温泉クンの旅日記

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腰の激痛

2008-10-13 | つぶやき
  <腰の激痛>

「ははあ・・・その痛がりぶりは、ぎっくり腰ですね、これは」

 診療台にうつ伏せになってくれと言われて、どうにも腰の鋭い痛みが走ってなか
なかできないわたしをみて、先生がいった。



 右ひざが痛むので、湿布をしてかばっているうちに腰痛になってしまった。それ
でも二日ほど痛みを堪えて仕事をしたが、ついには立ち上がれないような痛みに
変わった。
 そこで、いくつかの整形外科でも治らなかった頚椎からくる右手の痺れを二度も
直してもらった、広尾にある整骨院をたよることにしたのだった。

「治療をすると、今日はさらにひどい痛みになりますが、良くなるためですから
覚悟してください」
「えぇーっ、これ以上痛むのですか! それって今日一日だけの辛抱ですか?」
 恐る恐る訊いた。
「いえ、三日ぐらいは痛みます」

「今日はこれから会社に行こうと思ってたのですが・・・」
「無理です。だいいち座れないし、座ったら最後立ち上がれませんよ。帰って横に
なって丸まってひたすら寝てください」
「ひたすら・・・寝る・・・ですか」

 たしかに、帰り道、どんでもない激痛が山盛りでやってきた。痛みをタコメータ
ーで表現するなら、ポルシェもフェラーリ真っ青の、一気にレッドゾーンに振り切
るくらいの痛みの吹き上がりだ。・・・なんのこっちゃ。まあ、とにかく猛烈と
いうこと。
 
 息がとまるほどの激痛が、普通に歩いていても一分間に一回くらいのペースで
襲うのだ。



 交差点の真ん中で、地雷を踏んだ兵士のように瞬間硬直して立ち止まり、激痛が
去っていくのを脂汗を流して待つのだ。エスカレーターに乗っても降りても電車や
バスに乗っても降りても、いつでもどこでも、容赦なく襲う。

 というわけで、昨日はブログを発信できませんでした。
 今日も痛くてこれくらいが限度であります。なにとぞ、ご容赦を。

 ついでに海ですが、傷が化膿してまた泊まり込みで再手術しました。病院であま
りの痛みからか大暴れして先生方を恐怖させ、強制退院させられ、いまは足元で
わたしと同じように痛みをこらえて寝ております。


  →「海の初入院」の記事はこちら

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