温泉クンの旅日記

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遠野ふるさと村(3)

2014-08-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <曲り家(2)>

 またしても、名も知らぬ小さな花群れがあって眼を和ませてくれる。



(ん! なにか動いたぞ・・・)
 黄色い小さな蝶たちが、愛おしげに花にしがみついていた。



 江戸中期築の「こびるの家」。



 曲り家ではなく、直家(真っ直ぐな家)である。名字帯刀を許された人の家で、別棟に納屋、土蔵、厩などがある。
「こびる(小昼)」とは遠野の方言で「おやつ」のことだそうで、現在のこの家も休み処になっているようだ。そういえば喉も渇いたので休むとするか。



「どぶろく」の四文字が書かれた貼り紙に、思わず酒呑みの心をがっちりと鷲掴みにされる。
 しかし運転があるので、そうもいかないのだ。違う四文字「あまざけ」で手を打つことにした。



 渡る風を感じながら、縁側で喉を潤す・・・心休まるひとときである。



 それほど大きくない栗林があって、近づいてみると若い実を付けていた。



 物見ができる梯子があった。吊り下げた鉦やスピーカーがあるところを見ると、村の連絡手段でいまも使われていそうである。



 藁を打ったり、粉を突いたりする水車小屋。



 いまも、現役だそうである。
 このふるさと村、都会に疲れた人間には得難いひとときを過ごすことができる。

 ジツは「遠野ふるさと村」には震災の前の年に訪れた。遠野も震災被害を受けたことから能天気な記事を書くタイミングを逸し、三年ほど遅くなってしまったのだった。
 淡々とした文章になってしまった「遠野ふるさと村」の記事だが、記憶が薄れたのと震災への配慮が多少あるのかもと思っていただければ幸甚である。


  →「遠野ふるさと村(1)」の記事はこちら
  →「遠野ふるさと村(2)」の記事はこちら

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