<酒田の街をぶらり>
酒田には、元禄二年六月十三日 (1689年7月29日) に松尾芭蕉翁が奥の細道で訪れ句を詠んでいる。
暑き日を海にいれたり最上川
あつみ山や吹浦かけて夕すヾみ
ではわたしも一句を、とはいかないのでせめて街を限られた時間だが歩くことにした。
まずは、酒田駅に土産を買いに行く。
駅は、宿から歩いて十分とかからない距離だ。
広くてとても綺麗な土産物店があり、目当ての「酒田娘」を迷わずに買い求める。
桜の名所である日和山公園に行ってみた。こちらは遠いので車を使う。
「日枝神社」の駐車場をちゃっかり止めさせてもらい、公園を歩く。
見晴らしがいいところから港を一望する。
それほどの標高はないはずなのに、意外に広範囲までが見渡せる。
木造六角灯台・・・現存している木造灯台としては最古のものだそうだ。
映画は洋画しか観ないのだが、邦画の「おくりびと」はなかなかいい映画だった。
「おくりびと」のロケ地は山形の酒田、鶴岡、遊佐、上山である。もともと酒田と鶴岡は、誘致するほど映画やドラマのためのロケ地がたくさんあるのだ。
主人公「大悟=本木雅弘」が、チェロ奏者の夢破れ、母が残してくれた小さなスナックをたよりに故郷の山形に妻と戻ってくる。
ある日、年齢不問・未経験可・短い労働時間且つ高給保証の新聞広告をみつける。
「旅のお手伝い」という仕事内容から旅行会社だろうと思い、面接に行く。
面接に行った<NKエージェント>で一発採用され、あらためて仕事内容を訊くと「納棺(のうかん=NK)という、遺体を棺に納める仕事だった。
この建物が出てくるシーンは覚えている。なぜならわたしは古い建物が好きなのだから。
そういえば、素泊まりだったので朝食をとろうと朝早く街をぶらついたときも、ロケ地をもうひとつ見つけた。
納棺の仕事を始めた「大悟」が、中通り商店街で同級生に出くわし「もっとマシな仕事さ付け!」、世間では噂になっているぞと忠告される。
残念ながらこのシーンは、まったくもって覚えていない。
そうそう、街中で大きな獅子頭を見つけてびっくりしたが、酒田では祭りに大獅子の山車行列が有名だそうである。
結局、朝の街歩きでは喫茶店もコンビニもみつからず成果はまったくゼロで、宿にすごすごと戻らねばならなかった。街にひとがすくなかったり、開いている店がなかったのは曜日のせいだったのかもしれない。それとも夜型の人間が多いのか。昨夜の久村(くむら)の酒場は満員盛況だった。
チェックアウト後に、国道を走り、見つけたコンビニでようやく遅い朝食にありつけたのである。
→「久村の酒場(1)」の記事はこちら
→「久村の酒場(2)」の記事はこちら
酒田には、元禄二年六月十三日 (1689年7月29日) に松尾芭蕉翁が奥の細道で訪れ句を詠んでいる。
暑き日を海にいれたり最上川
あつみ山や吹浦かけて夕すヾみ
ではわたしも一句を、とはいかないのでせめて街を限られた時間だが歩くことにした。
まずは、酒田駅に土産を買いに行く。
駅は、宿から歩いて十分とかからない距離だ。
広くてとても綺麗な土産物店があり、目当ての「酒田娘」を迷わずに買い求める。
桜の名所である日和山公園に行ってみた。こちらは遠いので車を使う。
「日枝神社」の駐車場をちゃっかり止めさせてもらい、公園を歩く。
見晴らしがいいところから港を一望する。
それほどの標高はないはずなのに、意外に広範囲までが見渡せる。
木造六角灯台・・・現存している木造灯台としては最古のものだそうだ。
映画は洋画しか観ないのだが、邦画の「おくりびと」はなかなかいい映画だった。
「おくりびと」のロケ地は山形の酒田、鶴岡、遊佐、上山である。もともと酒田と鶴岡は、誘致するほど映画やドラマのためのロケ地がたくさんあるのだ。
主人公「大悟=本木雅弘」が、チェロ奏者の夢破れ、母が残してくれた小さなスナックをたよりに故郷の山形に妻と戻ってくる。
ある日、年齢不問・未経験可・短い労働時間且つ高給保証の新聞広告をみつける。
「旅のお手伝い」という仕事内容から旅行会社だろうと思い、面接に行く。
面接に行った<NKエージェント>で一発採用され、あらためて仕事内容を訊くと「納棺(のうかん=NK)という、遺体を棺に納める仕事だった。
この建物が出てくるシーンは覚えている。なぜならわたしは古い建物が好きなのだから。
そういえば、素泊まりだったので朝食をとろうと朝早く街をぶらついたときも、ロケ地をもうひとつ見つけた。
納棺の仕事を始めた「大悟」が、中通り商店街で同級生に出くわし「もっとマシな仕事さ付け!」、世間では噂になっているぞと忠告される。
残念ながらこのシーンは、まったくもって覚えていない。
そうそう、街中で大きな獅子頭を見つけてびっくりしたが、酒田では祭りに大獅子の山車行列が有名だそうである。
結局、朝の街歩きでは喫茶店もコンビニもみつからず成果はまったくゼロで、宿にすごすごと戻らねばならなかった。街にひとがすくなかったり、開いている店がなかったのは曜日のせいだったのかもしれない。それとも夜型の人間が多いのか。昨夜の久村(くむら)の酒場は満員盛況だった。
チェックアウト後に、国道を走り、見つけたコンビニでようやく遅い朝食にありつけたのである。
→「久村の酒場(1)」の記事はこちら
→「久村の酒場(2)」の記事はこちら
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