<読んだ本 2016年7月>
梅雨明けして夏の暑さが本格的に始まった昨日の「土用丑の日」、鰻を串焼きで食べた。

酒飲みなので、酒のアテである。

七月は三連休をからめて休みをとり、山陰の島根に長旅をした。
名神高速の、京都府「大山崎」あたりは上りも下りも<鬼門>である。GWなどは必ず二進も三進もいかなくなるのだ。まさに「にっちもさっちもブルドッグ!」なのだ。(古すぎる)
(ややや・・・)
名神高速の茨木インターあたりから渋滞の兆しが始まった。そして、鬼門の大山崎ジャンクションで見渡す限りの大渋滞をみて、慌てて京滋バイパスで迂回することにする。

数年前、名神高速の渋滞を避けて難波から国道を選択したのだが、枚方(ひらかた)パーク(略して枚パー)渋滞と奈良街道渋滞の三重苦を思いだしたからだ。
その京滋バイパスも前日に発生した事故に伴う緊急工事があるとかで、同じく大渋滞に突入してしまった。
(くそっ、スケジュールが甘かったのか!)
昨日、岡山で余計な一泊をせずに四日市くらいまで進んでおくべきだったか・・・。
七月のロング・ドライブは、世間の夏休みの動向を考慮しなければならない。関東圏の夏休みは三連休明けの週の途中から始まる。ところが近畿圏はこの三連休前からという県が三つもあったとあとで知った。
今回、京滋バイパスの大渋滞地獄にハマったのは、「夏休みは三連休後」と推理したわたしの勝手読みのせいだ。
まさに発狂する一歩手前で、宇治西インターで一般道に降りた。三号線で宇治平等院を廻り込み天ケ瀬ダムを抜ける山道で、どうにかこうにか切り抜けて新名神高速のインターに向かったのであった。

いけねぇ平等院を観光するのだった・・・と後で残念がったが、これは後の祭り。
さて、7月に読んだ本ですが今月は長旅したわりには頑張った7冊、累計で48冊でした。
1. ○遺文 吉原裏同心二十一 佐伯泰英 光文社文庫
2.○夢幻 吉原裏同心二十二 佐伯泰英 光文社文庫
3. ○狐舞 吉原裏同心二十三 佐伯泰英 光文社文庫
4. ○ライアー 大沢在昌 光文社
5. ○アウトロー (上) リー・チャイルド 講談社文庫
6. ◎アウトロー (下) リー・チャイルド 講談社文庫
7. ○陽炎ノ辻 居眠り磐音 江戸双子一 佐伯泰英 双葉文庫
リー・チャイルドの未読の本が品川区の図書館にいくつかあったので取り寄せた。
「アウトロー」を読んでいると、なぜか頭のなかに次々と鮮明な画像が浮かんでくる。
それもその筈、主人公のジャックリーチャーはトム・クルーズ主演で2012年に映画になっており、わたしは確かに劇場で観たのだった。
『「いつ取りかかる?」キャッシュが訊いた。
「午前四時がいい」リーチャーは言った。「だが、むこうはその時間を予測しているだろう。
もともとあっちから教わったんだから。KGBがドアを破って突入するのは、たいてい午前四時だった。
もっとも抵抗が弱まる時刻さ。バイオリズムだそうだよ。だから、奇襲をかけよう。二時半に決行する。」』
とにかく四時はヤバい、午前も午後も。
ドライバーは覚えておくべきだ。わたしもロング・ドライブで徹夜の運転するときには、午後四時と午前四時には休憩したり仮眠するようにしている。

「ライアー」は普通の主婦と、人殺しの才能を国の特務機関に見出され対象者を、大学で学んだ統計学も役立てて隠密に「処理」する暗殺者のふたつの顔を使い分ける主人公の奈々の話。ちょっと面白そうと期待してしまった。
大学で統計学を教える夫とは、教師と卒業生の関係だった。その夫が謎の不審死を遂げる。
『「妙に聞こえるだろうが、統計学と世俗は背中合わせだ。たとえば君にとって大切な人が亡くなれば君は泣き、
子どもが生まれれば喜ぶ。数字でいえばマイナス1とプラス1に過ぎない。統計学は数字を解析し、
そこに意味を見いだす学問だ。その意味は、悲しみや喜びとは異なるが、大切なのは結果ではなく未来なのだ。
数字が教えるのは過去ばかりではなく未来の姿でもある。そういう点では、統計学に現在はない。
連続する過去が現在という通過点を経て未来につながっている。では現在は、私たちに意味をもたないのか」
倉科は首をふった。
「現在の変化は未来へとつながる。逆にいうなら、変化しない現在の未来と、変化した現在の未来は、
先にいくほど大きくことなってくる。(略)」』
まあまあ面白かったが、残念ながら二重丸とまではいかない。
→「來來亭のラーメン」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年6月」の記事はこちら
梅雨明けして夏の暑さが本格的に始まった昨日の「土用丑の日」、鰻を串焼きで食べた。

