<西伊豆、小鯵寿司と心太>
西伊豆から帰るときにはいくつかの楽しみがある。
まずは堂ヶ島温泉近くにある日帰りの町営温泉「浮島温泉(ふとうおんせん)しおさいの湯」で汗を流してさっぱりする。
シーズンを外していくのでいつも独り占めである。
塩化物泉。掛け流しに近い湯だけど間違いなく満足出来る。
朝にゆったり温泉に入るのは二日酔いを醒ましてくれるのと食欲亢進の効果もある。
小腹が減ったところで宇久須の三共食堂に移動する。
注文するのは、もちろんこの店が元祖の小鯵寿司である。ひと昔前にはバカ高いカサゴだか伊勢海老の味噌汁を勧められて閉口したものだが、さすがにいまではそれはないようだ。なあに、お茶で充分である。
寿司の上にのった生姜と葱を箸でつまみ、醤油に軽く浸してまた飯の上に戻して、ひと口で食べる。
「旨い!」
と、思わず口に出してしまう。
そうなると箸が止まらず、次から次へとぱくぱく食べる。
大盛の注文もできるのだが、まだこの次に楽しみがあるわたしにはこの量が適当なのだ。
宇久須から北上して恋人岬を過ぎれば、次の目的地である盛田屋はもうすぐ左手に現れる。この店で使っているのは名産地八木沢海岸でとれた最高級の天草の一番絞りの心太だ。
店の前の広い駐車場に車を乗り入れ、まずは楽しみの心太を頼む。三百円也。
こいつが、とにかく旨い。盛田屋オリジナルの天然塩を使った三杯酢が相まって得もいわれない味なのだ。
噛みごたえがたまらない。旨い。とにかく心太が普通の倍以上濃いから蝶結びができるほどであるだ。
神田の老舗「竹むら」の心太も旨いが、五百円を越す。この盛田屋のほうが値段も格安で味も一段上だと思う。
土肥でもうひとつ日帰り温泉に入れば、締めに、土肥峠を越えた中伊豆にあるオリーブのガーリックピラフも食べられる腹具合になるのだが、すっかり満足した今日はパスだ。喫茶店なのに突然禁煙になってしまったから、珈琲だけというのもやめておく。
→「オリーブのガーリック・ピラフ」の記事はこちら
→「土肥温泉(1)」の記事はこちら
→「土肥温泉(2)」の記事はこちら
→「土肥温泉(3)」の記事はこちら
→「雲見温泉」の記事はこちら
→「禰宜の畑温泉①」の記事はこちら
→「禰宜の畑温泉②」の記事はこちら
→「禰宜の畑温泉③」の記事はこちら
西伊豆から帰るときにはいくつかの楽しみがある。
まずは堂ヶ島温泉近くにある日帰りの町営温泉「浮島温泉(ふとうおんせん)しおさいの湯」で汗を流してさっぱりする。
シーズンを外していくのでいつも独り占めである。
塩化物泉。掛け流しに近い湯だけど間違いなく満足出来る。
朝にゆったり温泉に入るのは二日酔いを醒ましてくれるのと食欲亢進の効果もある。
小腹が減ったところで宇久須の三共食堂に移動する。
注文するのは、もちろんこの店が元祖の小鯵寿司である。ひと昔前にはバカ高いカサゴだか伊勢海老の味噌汁を勧められて閉口したものだが、さすがにいまではそれはないようだ。なあに、お茶で充分である。
寿司の上にのった生姜と葱を箸でつまみ、醤油に軽く浸してまた飯の上に戻して、ひと口で食べる。
「旨い!」
と、思わず口に出してしまう。
そうなると箸が止まらず、次から次へとぱくぱく食べる。
大盛の注文もできるのだが、まだこの次に楽しみがあるわたしにはこの量が適当なのだ。
宇久須から北上して恋人岬を過ぎれば、次の目的地である盛田屋はもうすぐ左手に現れる。この店で使っているのは名産地八木沢海岸でとれた最高級の天草の一番絞りの心太だ。
店の前の広い駐車場に車を乗り入れ、まずは楽しみの心太を頼む。三百円也。
こいつが、とにかく旨い。盛田屋オリジナルの天然塩を使った三杯酢が相まって得もいわれない味なのだ。
噛みごたえがたまらない。旨い。とにかく心太が普通の倍以上濃いから蝶結びができるほどであるだ。
神田の老舗「竹むら」の心太も旨いが、五百円を越す。この盛田屋のほうが値段も格安で味も一段上だと思う。
土肥でもうひとつ日帰り温泉に入れば、締めに、土肥峠を越えた中伊豆にあるオリーブのガーリックピラフも食べられる腹具合になるのだが、すっかり満足した今日はパスだ。喫茶店なのに突然禁煙になってしまったから、珈琲だけというのもやめておく。
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