「小竹町の兵士・庶民の戦争資料館で【かかる兵士ありきー陸軍兵長竹野国広の戦争ー】展が開かれている」そうです。「南方戦線に従軍した兵士が部隊や戦地の様子について、水彩画に文章を添えて描いた絵日記全約90ページのコピーが展示されている」そうです。
「絵日記を描いたのは、長崎県佐世保市出身の竹野国広さんで、2017年に96歳でなくなった。1942年3月に第5航空教育隊(福岡県)に入隊し、同年7月以降、ビルマ(現ミヤンマー)やタイなどで従軍し」、「主に現地の飛行場で工事や炊事などの後方支援に従事したてとみられる」方だそうです。
「昨年12月、友人と一緒に同館を訪れた竹野さんの遺族の女性(横浜市)が、武富慈海館長(74)に『父親も戦争の絵日記を描いた』と話し、武富館長が貸与を依頼したことが、今回の展示につながった」とのことです。〜貴重な絵日記が展示できる場所を得て良かったですね。
「武富館長は『体験者ならではのリアリティーで見る者の心に刺さる。2度と戦争をしてはいけないことを渾身(こんしん)の力を込めて訴えており、貴重な資料だ』と話されています。
展示は30日まで。
(下:2023年4月5日 朝日新聞-神谷裕司「南方戦線の記憶 従軍絵日記 上官の暴力 死と直面した現地 リアルに」より)