<奈良・三輪、大神神社 (3)>
(ここ大神神社に、わたしは“呼び出された”気がしてならない・・・)
仏縁ならぬ神縁だろう・・・拝殿に向かって歩きながら、強く思う。
今まで気にならなかった“ある神社”のことが急に気になりだしたり、行きたくなったりすることがあるそうだ。奈良の大神神社も、参拝する人は“神社に呼ばれる”と言われており、呼ばれた人が参拝することが多いという。“呼ばれる”神社はどこの神社からでもというわけでなく、限られていて、伊勢神宮や天河神社などいくつかあるそうだ。
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拝殿で参拝し、係累の病気平癒、家内・知人・そして自身の息災と幸運を時間をかけて真剣に祈念した。
大物主神は国造りの神様であり、医薬や方除など生活全般の守護神として知られ、大神神社は金運や縁結び、病気平癒や交通安全など数多くのご利益があるという。
例年11月中旬に行われる「醸造安全祈願祭(酒まつり)」で、この拝殿に杉玉が吊るされ、これが各地の造り酒屋へと伝わった。酒蔵の軒先に吊るされている「杉玉」はここ大神神社から全国の酒蔵に届けられているそうだ。 ふーん、そうなのか。ぜんぜん知らなかった。
ひとまず肩の荷が降りたので、二ノ鳥居まで戻り、休めそうな茶店を探す。
「おっ、あそこに手ごろな店があるぞ!」
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「福神堂」という名で、食事処のようだ。なにより嬉しいのは店先の左横、長椅子前に灰皿を見つけたからだった。
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まずは一服させていただこう。ホンマモンの肩の荷(ザック)を降ろし、どっかりと座る。
一服吸い終り、二服目で立ち上がり、店先の立て看板のメニューをじっくり点検する。煙草を吸わせていただいたのでお礼の場所代として、なにか飲食しないとね。
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宇治金時にイチゴ、マンゴー、ドラゴンフルーツと、ふわふわ雪解け感覚の”かき氷系”も充実しているようだが、まあこれはパスだ。
冷酒「三諸杉」が300MLで880円か・・・大神神社ではこれだよ、このお神酒しかないだろうというところだが、まだ次の予定があるので、残念だが次の機会の愉しみとするしかない。
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11時前で、時間は早いが軽い昼メシにするか。
冷たい食事となると・・・冷たいざるうどん(そば)650円に、冷たいとろろそば900円か。柿の葉寿司が1個150円。
(おっと、そうめんか・・・そうそう、三輪といえばそうめんだったな)
千二百年前、大神神社の宮司の子息が“そうめん”を作ったのが三輪そうめんの始まりと言い伝えられていて、三輪地方は素麺発祥の地とも言われる。
日本の三大そうめんといえば、兵庫の播州そうめん(揖保乃糸)、奈良の三輪そうめん、香川の小豆島そうめんで、小豆島のはこの前食べた。
ならば、今回は三輪そうめんで決まりだ。
「冷やしそうめんと柿の葉すし2個 1,000円」、よし、この組み合わせにしよう。
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粒状に砕いた氷の上に、冷水でぎゅっと締めたそうめんを載せてある。暑い日にはこれだけでなによりのご馳走だ。
よく冷えたつゆに浸けて、爽やかな涼を啜る。かなり細い麺だが、けっこう腰が強くて旨い。
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一瞬、量的に足りないんじゃないかと思ったが、セットの柿の葉寿司のアシストもあって、ちょうどいい感じの満腹具合となった。
三輪そうめん気にいってしまい、店先にあったのをみつけてお土産で買ってしまう。また肩の荷が重くなるというのに。
次に大神神社に来たならば、時間が押して今日はもう行けそうにない大鳥居と、写せなかった三輪山のコラボを撮影したい。
それに拝殿手前で行くのを忘れた「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」に参拝するのと、今日呑めなかった冷酒「三諸杉」を愉しみにしたい。その日は次の予定を組まないようにして、ゆっくり、たっぷりとで。
そうそう酒の名の「三諸杉」だが、これも大神神社にも関係がある。ご神体でもある「三輪山」は「三諸山(みむろやま)」とも呼ばれていて、 「みむろ(実醪)」とは“酒のもと”を意味しているのだ。
→「奈良・三輪、大神神社 (1)」の記事はこちら
→「奈良・三輪、大神神社 (2)」の記事はこちら
