<匝瑳、猫の美術館(1)>
佐倉から小一時間ほど走って匝瑳(そうさ)市に入った。このとんでもなく読みづらい地名も今回の小旅のおかげで覚えられそうだ。
八日市場駅から県道十六号を北上する。
道端に「美術館」の矢印が書かれた小さな看板をみつけ、慌ててハンドルを切り、細い急坂を駆け降りる。車一台がやっとの幅である。
前から車がきたらどうしよう。まるで山奥の秘湯宿に向かうような狭い道路幅だ。

目に留まりづらい小さな看板のいくつかに導かれるようにして進むと、田圃の中の小高い丘にその美術館はあった。

「松山庭園美術館」である。

庭園美術館に冠した「松山」はたぶん地名であろう。
芸術家「此木三紅大(このきみくお)」氏が、アトリエと住居の一部を開放して1998年に美術館として設立したという。

二千坪の敷地は、まず苔むした和風の庭園から始まる。


芸術家の庭園らしくあちこちに、たくさんのオブジェが置かれている。
紅葉のころはいかにも素晴らしそうだ。
「見晴らし亭」というのだろうか休めるような田園風景を眺められる風情のある建物があり、そこで一匹めのニャンコ(猫)を発見した。警戒心まるでなし、のびのびと寝ていた。
「おーい! ヒト慣れしすぎでないかい?」

よしよし、そろそろ猫の美術館らしくなってきたな、と思う。なんか、越前の「猫の寺」以来のワクワク気分になってくる。

洋風の庭園に面した展示室みたいなところに入ると、いたるところ猫の絵だらけだった。


猫好きにはたまらない雰囲気である。

― 続く ―
→「越前、猫の寺」の記事はこちら
佐倉から小一時間ほど走って匝瑳(そうさ)市に入った。このとんでもなく読みづらい地名も今回の小旅のおかげで覚えられそうだ。
八日市場駅から県道十六号を北上する。
道端に「美術館」の矢印が書かれた小さな看板をみつけ、慌ててハンドルを切り、細い急坂を駆け降りる。車一台がやっとの幅である。
前から車がきたらどうしよう。まるで山奥の秘湯宿に向かうような狭い道路幅だ。

目に留まりづらい小さな看板のいくつかに導かれるようにして進むと、田圃の中の小高い丘にその美術館はあった。

「松山庭園美術館」である。

庭園美術館に冠した「松山」はたぶん地名であろう。
芸術家「此木三紅大(このきみくお)」氏が、アトリエと住居の一部を開放して1998年に美術館として設立したという。

二千坪の敷地は、まず苔むした和風の庭園から始まる。


芸術家の庭園らしくあちこちに、たくさんのオブジェが置かれている。
紅葉のころはいかにも素晴らしそうだ。
「見晴らし亭」というのだろうか休めるような田園風景を眺められる風情のある建物があり、そこで一匹めのニャンコ(猫)を発見した。警戒心まるでなし、のびのびと寝ていた。
「おーい! ヒト慣れしすぎでないかい?」

よしよし、そろそろ猫の美術館らしくなってきたな、と思う。なんか、越前の「猫の寺」以来のワクワク気分になってくる。

洋風の庭園に面した展示室みたいなところに入ると、いたるところ猫の絵だらけだった。


猫好きにはたまらない雰囲気である。

― 続く ―
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