大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

はがき随筆《ふくおかナンバーワン》決定

2023年03月24日 05時22分34秒 | 日記

毎日新聞の「〈はがき随筆〉第228回(2月度)県内月間最優秀作品《ふくおかナンバーワン》が2月15日の筑後面に掲載された柳川市、宮地清子さん(59)の『留守番電話の中に』に決まったそうです。
 「宮地さんは約5年前に亡くなった母が留守番電話に残していたメッセージを大切に保管し、ときどき再生しています。筑後弁で話す声を聞くと懐かしい姿が浮かびます」とあります。〜そうですね。こうした経験のある人多いと思います。再掲された随筆文からはお母さんの声はいつもと変わらない「ちっごべん」で元気が湧いて来るような響きだったはず。「取りげこんね」「出てこんね。」「返事くれんね。」の言葉には会いたい気持ちが溢れて来ますね~。会いたいですね。
 以下にはがき随筆の全文です。
『留守番電話の中に』
 「『あ、もしもし、私。枝豆ば湯がいたけん暇なら取りげ来んね。今度んとは、ばさろうまかよ。太して真ん丸しとる。ハイ終わり』。『用のあったー。話のあったー。出て来んね、明日。ぬっか(暖かい)なら。そしたら何でん炊いとくたい。ハイ終わり。返事くれんね』。留守電に向かって普段通りに話しかけている。聞く度にその頃の出来事が数珠つなぎになって思い出され、表情が浮かんでくる。母にも寂しい時があっただろう。里芋の煮っころがし、根菜入りのイワシミンチのフライ、混ぜご飯······。食べたい物がたくさんある。一緒に作りたかったな。」柳川市大和町 宮地清子(59)

(下:2023年3月16日 毎日新聞-足立旬子「はがき随《ふくおかナンバーワン》2月度 宮地清子さん(柳川市) 母への思慕しみじみと」より)