大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

「マ」

2019-09-15 | 日記
近所の早く蒔いた畑の大豆はすっかり葉を落とした。刈り取り間近。
国道沿いで一番早い農家の稲刈りが始まった。
大かぶの田も黄金色。 大豆畑はヒエだらけ。
家の前のイタドリの葉が黄色く色づく。じわじわと秋がやってくる。

母親が元気なうちに聞いておきたい事が出て来た。
学校に上がる前だと思うが、母と祖父に連れられて長岡の先の
東三条という駅で降りて、小さな診療所に行った記憶がある。
(親は何が心配だったのか?)と時々思い出す一場面で、ここへきて真相究明願望がわいてきた。
大きな街の長岡の医者ではなく、もっと遠い小さな町の小さな診療所。。。駅名をなぜ覚えているのかも謎だ。
母は日中一人で家にいるが電話を取らないので、妹に実家に行った時聞いてもらえないかと打診した。
「ああ、姉ちゃん、それ、発達障害だったんじゃない?」と妹は即座に反応した。「え?あんたそう思うんだ」
「聞いてみるけど、まあ、だれでもそういう傾向あるって言うけど、顕著だったんだと思う、、」「ふうううん・・・・」 妹から見た姉は発達に障害ありだったんだ。。。心配かけたね。
本人、なんの不自由も感じることなく生きた来た。だいたいソンナもんだろう世の中のことも。

母が覚えているかどうかが問題だが、真相はいかに。なんだろ、なんだろ、なんだったんだろ。。。

車の中でラジオを聞いていたら漫才がはじまった。最後まで少しも笑えず、何でだろう?いつになく考えた。
ああ、マが悪いんだ。ふたりがかみ合っていない。ふたりの心がはなればなれだ。。。。
自分の日常を思い出す。ふと、どうでもいいようなことを夫に「○×○△♪」と軽く投げても、返事が
「聞こえなかった。なんだってえ?!」と返されれば一瞬でテンポは狂って「あ、何でもない」となる。
反対に、真剣に話しているのに的外れなこと言われて茶化されたりすれば「あ、失礼しました」となる。
一瞬だ。一瞬のお互いの波長がかみ合わないと「マ」が抜ける。間に合わず。。残念無念。。
どんなに面白いネタでも二人の波が共振しなければ他をその波に誘う事は出来ないんだな、と思った。
「やっぱり、マだね」と運転中の夫に投げたら「そうだ、マだ」と言った後に
(そうじゃなくてさ。。。)と思うような事言い、
マったくマたか、マいったまいった、マいいか。。。と腹に収めた。
日常生活、相手があればさまざまな波が立つ。相手の性格うんぬんもあるが、すべて「マ」と思えば合点。


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