→「時には海路で。(2)高松~小豆島~岡山」の記事はこちら
(ここ大神神社に、わたしは“呼び出された”気がしてならない・・・)
仏縁ならぬ神縁だろう・・・拝殿に向かって歩きながら、強く思う。
今まで気にならなかった“ある神社”のことが急に気になりだしたり、行きたくなったりすることがあるそうだ。奈良の大神神社も、参拝する人は“神社に呼ばれる”と言われており、呼ばれた人が参拝することが多いという。“呼ばれる”神社はどこの神社からでもというわけでなく、限られていて、伊勢神宮や天河神社などいくつかあるそうだ。
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拝殿で参拝し、係累の病気平癒、家内・知人・そして自身の息災と幸運を時間をかけて真剣に祈念した。
大物主神は国造りの神様であり、医薬や方除など生活全般の守護神として知られ、大神神社は金運や縁結び、病気平癒や交通安全など数多くのご利益があるという。
例年11月中旬に行われる「醸造安全祈願祭(酒まつり)」で、この拝殿に杉玉が吊るされ、これが各地の造り酒屋へと伝わった。酒蔵の軒先に吊るされている「杉玉」はここ大神神社から全国の酒蔵に届けられているそうだ。 ふーん、そうなのか。ぜんぜん知らなかった。
ひとまず肩の荷が降りたので、二ノ鳥居まで戻り、休めそうな茶店を探す。
「おっ、あそこに手ごろな店があるぞ!」
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「福神堂」という名で、食事処のようだ。なにより嬉しいのは店先の左横、長椅子前に灰皿を見つけたからだった。
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一服吸い終り、二服目で立ち上がり、店先の立て看板のメニューをじっくり点検する。煙草を吸わせていただいたのでお礼の場所代として、なにか飲食しないとね。
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宇治金時にイチゴ、マンゴー、ドラゴンフルーツと、ふわふわ雪解け感覚の”かき氷系”も充実しているようだが、まあこれはパスだ。
冷酒「三諸杉」が300MLで880円か・・・大神神社ではこれだよ、このお神酒しかないだろうというところだが、まだ次の予定があるので、残念だが次の機会の愉しみとするしかない。
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11時前で、時間は早いが軽い昼メシにするか。
冷たい食事となると・・・冷たいざるうどん(そば)650円に、冷たいとろろそば900円か。柿の葉寿司が1個150円。
(おっと、そうめんか・・・そうそう、三輪といえばそうめんだったな)
千二百年前、大神神社の宮司の子息が“そうめん”を作ったのが三輪そうめんの始まりと言い伝えられていて、三輪地方は素麺発祥の地とも言われる。
日本の三大そうめんといえば、兵庫の播州そうめん(揖保乃糸)、奈良の三輪そうめん、香川の小豆島そうめんで、小豆島のはこの前食べた。
ならば、今回は三輪そうめんで決まりだ。
「冷やしそうめんと柿の葉すし2個 1,000円」、よし、この組み合わせにしよう。
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粒状に砕いた氷の上に、冷水でぎゅっと締めたそうめんを載せてある。暑い日にはこれだけでなによりのご馳走だ。
よく冷えたつゆに浸けて、爽やかな涼を啜る。かなり細い麺だが、けっこう腰が強くて旨い。
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一瞬、量的に足りないんじゃないかと思ったが、セットの柿の葉寿司のアシストもあって、ちょうどいい感じの満腹具合となった。
三輪そうめん気にいってしまい、店先にあったのをみつけてお土産で買ってしまう。また肩の荷が重くなるというのに。
次に大神神社に来たならば、時間が押して今日はもう行けそうにない大鳥居と、写せなかった三輪山のコラボを撮影したい。
それに拝殿手前で行くのを忘れた「祓戸神社(はらえどじんじゃ)」に参拝するのと、今日呑めなかった冷酒「三諸杉」を愉しみにしたい。その日は次の予定を組まないようにして、ゆっくり、たっぷりとで。
そうそう酒の名の「三諸杉」だが、これも大神神社にも関係がある。ご神体でもある「三輪山」は「三諸山(みむろやま)」とも呼ばれていて、 「みむろ(実醪)」とは“酒のもと”を意味しているのだ。
→「奈良・三輪、大神神社 (1)」の記事はこちら
→「奈良・三輪、大神神社 (2)」の記事はこちら
→「時には海路で。(2)高松~小豆島~岡山」の記事はこちら
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