温泉クンの旅日記

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松江「月ヶ瀬」の抹茶セット、アーンドしじみラーメン(2)

2016-09-14 | 食べある記
  <松江「月ヶ瀬」の抹茶セット、アーンドしじみラーメン(2)>

 三年前に青森は津軽の十三湖にいった記事のなかで、
 『ふと思うのだが、宍道湖のほうでも「しじみラーメン」はありなのではないのか。きっと受けるだろうに。』
 と書いた以上、こりゃあ宍道湖のしじみラーメンを食べずには帰られんぞ、と責任を感じる。

「まずは松江城にでも行ってみるか・・・」
 月ヶ瀬を出て歩きだすと思わず呟いてしまう。



 松江城は松江のシンボルである。
 天守が羽を広げたように見えることから別名「千鳥城」とも呼ばれる。山陰地方で唯一現存する天守閣で、昨年国宝に指定された。
 堀尾吉春が慶長十二年(1607年)から五年の歳月をかけて慶長十六年に完成させた。堀尾三代、京極一代、松平十代の居城である。



 天守に登るより、懸案の大量の職場の土産ゲットを優先させてまずは土産店で時間を潰すことにした。



 大型土産店の二階にいったら島根の観光キャラクター「しまねっこ」に出会った。しまねっこの趣味が温泉、蕎麦打ちとあり、なんとなく親しみを感じる。

 まだちょいと早いので、昭和初期に建てられた旧日本銀行の松江支店のレトロな建物を使用した「カラコロ工房」を見学する。





 地下の金庫室の大扉の厚みは、旧日本銀行をさすがに感じさせる。金庫室のなかにはアンティークな家具が展示されていた。



 そして当時のままの外観の大柱、シャンデリアや二階回廊などが残されている。





 ベーカリー、カフェ、そば処、ふれんち酒場などもあり、「アクセサリー」や「小物」、「アート」、「和菓子作り体験」などの体験工房もあり興味があればきっと楽しい時間が過ごせそうだ。



 ガーデンテラスやレンタルスペースでは個展、ライブ、各種教室などが開催される。
 カラコロの喫煙所で一服しながら、そろそろラーメンくらい食べられそうだなと思った。

 二度目の「月ヶ瀬」、店員も「アレっ」という顔で迎えてくれた。
 さてさて、しじみラーメンが届いた。



 味噌ラーメンか・・・おやぁ、一見したところしじみはまったく見当たらない。
 スープをひと口啜る。
 思ったより辛味が強い味噌がまずガツンと来る。ついで後ろに控えていた馴染深いしじみの豊潤な旨みと風味が、疾風のように追いかけてきて口中に殺到する。



 縮れた麺だから、旨み満載のスープが絡まって言うことなし。たまらなく嬉しい。麺の量が標準より少ないのじゃないか、くらいの速度で食べ切った。血圧を考えていつもスープは飲まないのだが、グビグビ飲んでしまう。

 帰りにレジのところにしじみラーメンのお土産セットみたいなのを横目でみたが満足しきったので残念ながらスルーしてしまった。

 ところが、足立美術館で同じしじみラーメンのお土産をみつけて、買って帰って食べたら、正しくあの美味しいラーメンだった・・・。
 とても複雑な心境である。
 しじみラーメン、十三湖に軍配をあげるが宍道湖も捨てがたし。東京のアンテナショップでみつけたら迷わず買おう。


  →「十三湖、しじみラーメン」の記事はこちら
  →「松江「月ヶ瀬」の抹茶セット、アーンドしじみラーメン(1)」の記事はこちら


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