酒飲みなので、酒のアテである。

七月は三連休をからめて休みをとり、山陰の島根に長旅をした。
名神高速の、京都府「大山崎」あたりは上りも下りも<鬼門>である。GWなどは必ず二進も三進もいかなくなるのだ。まさに「にっちもさっちもブルドッグ!」なのだ。(古すぎる)
(ややや・・・)
名神高速の茨木インターあたりから渋滞の兆しが始まった。そして、鬼門の大山崎ジャンクションで見渡す限りの大渋滞をみて、慌てて京滋バイパスで迂回することにする。

数年前、名神高速の渋滞を避けて難波から国道を選択したのだが、枚方(ひらかた)パーク(略して枚パー)渋滞と奈良街道渋滞の三重苦を思いだしたからだ。
その京滋バイパスも前日に発生した事故に伴う緊急工事があるとかで、同じく大渋滞に突入してしまった。
(くそっ、スケジュールが甘かったのか!)
昨日、岡山で余計な一泊をせずに四日市くらいまで進んでおくべきだったか・・・。
七月のロング・ドライブは、世間の夏休みの動向を考慮しなければならない。関東圏の夏休みは三連休明けの週の途中から始まる。ところが近畿圏はこの三連休前からという県が三つもあったとあとで知った。
今回、京滋バイパスの大渋滞地獄にハマったのは、「夏休みは三連休後」と推理したわたしの勝手読みのせいだ。
まさに発狂する一歩手前で、宇治西インターで一般道に降りた。三号線で宇治平等院を廻り込み天ケ瀬ダムを抜ける山道で、どうにかこうにか切り抜けて新名神高速のインターに向かったのであった。

いけねぇ平等院を観光するのだった・・・と後で残念がったが、これは後の祭り。
さて、7月に読んだ本ですが今月は長旅したわりには頑張った7冊、累計で48冊でした。
1. ○遺文 吉原裏同心二十一 佐伯泰英 光文社文庫
2.○夢幻 吉原裏同心二十二 佐伯泰英 光文社文庫
3. ○狐舞 吉原裏同心二十三 佐伯泰英 光文社文庫
4. ○ライアー 大沢在昌 光文社
5. ○アウトロー (上) リー・チャイルド 講談社文庫
6. ◎アウトロー (下) リー・チャイルド 講談社文庫
7. ○陽炎ノ辻 居眠り磐音 江戸双子一 佐伯泰英 双葉文庫
リー・チャイルドの未読の本が品川区の図書館にいくつかあったので取り寄せた。
「アウトロー」を読んでいると、なぜか頭のなかに次々と鮮明な画像が浮かんでくる。
それもその筈、主人公のジャックリーチャーはトム・クルーズ主演で2012年に映画になっており、わたしは確かに劇場で観たのだった。
『「いつ取りかかる?」キャッシュが訊いた。
「午前四時がいい」リーチャーは言った。「だが、むこうはその時間を予測しているだろう。
もともとあっちから教わったんだから。KGBがドアを破って突入するのは、たいてい午前四時だった。
もっとも抵抗が弱まる時刻さ。バイオリズムだそうだよ。だから、奇襲をかけよう。二時半に決行する。」』
とにかく四時はヤバい、午前も午後も。
ドライバーは覚えておくべきだ。わたしもロング・ドライブで徹夜の運転するときには、午後四時と午前四時には休憩したり仮眠するようにしている。

「ライアー」は普通の主婦と、人殺しの才能を国の特務機関に見出され対象者を、大学で学んだ統計学も役立てて隠密に「処理」する暗殺者のふたつの顔を使い分ける主人公の奈々の話。ちょっと面白そうと期待してしまった。
大学で統計学を教える夫とは、教師と卒業生の関係だった。その夫が謎の不審死を遂げる。
『「妙に聞こえるだろうが、統計学と世俗は背中合わせだ。たとえば君にとって大切な人が亡くなれば君は泣き、
子どもが生まれれば喜ぶ。数字でいえばマイナス1とプラス1に過ぎない。統計学は数字を解析し、
そこに意味を見いだす学問だ。その意味は、悲しみや喜びとは異なるが、大切なのは結果ではなく未来なのだ。
数字が教えるのは過去ばかりではなく未来の姿でもある。そういう点では、統計学に現在はない。
連続する過去が現在という通過点を経て未来につながっている。では現在は、私たちに意味をもたないのか」
倉科は首をふった。
「現在の変化は未来へとつながる。逆にいうなら、変化しない現在の未来と、変化した現在の未来は、
先にいくほど大きくことなってくる。(略)」』
まあまあ面白かったが、残念ながら二重丸とまではいかない。
→「來來亭のラーメン」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年6月」の記事はこちら
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