<新潟で、うに釜飯>
新潟はいろいろ旨いものがあるが、とにかく基本中の基本であるコメが旨い。
旅先での昼メシに麺類がやたらに多いわたしだが、新潟に来ると、どうしてもメシが食べたくなってしまう。
ところが最近では山形の「つや姫」の猛追やら、青森の「晴天の霹靂」だのに足音高く追いあげられてきて、ついに新潟も「コシヒカリ」の次代を継ぐ「新之助(シンノスケ)」を開発、今年試験販売されいずれ近いうちに登場が期待される。
今回の新潟メシは評判高い「五頭の山茂登」新潟店で、名物だという釜飯にしてみた。
待っている先客が三組ほどいたので、紙に名前を書いてから外で煙草を吸って時間を潰す。
勘定をすませた客が出て、先客たちが席に案内されると待ちスペースの席があいたので座ってメニューの点検を始めた。
メニューは釜めし、華やか御膳、お造り・揚げ物・焼き物・煮物などの「一品料理」、天ぷら・ヘルシー・肉料理などの「自慢料理」、「宴会料理」、数種類のコース「会席料理」と大別される。定食、そば、うどんなどもあり、アルコールの品揃えも凄く充実している。
名物の釜めしだが恐ろしく選択肢が多い。
五目、山菜、舞茸、梅、高菜、牡蠣、田舎、甘海老、鮭、帆立、浅利、肉味噌、明太子、鮎、鯛、穴子、うに、蟹、鳥(越の鶏)、鮭イクラ、鰻、白米となんと二十二種類もある。おこわ釜めしというのも山菜、高菜、赤飯と三種類あった。
うーん、悩むなあ。
積丹のたしか「ふじ鮨」でひと昔前に、どえらく旨い生うにちらしとうに汁をしこたま喰って、ああこれでもうオレは一生分のうにを食べたと大満足して以来、うにを食べていない。久しぶりにいってみるか、うに釜飯を。彩りもきっといいはずだしな。決めた。ふふふ。
案内されると、注文してから一釜ずつ丁寧に炊き始めるから三十分弱の時間をいただくというので、なんとなく焦って座る前に注文してしまう。
使用するコメは岩船産コシヒカリで、この店はこだわりの五ヶ条があるそうだ。
一、米へのこだわり
一、塩へのこだわり
一、水へのこだわり
一、炊き方へのこだわり
一、技へのこだわり
なんか楽しみ・・・である。
喫煙席なので、お茶を飲みながらゆっくり一服して待った。
「お待たせいたしました」
時計をみると約二十分か。思ったより早かった。
「ご飯と具材は均一に混ぜ合わせて炊きあげてございますのでそのままお召あがりください」
(おォー、彩りよくてものすごく旨そうだ)
さっそく頬張ってみた。
「・・・」
うにの味は微弱で、細かく切られた地味なゴボウの味がとんでもなく突出している。
タカトシのタカのギャグに、両手の親指の先で顔を指しながらくるくる回す「俺だ俺だ俺だ~!」ってヤツがあるが、このゴボウがまさにあんな感じなのだ。ちょいと残念。脇役が主役や準主役たちを喰っていわばゴボウ釜飯である。
もちろん、ゴボウが気になったけど味はいいので全部食べ切った。
次はうにを選択せずに、オーソドックスな釜飯かお薦めの釜飯を訊いて頼むほうがいいかもしれない。
→「新潟、特上寿しとイタリアン(1)」の記事はこちら
→「新潟、特上寿しとイタリアン(2)」の記事はこちら
→「禁断のドンブリ」の記事はこちら
新潟はいろいろ旨いものがあるが、とにかく基本中の基本であるコメが旨い。
旅先での昼メシに麺類がやたらに多いわたしだが、新潟に来ると、どうしてもメシが食べたくなってしまう。
ところが最近では山形の「つや姫」の猛追やら、青森の「晴天の霹靂」だのに足音高く追いあげられてきて、ついに新潟も「コシヒカリ」の次代を継ぐ「新之助(シンノスケ)」を開発、今年試験販売されいずれ近いうちに登場が期待される。
今回の新潟メシは評判高い「五頭の山茂登」新潟店で、名物だという釜飯にしてみた。
待っている先客が三組ほどいたので、紙に名前を書いてから外で煙草を吸って時間を潰す。
勘定をすませた客が出て、先客たちが席に案内されると待ちスペースの席があいたので座ってメニューの点検を始めた。
メニューは釜めし、華やか御膳、お造り・揚げ物・焼き物・煮物などの「一品料理」、天ぷら・ヘルシー・肉料理などの「自慢料理」、「宴会料理」、数種類のコース「会席料理」と大別される。定食、そば、うどんなどもあり、アルコールの品揃えも凄く充実している。
名物の釜めしだが恐ろしく選択肢が多い。
五目、山菜、舞茸、梅、高菜、牡蠣、田舎、甘海老、鮭、帆立、浅利、肉味噌、明太子、鮎、鯛、穴子、うに、蟹、鳥(越の鶏)、鮭イクラ、鰻、白米となんと二十二種類もある。おこわ釜めしというのも山菜、高菜、赤飯と三種類あった。
うーん、悩むなあ。
積丹のたしか「ふじ鮨」でひと昔前に、どえらく旨い生うにちらしとうに汁をしこたま喰って、ああこれでもうオレは一生分のうにを食べたと大満足して以来、うにを食べていない。久しぶりにいってみるか、うに釜飯を。彩りもきっといいはずだしな。決めた。ふふふ。
案内されると、注文してから一釜ずつ丁寧に炊き始めるから三十分弱の時間をいただくというので、なんとなく焦って座る前に注文してしまう。
使用するコメは岩船産コシヒカリで、この店はこだわりの五ヶ条があるそうだ。
一、米へのこだわり
一、塩へのこだわり
一、水へのこだわり
一、炊き方へのこだわり
一、技へのこだわり
なんか楽しみ・・・である。
喫煙席なので、お茶を飲みながらゆっくり一服して待った。
「お待たせいたしました」
時計をみると約二十分か。思ったより早かった。
「ご飯と具材は均一に混ぜ合わせて炊きあげてございますのでそのままお召あがりください」
(おォー、彩りよくてものすごく旨そうだ)
さっそく頬張ってみた。
「・・・」
うにの味は微弱で、細かく切られた地味なゴボウの味がとんでもなく突出している。
タカトシのタカのギャグに、両手の親指の先で顔を指しながらくるくる回す「俺だ俺だ俺だ~!」ってヤツがあるが、このゴボウがまさにあんな感じなのだ。ちょいと残念。脇役が主役や準主役たちを喰っていわばゴボウ釜飯である。
もちろん、ゴボウが気になったけど味はいいので全部食べ切った。
次はうにを選択せずに、オーソドックスな釜飯かお薦めの釜飯を訊いて頼むほうがいいかもしれない。
→「新潟、特上寿しとイタリアン(1)」の記事はこちら
→「新潟、特上寿しとイタリアン(2)」の記事はこちら
→「禁断のドンブリ」の記事はこちら
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