門と前庭を振り返ると、そこに長浜の深まる秋があった。
一階の大広間。
ここと二階の広間では毎年日本一といわれる長浜盆梅展や、会議場所などとして使われる。
目の前には、本庭(奥庭)が広がる。
作庭は、平安神宮神苑をはじめ多くの造園を手掛けた京都の七代目小川治兵衛の代表作ともいえる池泉回遊式庭園だ。
中央に深い涸池を穿つなど地形に大きな起伏をつけ、前庭や玄関周辺と同じように巨石を用いている。
階段を上がって二階へいってみる。
誰もいない空間に身をおいていると、時間がとまっているような感覚がする。
玉座である。
この玉座からは琵琶湖と伊吹山が一望でき、当時の新聞に「美麗壮観同地に冠たるものなり」とあったそうだ。
誰も居ないし、悪戯小僧ならこっそり座ってしまうのだろうが大人ではそうもいかない。
この慶雲館、たったの二百円で大満足した。
長浜にきたら間違いなく押さえておきたいスポットである。
→「慶雲館(1)」の記事はこちら
ここの敷地は六千余平米で、本館建物は、尾州産の総檜造り寄棟造二階建てで約五百平米ある。もともとこの場所は江戸時代後期の絵図に大通寺(真宗大谷派長浜別院)別殿と記され、住職の別荘であったそうだ。
慶雲館は浅見氏の別邸としてだけでなく、長浜の迎賓館として使われていたが、昭和十年(1935年)の国史跡指定に伴い、翌年長浜市に寄付された。
さすが、豪商は太っ腹なものである。
本館の横にある「恵露庵」と名付けられた茶室は、本館とともに建設され元は典型的な四畳半であったが、平成十二年に十畳余の広間に改修されたそうだ。
ああ。喉も渇いたし、抹茶でも飲みたくなってきた。
本館の入場料金は二百円と格安である。
玄関に脱がれた靴は、男ものと女ものが一足ずつだ。
ということは、わたしもいれて客は三人である。空いているのが、嬉しい。
玄関から中門と前庭を振り返ると、そこに長浜の深まる秋があった。
一階の大広間。
ここと二階の広間では毎年日本一といわれる長浜盆梅展や、会議場所などとして使われる。
目の前には、本庭(奥庭)が広がる。
作庭は、平安神宮神苑をはじめ多くの造園を手掛けた京都の七代目小川治兵衛の代表作ともいえる池泉回遊式庭園だ。
中央に深い涸池を穿つなど地形に大きな起伏をつけ、前庭や玄関周辺と同じように巨石を用いている。
階段を上がって二階へいってみる。
誰もいない空間に身をおいていると、時間がとまっているような感覚がする。
玉座である。
この玉座からは琵琶湖と伊吹山が一望でき、当時の新聞に「美麗壮観同地に冠たるものなり」とあったそうだ。
誰も居ないし、悪戯小僧ならこっそり座ってしまうのだろうが大人ではそうもいかない。
この慶雲館、たったの二百円で大満足した。
長浜にきたら間違いなく押さえておきたいスポットである。
→「慶雲館(1)」の記事はこちら
先日に続きまして、今日は慶雲館を掲載させていただきました。
ありがとうございました。
「長浜観光協会」の「長浜に来られた方のブログ」(http://www.nagahamashi.org/blog.php) 「びわ湖・近江路観光圏」の「びわ湖・近江路を訪れた方のブログ」(http://ohmiji.jp/)
「コブログ」の「旅ブログ」(http://dp10063051.lolipop.jp/ko-blog/list.php)
お時間のある時にでもご確認ください。
温泉クンさんのブログを読んでいると、私も一緒に観光しているようで楽しかったです。
今後もよろしくお願いします。
プロクルー金澤
長浜は全体的に料金が良心的で、ゆっくりとできるし、お人柄も朗らかで親切なので、旅行者としては 本当にありがたい街でした。
この慶雲館も伺いましたが、紅葉が本当に美しく、周囲が立て込んでいない行幸の頃は
琵琶湖が見えるさぞかし見事な景色だったのだろうと推察されます。
豊公園も紅葉美しく 琵琶湖添のホテルに宿泊しましたが、心から旅を楽しめました。
先日、日光の東照宮へ行き、帰ってきたら 長浜と 滋賀県の観光協会から冬の観光案内のパンフレットが届いていました。
「寝返るなよ」と言われているようで おかしかったです(笑)。
パンフレットをじっくりみて、またうかがわせていただきます。
コメントをいただき、ありがとうございます。
コメントしづらいブログのせいか、コメントのチェックが遅れ、申し訳ありません。
長浜の旅を思い出していただけるのならば、書いた甲斐があります。
わたしも橡餅のこともあり、また滋賀へは旅するつもりです。
またぜひ閲覧をいただきますようお願いいたします。
いつもお世話になります。
わざわざのご連絡ありがとうございました。
「・・・私も一緒に観光しているようで・・・」
そう言っていただくと、たいへん嬉しいです。
滋賀には今年もまた行ってみようか、と思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。