大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

たなからぼたもち系人生

2015-09-30 | 食生活
土曜日、稲刈りの3分の1が終了。
「そういえば、稲刈自分でやるのは初めてだな」と夫が言った。
「え!?そうだっけ?」
最初は山崎さんが地区のコンバインで大方刈ってくれて、自分たちはせっせと手刈りを楽しんだ。
次の年も同様、次の次の年はいよいよ山崎さんが正式に引退宣言をしたため、この地区の
共有のコンバインは借りる権利がなくて(たぶん)、個人的に前田さんに頼んで刈ってもらった。
引退した山崎さんの他の土地をこれから誰が借りていくか、という時、夫が手を挙げた。
なので、面積が最初の3倍となり、これではとても手刈りは無理だ。
収穫時はほかの農家も大忙しだから、頼むのはほんとうに気が引ける。
稲の刈時も重要だから、どうしても自分専用の稲刈り機が必要ということか?
今後どんどん体力は下り、頭はボケ、機械も無しでイッタイゼンタイどうするつもりだ。。。まったく、いつもこうだ。。。。
どんなことになろうが知りませんよ。。。と他人事に構えていたら、今年の春 大きなコンバインがやってきた。
知り合いの農家の父さんが 「新しい稲刈り機買ったから、古いのあげるよ」 という夢のような話。
そして、その 古いと言ったって自分たちから見たらピカピカに輝く大きなコンバインに乗って夫が初めての稲刈り。
ほんとにまったく、夫の晩年の運勢は「棚からぼたもち系」と記されているのだが、
ご先祖様たちが積み重ねてきた徳を、ここで全部使ってしまうのか。。それとも彼らの遺志でもあるのか。。。。
どちらにしても、カミサマノイウトオリ。。。。生きてる限り全力で動け、と言われている気がする。


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