<あつみ温泉、萬国屋(3)>
夕食は食事処、百四十席あるという広い和ダイニング「芙蓉」だ。部屋食と違い、食べきれず残しても言い訳を考えなくていいから気楽である。
会場に入る前に喫煙スペースがある場所をすかさず横目でチェックするのは忘れない。
本日の夕食は他のひとの食べている上等コースの料理はあまり見ないようにするつもりだ。わたしの夕食はたぶん下から二、三番目くらいのコースだと思う。
食前酒は梅酒、前菜は蟹養老寄せ、秋刀魚利休塗し、バイ貝旨煮、石垣紅芋、海月の菊花和えなど、秋の酒肴七種盛りだ。
先ほどまで酒だったので、冷酒を注文する。いつも前菜は半分くらい目だけで味わって残すのだが今回は珍しく食べ切ってしまった。
お造りは旬魚のお刺身四種盛りと妻一式。かなり新鮮で酒が進む。
蒸しものは南瓜饅頭、紅葉麩、隠元、薄べっこう餡、忍び山葵で、酢肴はずわい蟹砧巻。
台の物は山形牛しゃぶしゃぶ。米沢牛ではないが、贅沢はいわず肉は残さず食べた。
椀盛りは土瓶蒸しだ。
(もしかして・・・)
おぉ、松茸が可愛いがちゃんと入っておるぞ。久しぶりの再会だ。松茸があるのと無いのでは土瓶蒸しの味がひと味もふた味も違うと思う。
そろそろ、ここらで一服吸いに立った。
お凌ぎの舞茸おこわも、なかなか旨い。ぱくぱくたべてしまう。
油物は胡麻豆腐玄米揚げとしし唐である。これは普通かな。
焼き物は朴葉焼。飛騨のほどではないが、ご飯が進む。
食事は庄内米、止椀は赤だし、香の物三種だった。つや姫ではないが、庄内米のご飯もかなりに美味しかった。
― 続く ―
→「あつみ温泉、萬国屋(1)」の記事はこちら
→「あつみ温泉、萬国屋(2)」の記事はこちら
→「熱い湯と冷たい蕎麦」の記事はこちら
→「きらきらうえつ」の記事はこちら
夕食は食事処、百四十席あるという広い和ダイニング「芙蓉」だ。部屋食と違い、食べきれず残しても言い訳を考えなくていいから気楽である。
会場に入る前に喫煙スペースがある場所をすかさず横目でチェックするのは忘れない。
本日の夕食は他のひとの食べている上等コースの料理はあまり見ないようにするつもりだ。わたしの夕食はたぶん下から二、三番目くらいのコースだと思う。
食前酒は梅酒、前菜は蟹養老寄せ、秋刀魚利休塗し、バイ貝旨煮、石垣紅芋、海月の菊花和えなど、秋の酒肴七種盛りだ。
先ほどまで酒だったので、冷酒を注文する。いつも前菜は半分くらい目だけで味わって残すのだが今回は珍しく食べ切ってしまった。
お造りは旬魚のお刺身四種盛りと妻一式。かなり新鮮で酒が進む。
蒸しものは南瓜饅頭、紅葉麩、隠元、薄べっこう餡、忍び山葵で、酢肴はずわい蟹砧巻。
台の物は山形牛しゃぶしゃぶ。米沢牛ではないが、贅沢はいわず肉は残さず食べた。
椀盛りは土瓶蒸しだ。
(もしかして・・・)
おぉ、松茸が可愛いがちゃんと入っておるぞ。久しぶりの再会だ。松茸があるのと無いのでは土瓶蒸しの味がひと味もふた味も違うと思う。
そろそろ、ここらで一服吸いに立った。
お凌ぎの舞茸おこわも、なかなか旨い。ぱくぱくたべてしまう。
油物は胡麻豆腐玄米揚げとしし唐である。これは普通かな。
焼き物は朴葉焼。飛騨のほどではないが、ご飯が進む。
食事は庄内米、止椀は赤だし、香の物三種だった。つや姫ではないが、庄内米のご飯もかなりに美味しかった。
― 続く ―
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