温泉クンの旅日記

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門司港驛、しばしの別れ

2012-09-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <門司港驛、しばしの別れ>

(おぉ! なんと今日は噴水が出ているぞ)



 前回に来た時には、何度か驛に行ったのだが一度も噴水は見られなかった・・・。

 この門司港驛は「門司港レトロ」の象徴的建造物であり、大正三年(1914年)築、国の重要文化財であるが、さすがに老朽化は止められない。
 古いが誠に美しい、ネオルネサンス様式の木造二階建ての門司港驛が、もうすぐ観られなくなる。



 完全な姿が観られるのはあと数日の9月28日までで、翌日の土曜日の29日から、約五年半という長い改修工事に入ってしまうからだ。
 なんでも骨組以外はすべて解体し、建築当時使われた塗料や柱の彫刻などを分析、元通りに修復再現するそうだ。
 工事期間中は立入禁止となり、本格的な解体工事に入ると驛舎はパネルで覆われ見学も写真撮影も不可能になるのだ。期間中の切符販売などの営業は仮驛舎で行われる。
 残すところ、あと数日間だ。

 この門司港驛が好きなひとは多い。
 雰囲気抜群、二階堂焼酎のコマーシャルの最新である「ふりかえると明日」篇でも、この驛舎とホームが情緒たっぷりに使われた。
 そのホームに行ってみる。





 CMでは夜バージョンだが、このホームだ。

 夜にも驛に行ってみると、残された時を惜しむように噴水がライトアップした驛舎を飾っていた。



 ふだんは不定期に噴水をしているようだが、この最後の期間にきっと大盤振る舞いをしているのだろう。



 門司港驛よ、しばしの別れ・・・だね。
 ほんとうにお疲れさん、長い間のお勤めご苦労さまでした。
 ゆっくりと休養して、あちこち直してもらってさ、なあにまた生まれ変わったキミに必ず逢いに来るよ。



 忘れないよ。これは、約束だから。



  →「門司港駅」の記事はこちら
  →「門司港界隈(1)」の記事はこちら
  →「門司港界隈(2)」の記事はこちら
  →「門司港界隈(3)」の記事はこちら
  →「門司港界隈(4)」の記事はこちら
  →「驛(1)」の記事はこちら

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