大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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10/20 ムギマキ、コマドリなど。 「日本のカモ識別図鑑」 著者からのメッセージ。

2015年10月20日 | Weblog
 今朝も東外堀にカモたちが集まっている。特に北側の青屋門に近い方。

 最初全体を軽く見てそれからとなるが、今日はすぐにオオバンを2羽見つける。その後西外堀でも確認しているので今日のオオバンは計3羽。
 こうして少しずつ増えていく。昨年も一昨年も、毎朝カウントして何羽になった。と日々増えるのに驚いていた。
 今年も同じようになるんだろう。

 バンは東外堀と西外堀で2羽。いつまでいてくれるか。

 カモの群れの大部分はヒドリガモ。柵に肘を着けて双眼鏡がぶれないようにして観察。 これは何? ひょっとして大阪城公園初記録アメリカヒドリ。そんな事を頭の中で巡らせながら。

 カモの群れを見ているのは楽しい。ただし、知識の不足で分からない事が多い。 その上スコープでなく双眼鏡なので、一段と分からない。難しい。

 バードウォッチングは知的好奇心を満足させる行為。そんなところに惚れたのかも知れない。

 先日から紹介しているカモの図鑑 「決定版 日本のカモ識別図鑑」 著者である 氏原巨雄先生から、このブログに、図鑑のお勧めポイントなどメッセージをいただいたので、紹介します。(下記に掲載)
 11月に刊行予定で、今や最終段階の様子。待ち遠しい図鑑。

 この時期の人気者ムギマキ。麦まきをする時期に現れるのでムギマキ。本当にこの時期に麦まきするのか知らない。
 天守閣東配水池に♂成鳥1羽。20人以上が待っているが、なかなか見られない。いつ出てくるか?スターの出待ちみたいな様子。

 飛騨の森ではコマドリ♂。「春のコマドリ 秋ノゴマ」 秋のコマドリは貴重。
 キビタキはかなり減少。今日は♀型5羽のみ。市民の森、豊国神社東、梅林南側上桜広場、元ヘリポートなど。
 コサメビタキは、修道館裏、一番やぐら、天守閣東配水池などで計4羽。

・ヒドリガモ、東外堀、北外堀で218羽。
・ヨシガモ、東外堀、南外堀で11羽。南外堀の7羽のうち1羽ははっきりと♂と分かる羽衣。
・カルガモ、東外堀、人工川、内堀で6羽。
・コガモ、東外堀、南外堀、人工川で15羽。
・ハシビロガモ、東外堀、北外堀で8羽。
・ホシハジロ、東外堀、北外堀で2羽。
・キンクロハジロ、南外堀、北外堀で10羽。

※追加情報 ノゴマ♂1羽、豊国神社裏。

●今日の素晴らしい鳥たち。
 ハクセキレイ、ヒドリガモ、ヨシガモ、カルガモ、コガモ、オオバン、ハシビロガモ、ホシハジロ、バン、モズ、アオサギ、キビタキ、キンクロハジロ、カワウ、シジュウカラ、コサメビタキ、メジロ、ジョウビタキ、ムギマキ、コマドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ノゴマ。

★★★ 氏原巨雄先生から 「決定版 日本のカモ識別図鑑」 についいてのメッセージ。

 水面に浮かぶカモの大きな群れ。この群れは♂成鳥、♀成鳥、♂幼鳥、♀幼鳥、それぞれの換羽中の個体、雑種、♀の雄化個体などが混然一体となって形成されています。
 
 しかし手持ちの図鑑には♂♀の成鳥しか載っていない。エクリプスや幼鳥が少数載っていることもあるが、識別点はあいまいで不正確。これではカモを正しく知ることは不可能でしょう。
 この困った状況を改善、というか、一気に解消するために出版されるのが今回の『決定版 日本のカモ識別図鑑』です。

 例えば水面採餌ガモでは各種イラスト12点、写真15点前後で各羽衣を徹底的に解説しています。雑種や♀の雄化個体も同様です。

 この一冊でカモ観察のあらゆる場面に対応できるはずです。初心者から観察会の指導者、ベテランバーダーまで、あらゆるレベルの方に役に立つ図鑑に仕上がったと思います。
コメント (9)
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