大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「哲さんの精神 脈打つ現地」

2023年01月21日 05時11分34秒 | 日記

 「アフガニスタンで人道支援を続ける福岡市の非政府組織(NGO)【ペシャワール会】は12日、村上優会長(73)らが昨年末に現地を訪れたと明らかに」されたそうです。「現地NGO【PMS(平和医療団)】が活動する東部ナンガハル州などを視察した村上さんと、PMS支援室長の藤田千代子さんが取材に」応えられています。「現地代表を務めた中村哲医師(享年73)が2019年12月に凶弾に倒れて以降、同会関係者が活動地域を訪問するのは初めて」のことで、心配されていた現状の一端が分かります。
 「中村さんが初めて手がけた用水路の潤す面積が、これまで確認した広さの1・4倍に拡大していた」「当時は何もなかった用水路の周りに家が建てられ、バザール(市場)は人があふれていた」「住民が自ら耕した農地が広がっていた」「改めて調べると、2万3800ヘクタールに拡大していた」「中村さんの他界後に着工し、昨年9月に完成した堰(せき)の恩恵を受ける地域では、子どもたちが日の丸を振り、長老たちが出迎えるなど熱烈な歓迎を受けた」とのことです。
 「『中村先生はもういないけど···』藤田さんは村上さんのあいさつを現地の言葉に訳す際、思いがあふれ言葉に詰まった。長老の一人は両手を自分の胸に。『私たちのこころの中にいる』を意味するジェスチャーだ。藤田さんは『心遣いがうれしかった』と目を赤くし」話されています。〜本当に中村哲医師の思いが伝わり心一つになってる感動です。
「中村さんが襲撃された現場近くには、ほほ笑む中村さんの写真と、名前を記した碑が設置されていた。学校、教室で使うチョーク···。至る所に『ナカムラ』が冠されていた」そうです。〜中村哲医師が慕われ尊敬されていることが分かります。
 「昨秋、新たに着工した用水路建設現場では、難工事が予想されている」そうです。「現地スタッフの一人は『ここは誰も支援してこななかった。中村先生は《誰もしないから我々がすると》と言った』と強い意欲を見」せられたそうです。「『中村先生も難しいことにチャレンジしてきた』と村上さんは励ま」されたそうです。〜気候温暖化の影響もますます厳しでしょう。水害災害のニュースもありました。社会的混乱や課題も沢山のようです。現地の人達が中村医師の遺志を大事に用水路建設を進めてほしいです。
(下:2023年1月13日 西日本新聞-山口新太郎「哲さんの精神 脈打つ現地 ペシャワール会 没後初のアフガン入り 広がる農地従来の1・4倍に」より)