大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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10/26 カモが順調に増加。近年の優占種ヒドリガモもかつては・・・。

2015年10月26日 | Weblog
 ここ数年は残暑が長く続いて、いきなり冬に。秋を感じる期間がほとんどなかった記憶。
 しかし今年は、秋らしいい秋が続く。 今朝もすっきり抜けるような青空。
 
 カモが日増しに増えてきた。堀にカモたちが休んでいる風景が好きな私は、これからの季節が楽しみ。

・ヒドリガモ。東外堀、南外堀、西外堀、北外堀で計295羽。
・カルガモ。東外堀、西外堀、本丸日本庭園池、内堀、北外堀で計21羽。
・キンクロハジロ。東外堀、南外堀、内堀で計29羽。
・ハシビロガモ。東外堀、南外堀、北外堀で計29羽。
・コガモ。東外堀、南外堀、人工川で計11羽。
・ヨシガモ。東外堀、南外堀で計2羽。
・マガモ。東外堀1羽。
・ホシハジロ。東外堀、北外堀で5羽。

 今朝はカモの観察を終えて、堀の眺めは変わったなぁー。ベンチで休みながら巡る思い。最近はヒドリガモが多い。それにいつもは多い北外堀が非常に少なく、東外堀にほとんど集まっている。
 北外堀は広く繁茂しているアゾラが影響していると思われる。

 長いスパンでみると冬期間のカモは同じではない。種の増減、観察数の1位から5位までを見るとよく分かる。例えば5年ごとの順番を見ると。

○1994―1995年の冬 
1位=ホシハジロ。2位=キンクロハジロ。3位=コガモ。 4位=マガモ。5位=ヒドリガモ。

○1999年―2000年の冬
1位=ホシハジロ。2位=キンクロハジロ。3位=コガモ。 4位=ハシビロガモ。5位=ヒドリガモ。

○2004年―2005年の冬
1位=キンクロハジロ。2位=ホシハジロ。3位=ハシビロガモ。 4位=コガモ。5位=ヒドリガモ。

○2009年―2010年の冬
1位=ヒドリガモ。2位=キンクロハジロ。3位=ハシビロガモ。 4位=ホシハジロ。5位=オカヨシガモ。

○2014年―2015年の冬
1位=ヒドリガモ。2位=ホシハジロ。3位=キンクロハジロ。 4位=オカヨシガモ。5位=ハシビロガモ。

 焼酎を片手に、これらの数値を眺めるのが好き。
 圧倒的多数で1位をほしいままにしていたホシハジロ。どんどん落ちて4位まで。しかし近年は2位まで復活。

 一方今は1位を誇るヒドリガモ。かつては5位。目立たない、少ないカモだった。それが一気に1位に上り詰める。今も一番多いカモ。

 中位から下をうろうろしているのがハシビロガモ。一気に1位にはならないが、5位から消えることもない。中低位で安定とでも言おうか。

 興味があるのがオカヨシガモ。大阪城公園では新参者。直近では4位にまで。そのせいかマガモやコガモは消えてしまった。

 この後の興味は、次に来るカモ何?
 私の予想では、アメリカヒドリ。あるいはホオジロガモ。ではないかと。

 夏鳥たちは少なくなった。
 ノゴマは♂1羽が、飛騨の森。
 コマドリ♀1羽が、飛騨の森。
 クロツグミ♀1羽が、天守閣東配水池。

 ジョウビタキが増えて、元射撃場、本丸、天守閣東配水池、修道館裏、元ヘリポート、本丸日本庭園池で計7羽。
 気になるオオバンは、東外堀2、西外堀2で計4羽。

※追加情報=ミヤマホオジロ♂1・♀2、みどりのリズム。

●今日の素敵な野鳥たち。
 シジュウカラ、メジロ、ヒドリガモ、カルガモ、ハクセキレイ、オオタカ、キンクロハジロ、ハシビロガモ、バン、コガモ、ヨシガモ、マガモ、ホシハジロ、カイツブリ、モズ、コサギ、ジョウビタキ、オオバン、ヤマガラ、クロツグミ、ノゴマ、コマドリ、アトリ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ミヤマホオジロ。

★ウタツグミについて。
 前回のブログにコメントいただきました。同意見であれ反対であれ多くのご意見をいただければ幸甚に思います。
 ちなみに1995年に大阪城公園で出たウタツグミ(?)の写真は、「珍鳥・ウタツグミ 大阪城公園鳥だより」 で検索していただくと見ることができます。
コメント (2)
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