大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

新世界の幕が開く

2020-05-04 | 日記
ウグイスが鳴いた。目の前のマオイ山の奥からホーホケキョ♪ケキョケキョ♪
鳴き声はだんだん近づいてきて今日はすぐそこの木の枝の辺りから聞こえてきた。
家の前でいつの間にか大きくなったコブシが咲き始めた。
去年は初めて2つだけ白い花を咲かせた。今年は数え切れない蕾みを付けた。
庭のあちらこちらに水仙の黄色い花が開く。イラクサ、よもぎ、イタドリ、、、、
、、自然界の営みは淡々粛々嬉嬉快快、(コロナってなにー?)って感じ。。。。。

じぶんのやりたいことが軌道に乗り、日常が充実してきたせいか、たまにしか連絡をよこさなくなっていた岐阜に住む娘だが
昨今の状況下で保育園お休み。5才の息子と家に閉じこもる生活が続き、頻繁にテレビ電話が掛かってくるようになった。
ババに孫の相手をさせてじぶんは一寸息抜き、、、ってところだ。いいよいいよ、それくらい。一家の平和が掛かっている。
娘のストレスをよそに、孫は実にくるくると独り遊びを楽しんでいる。だからといってババが画面に映ればちゃんとじぶんの世界から
降りてきて「ばーちゃん見て見て!」「ばーちゃんタチとクロ何してる?」「ばーちゃん○×△◇。。」今、その時を生きる。
車やレゴブロックも好きだがお気に入りの熊のぬいぐるみにじぶんが使わなくなった紙おむつをはかせてお世話をしている。
愛おしい気持ちで接しているのが伝わって来てババは胸がジンとする。母のストレスにフェイントかけながら巧みに人生切り開く。

あるとき「この間、ケンジ(婿さん)があたしのこと叩こうとして初めて手を上げたんだよ。」と娘(あんたが怒らせたんだろ、)
「サイテイ!って思って隣の部屋に引きこもった」(サイテイってどっちの台詞だ。。)日常の様子を想像し常に全面的に婿の味方。
家事能力極めて低い娘をよくぞうっかり選んでくれました。ヤル気になればやるのだが、その気にさせるにはエサが要る。ふざけるな。
「ホントにいいの?」何度も念押したのに「先物取引です」と余裕で言った婿。大穴狙いか?あれから9ねん。。。残念でした
余裕だった堪忍袋はパンパンに膨らんでいることだろう、気の毒に。ここまで来たら「親の顔がみたい」とはもう言わせない。
一対の夫婦として強く影響し合って築いた9年間。あなたはわたし、わたしはあなた。お互いは映し鏡。
・・・・・・「で、謝った」「あら!偉いんでしょ」 「ううん、謝ったのはケンジ。あんな言い方して悪かったって」「・・・」
娘が隣の部屋に引きこもると、父と母の一部始終を観察していた5歳児がつぶやいた。
「パパ、あの言い方はママには通用しないよ」 その一言で婿はスピード感をもって作戦を変更したのだな。。。ふむ
娘がどれだけ二人に大変な思いをさせているか、、産んだ者として内心自責の念に打たれ、ため息出ること幾度。が・・・・
ふと、(それでいいのだあ!)(だいじょうぶだあ-)降りてきたバカボンパパと志村けんに肩叩かれた。ポン、ポン

そうだ、新しい世界が始まった。誰にも何にも依存せず服従せず、個で安定して自立する。各々が自由に自身を運営していくのだ。

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