鳥インフルエンザの状況は更に悪化しています。
「農林水産省は(1月)3日、千葉県と福岡県で高病原性鳥インフルエンザの感染が新たに確認され、今シーズンの国内発生事例数が23県の計54例となり、過去最多を更新したと発表」されています。「これまでの最多は2020年11月頃〜21年3月の計52例」だったそうです。
「福岡県は3日、エミューを飼育する古賀市の農場で鳥インフルエンザの疑いがある事例が発生し、陽性を確認したと発表。県は農場のエミュー約430羽を殺処分。農場から半径10キロ以内で飼育されている鳥などの搬出を制限した」とのことです。「エミューは食肉用などに飼育されており、県は野鳥を介して感染した可能性が高いと見ている」そうです。
「高病原性鳥インフルエンザが今シーズン最も多く確認されているのが『養鶏王国』の鹿児島県」で、「既に12養鶏場で発生し、一段の感染拡大に警戒を強める」とのことです。「ウイルスの侵入原因とされる越冬ツルの大量死が異例の事態を象徴している」と注目されています。「多くの渡り鳥 が飛来する出水市では22年12月下旬時点で、死んだり衰弱したりして回収されたツルが1300羽を超」え、「過去最多だった20年度の10倍以上で、これまでに156羽から鳥インフルエンザウィルスが検出されている」そうです。「鹿児島大の小沢真准教授(ウィルス学)は」野生のツルからツルへの感染、そして~養鶏場へのウィルスの侵入などの動きに注意喚起されるとともに、「『死骸を食べた他の野生生物が新たな感染を引きおこす可能性があり、死骸の回収が重要だ』と訴えられています。〜鳥インフルエンザ以上に怖いウィルスの発生がある?出水の越冬ツルは大事な観光資源だったのに、どうなる?なんてどころじゃない!のでしょうか?
(下:2023年1月4日㊧西日本新聞-古川大二「鳥インフル過去最多に 今季54例目 福岡のエミュー農場で確認」㊨毎日新聞「鳥インフル最多54例 拡大源 鹿児島でツル大量死」より)