おんせんたまごのお気楽日記

東北の山・温泉・お蕎麦を中心に、お気楽主婦の日常をつづったブログです。 私の備忘録でもあります。

富士山は眺める山

2013年07月01日 | 山歩き
先日、世界遺産に登録された富士山が山開き。
どこのテレビもニュースやワイドショーでは富士山を取り上げている。
猫も杓子も富士山という感じで、軽装にサンダル、ショルダーバッグの人もいてビックリ!

私が富士山に登ったのは大昔の20代の頃。
会社の登山部が富士山に行くと聞いて即入部。
登山の経験は高校1年で登った伊吹山だけだった。
今から思えば若気の至りというものだ。

当時の記憶は定かではないが、
名古屋を夜に出て富士宮へ早朝到着。

五合目から登りはじめた。
黒っぽい砂礫の斜面には黄色い花だけが咲いていた。
暑くてしんどくて、来た事を後悔している自分がいた。
下界で見る優美な富士山とは想像さえできない山容だった。

その日は8合5尺の山小屋で宿泊。
男も女もなく雑魚寝、我が登山部の女性は私だけだったので一番奥に寝させてもらった。
何を食べたかも記憶に無い。

深夜の暗い内に山小屋を出て山頂に向かった。
その時がいちばん苦しくて、少し歩いては立ち止まって休み、
一歩あるいて立ち止まるという状態。
ヘッドランプなんて持っていなかったがどうやってたんだろう・・・

どうにか山頂に到着。
神社の鳥居をくぐって「バンザーイ」
ご来光を見て感動したのは確かだ。
その後はお鉢巡りをする気力も体力もなく、山小屋のストーブを前にみんなが帰ってくるのを待った。

しかし、今日のテレビで見た人の多さにはビックリ。
当時はあんなに多くの人が山頂に押し寄せてはいなかったような。

帰りは砂走りという砂の上を一気に走って下りた。
一歩が3メートルにも4メートルにもなり、ズズズと砂礫とともに足が進む。
これが最高に楽しくて、1人で笑いながら走った(飛んだというべきか)
登りと比べたらあっという間の下山。

帰路の電車の窓から見た富士山はそれはそれは優美できれいな姿。
富士山は登る山ではなく眺める山だと思った。













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2 コメント

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Unknown (浜クラ)
2013-07-02 23:56:17
2回登ったのですが、天気が悪くお鉢巡りはなしでした。最高点には届いてないです(笑。

山中湖の花火が眼下に見えて不思議な感じでした。

2度とも落石や転倒で怪我した人を見たので、油断できない山です。

遠くの山から「見えた!」と言ってるのが良いですね。
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Unknown (おんせんたまご)
2013-07-03 21:13:07
浜クラさんは2回も登られたのですね。
山で怪我した人を見るとビビります。

飛行機から、新幹線から、伊豆半島から見る富士山は本当にきれいです!
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