<読んだ本 2015年5月>
今年のゴールディンウィークは、山形と新潟をゆっくりと旅してきた。
もちろん「大」の字が付く渋滞嫌いなので、渋滞を避けて半日早めに出発し、最終日の、渋滞が始まる直前の午前中に戻ってくるというスケジュールで、だ。
新潟では、季節外れの花たちが出迎えてくれた。
村上近くの関川村の荒川沿いの菜の花の群れが、
越後湯沢では枝垂れ桜がひっそりと待っていてくれた。
ところで「二段こぼし」という酒の提供の仕方をご存知だろうか。
新潟市内の居酒屋「安兵衛」で酒を注文したら、升に入ったグラスを皿に載せて持ってきて、冷えた一升瓶からドボドボ注ぎ、グラスから溢れた酒が升に(ここまでが一段こぼし)、升から溢れた酒が皿を満たすという、酒呑みには狂喜するサービスの「秘技」である。
前回行ったときには「一段こぼし」だったのは間違いないので、顧客へのサービスに対して進取の姿勢を常にとるここのマスターが最近取り入れたに違いない。
先週、真夏日が連続二日続いたとき、昼に汗だくの外食も煩わしいので、また崎陽軒の新作の弁当「おべんとう 初夏」を購入してみた。
読んだ本1月で紹介した「おべんとう 冬」、読んだ本2月の「おべんとう 春」に続いての季節商品である。
鰹そぼろと錦糸玉子が載ったご飯に、シウマイ、鰈の黄身揚げ、玉子焼き、肉だんご、蒟蒻煮、銀杏と筍と蕗の煮もの、蕨と人参と油揚げの和えもの、梅胡瓜漬けと彩り豊かである。ご丁寧に抹茶蕨もちも付いている。
やはり、それなりによい出来だが、ダイエット中の男性か女性向きといった量だった。
さてと、5月に読んだ本ですが、GW旅のせいもあり今月も低調の6冊、累積で32冊です。
1. ○神の子 (上) 薬丸岳 光文社
2.○神の子 (下) 薬丸岳 光文社
3. ○テロリストに薔薇を ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫
4. ○ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮文庫
5. ○悪魔と手を組め ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫
6. ○グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川文庫
今月は特にお薦めする本はない。
「神の子」は下巻に入った途端、「おっ!」これは俄然面白くなるかと思ったら、盛りあがりをキープできずに失速してしまった。
ジャック・ヒギンズの二冊は古い本だが、内容は古びずに面白さは安定している。
5月16日(土)、暇つぶしに観た「ゴールデンスランバー」という邦画が案外面白かった。つまらなければ昼寝しようと思っていたのだが、飽きさせず最後まで観てしまった。
原作者の伊坂幸太郎という作家の本は読んだことがないので、早速、図書館で取り寄せて読んでみたのだった。
時世が過去未来に飛び交う文章の書き方は、とにかく非常に読みづらかったが、映画を観ていたせいで途中からはようやく慣れた。
『「花火ってのは、いろんな場所で、いろんな人間が見てるだろ。もしかすると自分が見てる今、
別のところで昔の友達が同じものを眺めているかもしれねえな、なんて思うと愉快じゃねえか?
たぶんな、そん時は相手も同じこと考えてんじゃねえかな。俺はそう思うよ」
「同じこと?」青柳雅春は意識するより先に聞き返していた。
「思い出っつうのは、だいたい、似たきっかけで復活するんだよ。自分が思い出してれば、
相手も思い出してる」』
読んでみて、映画のなかでもこのセリフが、きっとわたしの心を掴んだのだなあと実感した。冷静に評価すると、原作よりも断然映画のほうが面白い。
次いで読んだ「グラスホッパー」は一作目で慣れたせいか非常に読みやすかった。
→「読んだ本 2015年4月」の記事はこちら
今年のゴールディンウィークは、山形と新潟をゆっくりと旅してきた。
もちろん「大」の字が付く渋滞嫌いなので、渋滞を避けて半日早めに出発し、最終日の、渋滞が始まる直前の午前中に戻ってくるというスケジュールで、だ。
新潟では、季節外れの花たちが出迎えてくれた。
村上近くの関川村の荒川沿いの菜の花の群れが、
越後湯沢では枝垂れ桜がひっそりと待っていてくれた。
ところで「二段こぼし」という酒の提供の仕方をご存知だろうか。
新潟市内の居酒屋「安兵衛」で酒を注文したら、升に入ったグラスを皿に載せて持ってきて、冷えた一升瓶からドボドボ注ぎ、グラスから溢れた酒が升に(ここまでが一段こぼし)、升から溢れた酒が皿を満たすという、酒呑みには狂喜するサービスの「秘技」である。
前回行ったときには「一段こぼし」だったのは間違いないので、顧客へのサービスに対して進取の姿勢を常にとるここのマスターが最近取り入れたに違いない。
先週、真夏日が連続二日続いたとき、昼に汗だくの外食も煩わしいので、また崎陽軒の新作の弁当「おべんとう 初夏」を購入してみた。
読んだ本1月で紹介した「おべんとう 冬」、読んだ本2月の「おべんとう 春」に続いての季節商品である。
鰹そぼろと錦糸玉子が載ったご飯に、シウマイ、鰈の黄身揚げ、玉子焼き、肉だんご、蒟蒻煮、銀杏と筍と蕗の煮もの、蕨と人参と油揚げの和えもの、梅胡瓜漬けと彩り豊かである。ご丁寧に抹茶蕨もちも付いている。
やはり、それなりによい出来だが、ダイエット中の男性か女性向きといった量だった。
さてと、5月に読んだ本ですが、GW旅のせいもあり今月も低調の6冊、累積で32冊です。
1. ○神の子 (上) 薬丸岳 光文社
2.○神の子 (下) 薬丸岳 光文社
3. ○テロリストに薔薇を ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫
4. ○ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮文庫
5. ○悪魔と手を組め ジャック・ヒギンズ ハヤカワ文庫
6. ○グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川文庫
今月は特にお薦めする本はない。
「神の子」は下巻に入った途端、「おっ!」これは俄然面白くなるかと思ったら、盛りあがりをキープできずに失速してしまった。
ジャック・ヒギンズの二冊は古い本だが、内容は古びずに面白さは安定している。
5月16日(土)、暇つぶしに観た「ゴールデンスランバー」という邦画が案外面白かった。つまらなければ昼寝しようと思っていたのだが、飽きさせず最後まで観てしまった。
原作者の伊坂幸太郎という作家の本は読んだことがないので、早速、図書館で取り寄せて読んでみたのだった。
時世が過去未来に飛び交う文章の書き方は、とにかく非常に読みづらかったが、映画を観ていたせいで途中からはようやく慣れた。
『「花火ってのは、いろんな場所で、いろんな人間が見てるだろ。もしかすると自分が見てる今、
別のところで昔の友達が同じものを眺めているかもしれねえな、なんて思うと愉快じゃねえか?
たぶんな、そん時は相手も同じこと考えてんじゃねえかな。俺はそう思うよ」
「同じこと?」青柳雅春は意識するより先に聞き返していた。
「思い出っつうのは、だいたい、似たきっかけで復活するんだよ。自分が思い出してれば、
相手も思い出してる」』
読んでみて、映画のなかでもこのセリフが、きっとわたしの心を掴んだのだなあと実感した。冷静に評価すると、原作よりも断然映画のほうが面白い。
次いで読んだ「グラスホッパー」は一作目で慣れたせいか非常に読みやすかった。
→「読んだ本 2015年4月」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます